ここ3ヶ月くらいハマっていたPC作成がやっと終了しましたorz
今まで二桁台のPCを自作してきた僕にとって、本当に呪われた自作となりました。詳細をお話しします。。
■きっかけは彼女のひとこと
「
FreeBSDマシンが欲しい」仕事で
FreeBSDを使っている彼女が言った一言からこの自作は始まりました。まあ彼女としたら自作か否かはどうでもよかったのですが、僕が自作も勉強になるからといって今回の自作が始まりました。
■組み立ては順調に
最初は、パーツの説明をしながら組み立てて行きました。特に問題もなくさくさくっと組み上がり、「順調順調」とOSをインストールしはじめました。
■最初の問題:全OSにおいてインストール失敗
意気揚々とFreeBSDのインストールを実行しましたが、ここで最初のつまづきです。インストールに失敗しました。しょうがないので以前導入実績のあった
linux(
FedoraCore3)をインストールしましたが、ファイルのコピー途中で謎のエラーが発生して失敗。一番安全パイだと考えていたWindowsXPのインストールも失敗(ファイルのコピー中にコピーできないファイルあり)。ちなみ彼女はとっくに飽きまくって、これ以降一切このPC作成にタッチしてきませんでした。
■ファイルコピーエラーの原因を特定できず
ファイルのコピーでエラーが発生するのだから、メディアか、コピー元ドライブかコピー先ドライブが原因だろうと考えて、以下の調査を実行しました。
1)CD-RのOSメディアをやめて、正規CDで試してもNG
2)CD-ROMドライブをもう一台購入し置き換えてもNG
3)HDDドライブをもう一台購入し置き換えてもNG
この時点で、PC2台分のドライブを購入しており、かなりヘコみました。
■マザーを疑う
ファイルのコピーに失敗し、かつメディアにもコピー元・先ドライブにも問題がないとしたら、後はそれを相互接続する
マザーボードに原因があるとしか思えない。よって僕は4000円で購入した
マザーボード(聞いたこともないメーカー製)の買い換えを断行。GIGA-BYTE社のマザーボードを購入しました。しかしここに罠が待ちかまえてました。
■マザー交換も、状況は変わらず
なんと、買い換えたマザーボードでも症状は変わりませんでした。
こんな不可解な事は今までになかったので、ほとほと困り果て、しばらく放置してしまいました。そもそもほとんど全ての部品を入れ替えているにもかかわらず動作しないというのは考えられないことでした。
■光明
ドライブ類は全て買い換えているし、そこまで強烈な相性問題なども特定の機種を除いて聞いたことがない。しかもメーカーは買い換えの時にわざと変更してあるし・・、ん、まてよ・?
ここでひとつの疑念が頭をもたげてきました。
この2つのマザーボード、チップセットはどこのだっけか?
■VIA(だめマザーの共通点)
別にVIA社を否定するわけではありません。僕だってVIAのチップセットを使って今まで何台も作ってきたので。でも事ここに至っては、もうこれしか考えられません。
マザーボードを3個目の購入となりますし、これで駄目だったらという不安も正直捨てきれなかったですが、ここまで来たら意地です。地獄の底まで行っても作り上げたいと思うようになっていました。
■意地になる理由
意地でも作り上げようと思ったのには理由がありました。まあここまで苦労すると逆に燃える(萌える?)というのもありますが、もう一つ重大な理由がありました。
1)元はといえばFreeBSDマシンが欲しいと言い出したのは彼女
2)ここまでのオペレーションで僕は間違った組み立て方法や対処をしてない
3)そのわりにほとんど手伝ってない(興味も失っている様子)
にもかかわらず、僕への心ないブーイングがあったからです。
「PC一つまともにつくれないの~?」という、「子供に言ってはいけない一言」系の本の1ページ目に載ってそうな言葉を浴びせられた僕は、例え100万円かかってもこいつは作り上げたる!!と悲壮な覚悟を固めました。
■やはり原因はVIA!
Intel製のチップセットを搭載したAsus社製マザーボードという、この上なくメジャーで相性問題など発生しそうにないやつを購入して組み立て、インストールを実行したところ、まーーーーったく問題なく正常にインストール完了しました。
僕の中に「
高くても、必ず使え Intel製」という標語ができたのがこの瞬間でした。
■さらなる悪夢
これで終わらないのが僕のアフォなところです。
僕はマザーボードをケースに固定せずに、先に動作確認やインストールをしてからケースに格納するのですが、この時今回最悪の悪夢(ミス?)が僕を襲いました。
マザーボードの電源を切った状態でグラフィックカードをマザーボードから抜くと、「ボフッ」という音と共に煙が・・・。どこからともなく少量の煙が立ちこめました。
「え、なんで!?」今でも原因はわかりませんが、その後PCが起動しなくなったことは想像通りでした。
■交換その1
次の日、何事も無かったかのようにパーツショップの返品交換コーナーに並んでいる僕がいました(笑)。
「とにかく動かない。どれが悪いかわからない」といって調べてもらったところ、マザーはおしゃか。メモリもチェックソフトで画面上が真っ赤になるくらい警告が発せられる程のダメージ。CPUやグラフィックカードは大丈夫そうでした。
交換に成功、若干の罪悪感とともにそそくさと帰宅しました。
■交換その2(単なる凡ミス)
帰宅した僕を待ちかまえていたのは、マザーボードがケースに入りきらないという屈辱でした(笑)。
ケースは
microATXなのに、マザーサイズが
ATXのサイズだったのです。今でこそ(笑)とか言ってますが、ここまで苦難をなんとか乗り越えてきた僕のショックは、「全てのパーツを川に流したろか!」と一瞬本気で思うほどでした。
その次の日も僕は交換カウンターにいました(笑)。
正直に間違えたと言い相談。無理をきいてくださった店員さんに感謝です。
■苦労を重ねて達成する快感
たくさんの苦労とお金をかけて、やっと僕のPCは完成しました。
えっ彼女のじゃないのって?
いやっ!絶対にこいつは僕のPCですっ!!お腹を痛めて産んだ子です(笑)!!
なんていうか、苦労に苦労を重ねてひとつの事を達成する瞬間って他では代え難い気持ちになることができますね。こういう経験、子供にはたくさんさせてあげたいなと思えた僕でした。
注:彼女は隣でネット見ながら「良かったね」の一言、こんくそ~!