今日は…皮投岳が源流の通称、冷水沢(黒沢川の上流)へ行って来ました。
朝兼昼食を済ませても陽射しが続いていたので、居ても立ってもいられず…念願のライフル銃を持って出掛けました。
今年の夏、十和田大湯地区の「大楽前」で日本鹿が道路を横断途中、車にひかれました。 日本鹿や猿が、八幡平や十和田で目撃され鹿角に入って来ているとの情報は数年前から飛び交っておりましたが…確実に発見されたのは、今年初めての出来事です。
《大楽前発電所…国道103号沿いで唯一、全山紅葉が見られる山でしたが、いつの間にかこんなに汚い杉が 》
しかも、「大楽前」は【十和田自然農園】のすぐ近く(1km地内)なのです。
今年の猟期前に行われた『第一回狩猟事故防止協議会』において、行政側から要望があり…猟野で鹿や猪を発見した時は獲って欲しい との申し出がありました。
今猟期も「月の輪熊」は猟の自粛を言い渡されましたが…私が「鹿を駆除するため、猟野へライフル銃を担いで行って良いか」尋ねたところ、行政側からは『了解』との回答が得られたので、ライフル銃を持ち正々堂々、山野へ出掛けることを宣言しました。 約7、8年ぶりにライフル銃で猟ができることになりました。
花輪スキー場 皮投岳 八百長根
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《 自宅玄関前より、皮投岳を望むと…もう山が呼んでいます 》
今日は午後からの出猟なので…皮投岳の麓まで、冷水沢の林道を道の続く限り上ってみることにしました。 思えば…皮投岳の麓まで「根曲り竹」のタケノコを採りに行ったのは、小学4年生の時でしたから、56年ぶりの訪問になります。
甘蕗の開墾地は…小学生の頃、この辺一帯は右も左も広大な開墾畑でした。 …
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林道脇は「アケビ」や「山ぶどう」の薮が連なり、秋には学校帰り毎日のように通いました。
昔々の思い出では、冷水の「大山神社」から急な山道や絶壁のような崖っぷちを2時間ぐらい歩き続けて、ようやく皮投岳の「根曲り竹群」に辿り着いた記憶があります。 万山林の古い家から「大山神社」までは、ちょうど1里(4km)歩き続け…さらにそこから2時間の山道行脚は苦しくて、二度と来たくないと子供心に思いました。
大山神社裏の斜面は一面の藪でアケビや山ブドウの宝庫でしたが、今は周りに杉植林されてました。 斜面の上は岩だらけの崖になっていて登ったことはないが、嶺の位置から推測すると、花輪スキー場回転コースのスタート地点辺りではないかと思います。 神社から上の林道は、急坂なカーブだらけの山道に変わります。
56年後の今日は、馬場の自宅から「エブリィ」に乗り、神社より約500m先の「甘蕗林道終点」まで 4.8km… あっと言う間に着きました。
そこからは山道を歩いて、約300m上ると…熊さんの足跡がありました。 まだ冬眠せず、沢の上流から山道を下って来て、何かの気配を感じて沢へ降りたようです。
《 沢へ下りた足跡 》 《 皮投岳から下って来た足跡↓ 》
《 沢から右の斜面(八百長根)へ上っている 》
山道の左側は『東山鳥獣保護区』で撃てませんが、熊さんは右側の沢へ降りて行ったので、おそらく「八百長根」の断崖を横切っているのでしょう。
今年は「ブナの実」が豊作でしたから、里山をうろついている熊さんを見かけませんでしたが…やはり、大好物の「ブナの実」やドングリ等の食糧があれば、この辺りから里へ下りて来ないようです。
《12月なのに未だ山ぶどう が》 《ナナカマドらしき赤い実》
やはりこの辺には、藪や「山ぶどう」や「ナナカマドの実?」のような食べ物が残っているため、住み処にしているのだと思います。 沢胡桃?なのか小型のクルミの殻もいっぱい落ちているし、山栗もあります。 勿論…「八百長根」のこの辺には、杉は1本も無し、山は全面ブナ&ナラの原生林だから「お利口な熊さん」で暮らしているんですね! 昔は、里山も奥山も全てこのような《原生林》だったから、大雨&長雨でも氾濫や土砂崩れもなく、野生鳥獣もたくさん生息していたことを私は証言できます。 「月竹沢」には砂防堰堤が大小二つありますが、50年前にはすでに土砂で埋め尽くされていても、その後の気象変動も凌ぎ、現在まで「洪水・土砂災害」を防いできたのは…皮投岳と八百長根の原生林達の功績 であると断言します。
花輪スキー場の山は真っ黒な【杉砂漠】にされたけど…「八百長根」側には昔の自然な山 が残っていたので、とても嬉しい! 来て本当に良かったです。
こんな山奥で平和に暮らしている可愛い熊さんに、銃弾を浴びせるのは残酷すぎます。 『熊さんや!間違っても襲って来るなよ!ライフルだぞ!痛いじゃ済まないからね!』…などと独り言を呟きながら、足跡の写真を撮って来ました。
熊の居るところにはカモシカの足跡が無いのは、きっと、熊に襲われるから近づかないんでしょうね!
《 この辺で断念し → 退却 》 《甘蕗林道終点までは【死の山】にされてしまった》
熊さんの下って来た足跡を辿って、暫く上って行きましたが…雪の量が多くなり、下が笹に変わり歩き難くなったし、勿論、鹿 は居ないので戻ることにしました。
皮投岳麓の熊さんへ … お願いですから、どうか里山の「甘蕗」まで下りて来ないで、いつまでもそこに居て下さいね!
明日は十和田へ行き、農園の裏山を探索してみようと思います。
それではまた・・・