(解説文)
…満月の、満天に 星の輝く夜、その沈黙した 鏡のような受容性が、霧の立ちこめた下の湖に映っています。
深い瞑想に入っている 空の顔は、深み、平和、そして 理解をもたらす 夜の女神です。
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今は まさに貴重な時です。
内側で 休むこと、自分の 内なる沈黙の深みを 宇宙の沈黙と出会うポイントまで 垂直に下ろしていくことは、あなたにとって簡単なことでしょう。
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することは なにもなく、行くところもなく、あなたの 内なる沈黙の質は あなたがする すべてのことに浸透しています。
それが、ある人たちを 落ち着かなくさせることも きっとあるでしょう。
その人たちは 世間のあらゆる雑音や活動に 慣れてしまっているからです。
気にすることはありません。
あなたの沈黙と 響き合うことのできる人たちを探すか、あるいは、独りあることを 楽しめばいいのです。
今こそ あなた自身に帰る時です。
こうした瞬間に あなたのところに やって来る理解と洞察は、後になって、あなたの生が もっと外に向かっている時期に、形として 現れて来ます。
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(講話より…)
…全体なるものの エネルギーが、あなたを乗っ取っている。
あなたは 乗っ取られているのだ。
もはや あなたはなく、全体がある。
この瞬間、沈黙が あなたに浸透していくにつれて、あなたは その沈黙の意義を 理解できるようになる。
というのも、
それは ゴータマ・ブッダが 体験したのと同じ沈黙だからだ。
それは 同じ沈黙だ。
荘子や ボーディダルマや 南泉がーーーーーー。
その沈黙の 味は同じだ。
時代は変わる、世界は 変化しつづける。
だが、沈黙の体験、その喜びは 変わらず同じままだ。
それこそが 頼りになる 唯一のもの、けっして死ぬことのない 唯一のものだ。
それこそが、あなたの実存そのものと 言っていい 唯一の ものだ。
Osho,