今日は父親の退院前カンファでした
前立腺肥大による尿閉による入院後
白血球が下がらないというので
「抗生剤が当たってないな・・」といっておいた
その後尿と血液培養からMRSA(多剤耐性菌)が出たというので、主治医から
「バンコマイシンを行きます」と電話があった
ん・・?腎機(能)悪いのにバンコ?(副作用:腎機能障害)と思ったが、
糖尿内科のドクターなので感染コントロール弱いのかなと思って、フーン・・と聞いておいた
結果は一応オッケーみたいだったが(結果オーライ)
それにしても、この所見で血液培養からMRSA?と思った
熱はほとんどなかったようだし・・コンタミかな?(contamination,iatrogenic)
まあ、親父は同じ病院で胃がん、肺がん、硬膜下血腫と手術を受けている
別にMRSAを飼っていても不思議ではない
いまは市中小児のとびひの3割でMRSAが出る
明らかにウィルス性でも抗生剤をほしがる患者さんに「抗生剤の使いすぎはいけませんよ」というのだが、なかなかいうことを聞かない患者も多い
感染はコントロールできても、「食事を全然食べない」とのことで
先生が「鼻注(鼻から栄養チューブを入れて、無理やり栄養剤を胃に入れる)しようとしましたが、2日で3回も自己抜去しちゃったので、あきらめました><」と
(認知症に鼻注は無理・・・)
「そけい(股の付け根)からCV(central venous catheter)を入れようと思います」と
ええ?そけいに入れちゃうと在宅とか施設は無理になっちゃいますよ。胸は無理でも前腕とかのポートにできませんか?と当方
高度の前立腺肥大にバルーン入ってると訪問看護や施設がむずかしくなるので、せめて前立腺肥大処理できませんか?
(療養型をたらい回しされると、状態はますます悪くなる)
「この状態ではむずかしいと泌尿器科はいっています」
(あとで聞くと、その施設にはレーザー蒸散(PVP)とかはなく、かなり出血する術式しか取れないらしい)
弟に「このままではどんどん弱るので、家に連れて帰ってみるか? ^^」というと、主治医にさんざん「帰るのは無理です!」と脅されたらしく、母親ともども不安そうな顔をするので
だいじょうぶ ^^ これくらい、オレが普段みているケースに比べればライトケースだよ
といって、このまま療養型→施設と移行して、どんどん弱って立てなくなって寝たきりにして死なせるより実家で自然に看ることを選択
「バルーン管理に強い訪問看護ステーションを紹介してください」といっておいたが、
幸い家の近くに泌尿器科で積極的に往診されてる先生がおり、その方にバルーン管理は任せることに
今日のカンファでは主治医が「大変過酷な状況になるかもしれません。そういうときは決して無理なさらないでくださいね!」とさらに母親を脅す
どうも病院の医者は病院の中だけしか知らず、家でどれだけできるか知らないようだ
「だいじょぶだよ ^^ バルーン入れてればオムツも(尿で)グチャグチャにならない
できるだけおかんの負担取るためにヘルパーさんをたくさん入れよう」
そうなる前に親父が弱ったとのことで、先に介護認定を受けるよういっていたが、ヘルパーを入れるには
同居の配偶者も介護認定を受けていなければならないそうだ(なんじゃ、それ・・)
わたしは患者でも親でも、クーでも自由にさせる方だが、母親は40代でクモ膜下出血を起こしてから少しボケているものの、社会性は保っていたのでそのままにしておいた
しかし、父親のためにヘルパーを入れるためには母親も介護認定を受けなければならないのだという
認定を受けて、ケアマネージャーが「お母さんにもヘルパー入れましょうか? ^^」といった
介護認定が降りると、枠いっぱいに介護サービスを入れてくる
これでは消費税アップがたくさん必要になるわけだ
動けなくなった父親を看るのには必要
別に母には求めていないが、「配偶者が介護認定を受けていないと介護サービスを受けることは無理」
そして、母親が介護認定を受けると、介護サービスを入れようとしてくる
わたしの家は子育てや親の介護も視野に入れ、すべて準備していた
横に腐ったゴミどもが来たおかげで親父を季節の移ろいが感じられる庭をみせながら最期を過ごさせることができない
ほんとうにうっとうしい話だ
福一流出放射能でどのように発がんしていくか
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