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今日は久しぶりに自由が丘を歩く機会に恵まれて
あーー 懐かしい!!ああ 私の青春時代?
なのかどうかはわからないけど 確実に
私を形作った街なのだ。この街で色々と感じることができて
なんだかとってもうれしくなった。
最近は いつの日かまちづくりにちょっと
貢献できる人になるように?と 活気在る街とは
なんぞやと考えながら、渋谷とか青山だとか
裏原宿やらを歩いてて うーん そうだね
活気あるよね この辺もお洒落になったな
だけどなーんか ちょっと足りない?
熊倉先生も『人が集まる』の浜野さんも言っていたけど
なんだかちょっと入りたくなるようなカフェがない。
とはいえ東京の街には驚くほどの活気があって
それはすごいと思うのだけど 自由が丘はなんだかいい。
私がかなり驚いたのは 自由が丘は
路面に張り出している店が多くて
それが活気をつくりだしてる。
それもドラッグストアとかではなくて
お洒落な雑貨屋さんが散歩道にワゴンを出していたり
洋服屋さんがファサードの前にやっぱりワゴンを
出してたり。自由が丘のお店はたいていこじんまり
してるのだけど 何かと路上に張り出していて
それが小さな道に活気を生んだり
ちょっと覗いてみたくなっちゃう効果をちゃんと生み出している。
浜野さんはグラウンド面が大切なのだと言っていた。
ビルがあっても、地上に面した階に何があるか
ビル街の中の1階に 歩道に少しテラスが出された
スタバに人が集まって行く それは無機質で人工的な
空間の中で ちょっと人間サイズの場所で
路上にテラスが張り出されてて そこに居てもいい
高層ビルの中ちっぽけに見える自分であっても
そこにはきっといってもいい そんなサインがあるからだろう。
自由が丘はそんなグラウンド面、路上を大事に
した街で お店のショーウインドウをはみ出して
路上にいろいろ展示してある。それにちょっとはカフェもある。
かつて憧れていた南口の小さな通りに行ってみると
あーこれこれ、まさにパリをイメージして作ったんだな!というのが
よくわかる。街路樹にパン屋さん、人間サイズの小道に
立ち並ぶお店たち。ここの路上に出されたワゴンに載ってた
スコーンが美味しそうだったなあ。。。 ここの小さなカフェ
どんなに憧れていたことだろう。それに通りの名前も
「マリークレール通り」とかだしね。
裏の大きな通りに出ると 大きな街路樹のある並木道。
こんな道 って ありそうで 意外と東京にだってなかなかない。
自由が丘のいいとこは、ここにベンチを置いてることと、この通りに
何軒かカフェがあること。そしてそれらの需要といったら!
もう20年以上も2軒のカフェが存続している。
昔ここに日比野克彦さんのお店があって 小さかった
私はその世界にとても憧れたりしたんだなー。
ここは歩いたり 立ち止まったり かつてはなんだか
お洒落な異国を感じられたアウトドアの店があったり
でも300円しかもってなくても ここのベンチで一息ついて
木漏れ日の中でゆっくりできる。
そう 自由が丘は肩肘はらない。青山や表参道とは
やっぱりちがって 人間サイズでごちゃっとしていて
お金がなくても 小学生でも なんだか楽しむことができる
数少ない素敵な街だと思う。
この街で 私は高校生だったころ
パンの耳をかじってた。近くのサンジェルマンに寄って
無料のパンの耳とパンを1つくらいかじって
残ったお金で無理矢理カフェに行っていた。
あのころ どこにいってただろう?
なんだかお洒落な ビゴの店のカフェがあったな
それからどこに行ったのだろう とにかくやたらとカフェに憧れていた。
そんな高校生だった私が 今ではカフェ文化研究家とか
名乗ったりして 東京の多くの私が憧れた街が原型として
描いてた パリのカフェ と もっとつながっていこうとしている
そこには色んなイメージがあり オリーブで描かれた
きらきらした世界もあった その裏にはパリ症候群もあるのだろう
それでも私は?やっぱりパリのカフェは好きだなあ
やっぱりパリにいるのは好きだなあ
都会のど真ん中なのに 芝生でごろんと寝転んで
時には昼寝もしたりできちゃう それって本当にすごいこと。
日本の街は まだこれからもパリから学ぶことがあるのだろうか
小さい頃から憧れていた 素敵なカフェも 素敵な街も
結局全部 もとのイメージはパリにあるらしいということがわかってきた。
私もいつか パリのカフェガイドをしたりして
日本の素敵な 心地よいまちづくりに貢献することができるだろうか
素敵な街には それを求める人たちがやってくる。
ああこれだった ああここだった そういうところに出会いたい
小学生だった私は 自由が丘に出会ってしまって
それで通い続けていたのかなあ 憧れていたいろんなことたち
私もそれをカタチにしたい。例えオリーブがバカにされても。
それでもやっぱり 得た影響ははかりしれないものだったから。