知りませんでしたが、いつのまにか、愛媛県議会も、インターネット中継だけでなく、過去録画も提供してくれるようになっていました。(と思ったらジャンプ先は愛媛CATVのストリーミングですね)
第326回定例会
http://www.e-catv.ne.jp/gikai/streaming/vod/no326/list003.html
2月27日の清家俊蔵議員(自民)の代表質問より
再稼働問題の質疑を紹介しておきます。
5 ストレステストの審査の進捗状況や、今後の再起動の見通しはどうか
清家俊蔵議員 11:25~
次に伊方原子力発電所3号機の再起動についてお伺い、 東日本大震災発生からまもなく1年が経過しようとしていますが、四国で唯一の原発がある我が県にとっても、 伊方原発の安全確保は最大の課題であり、国の基準を上回る追加的対策を要請するなど、県民の安全安心に向け、 適宜対応しているところ。
本会議をはじめ、様々な場で議論をしてきました。
一方、定期検査で停止した原発について、国がストレステストを再起動の条件としたことから、 現在稼働中の原発はわずか2基となっています。
伊方原発においても、本年1月13日に2号機定期検査にはいり、約4割を担ってきた原発3基が停止、綱渡り状態。
このような状態が続けば、需要が増加する夏期には電力不足に陥ることも、予想。
また雇用や地元にとっても原発停止の経済的影響は大きく、もちろん安全確保が前提ではありますが、 伊方原発の早期再起動を期待する声も聞かれております。
各事業者が行ったストレステストの評価結果の審査が進められており、先頃、評価が先行していた大飯3,4号機の評価結果、 妥当であるとの結果を原子力安全委員会へ報告したところ、それにつづく伊方3号機への審議も継続と聞いています。
また昨年末、内閣府の有識者会議で東海、東南海、南海地震の想定震源域を従来の約2倍に拡大し、想定地震動を M9.0に引き上げるとの中間取りまとめが公表されており、この影響についても懸念しているところでもあります。
そこでお伺いします。
国が再起動の条件としているストレステストの審査の進捗状況や、今後の再起動の見通しについてお聞かせ下さい。
~14:30
●中村県知事答弁 47:40~
伊方3号機のストレステストについては、原子力安全・保安院において、専門家で構成する意見聴取会の意見を踏まえながら審査が行われており、現在、最終的な審査書案の取りまとめに向けた、主要な論点の整理について審議されているとともに、先週末には、原子力安全保安院によって、伊方3号機の現地調査が行われたところでございます。
原子力安全保安院では引き続き審査が実施され、また審査終了後は、原子力安全委員会においてその妥当性の確認を受けることになることから、国としての最終的な判断結果が出されるにはなお時間を要するものと考えております。
伊方3号機の再起動については、さまざまなご意見があることは承知しておりますが、県としては、安全確保を大前提に、まずはストレステストの評価結果も含む、原子力発電所の安全性にかかる、具体的な国の方針について説明を受ける必要があると考えており、現時点では再起動に対する判断時期の見通しが得られていないのが現状であると思います。
また、四国電力では、東海・東南海・南海および日向灘の地震が連動し、マグニチュード9.0相当となるよう、 独自にモデルを設定して試算した結果、伊方原発における揺れは、最大170ガルぐらいで、基準地震動570ガルに対して十分な裕度を有しているとしていますものの、今後、国の有識者会議から、具体的な震源、津波モデルが示されれば、 四国電力は速やかに解析の上、その結果について県に報告するとしています。
また、国から再起動の要請がある際には、伊方発電所への影響について国の考え方などを説明いただけるものと考えております。
なお、ストレステストの意見聴取会において、伊方3号機の耐震裕度は、基準地震動の1.5倍になるとの、四国電力の 評価結果が示されましたが、四国電力は県の要請に基づきまして基準地震動の2倍程度の耐震安全性を確保するために補強工事を実施すると約束しております。
それに、今回のま1.86から1.5ということでありますが、余裕度の幅が変わったと言うことですが、 2倍の約束が変わったわけではありません。
すなわちそのことによって、補強工事の中身が拡大するということでありますから、2倍程度の耐震安全性の確保はこれまで通り当然のことながら求めていきたいという風に思います。
そしてまた、県としてはその早期実現をさらに求めさせていただきたいと考えております。
~51:00
次に…
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さて。
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