先日の「伊方原発とプルサーマル」講演会での話、みなさんよかったんですが、
司会:伊田 浩之(週刊「金曜日」企画委員)さんの合間の話はやはり、今特筆しておく必要があります。
抜粋しましょう。
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司会)伊田浩之氏
鎌田さんの嘘はいけない、で思い出したことがあります。もうひとつ(お配りしている)資料があります。
「伊方原発沖にも活断層」これはえひめ雑誌の記事で、私12年前まで愛媛新聞におりまして、これだけではないんですが辞めるこれがきっかけの一つだったんですけれども。
当時、伊方原発沖が活断層かどうか分からないということでした。96年の話です。それを高知大学の先生が調べていると。それを聞いて書いてもらったのが、「伊方原発沖にも活断層」という記事です。
あれから14年経ってますから、科学的な知見、この活断層の長さとか、活動範囲とか位置だとかは若干変わっていますけれども基本的な問題点はこのままです。
この記事を掲載するにあたっては、私、県立図書館に通いました。というのは、国に対する電力会社の申請というのは国の国会図書館、それから原発を設置している都道府県の図書館に収めなければならないんですね。だから県立図書館に通って、国にどんな申請をしているのか調べれば全部分かるんです。
で、みるとあそこは1万年以上動いてない、活断層ではないとはっきり国に届けている。それが、岡村さんの当時の報告だと、2千年前、4千年前、6千3百年前に、つまりあそこは2千年に1回は動く活断層であって、もう2千年経っちゃった。いつ動くかしれない。2千年に1回というのは歴史的な事実がないということですね。あのあたりは2千年前の古文書ないですね。だからいつ動いてもおかしくない。
これは当時これをこのまま認めると、原発止めざるをえなかったんですね。
そこで四国電力はどうしたかといいますと、正確に言います、当時は伊賀知事が記者会見があったんですね。これが記者クラブの代表質問、南海放送がされたんですけれども、それに対して伊賀さんは、四国電力に関する部分、「「あそこは活断層と分かっていてそれに対する耐震設計をやっているから大丈夫」と四国電力が言っている。」という風に伊賀知事は記者会見で言ったんですね。これはその後県議会でもそう言った。
考えられるのは2つ。四国電力が言っていることと違うことを伊賀知事が言ったか、それとも四国電力が伊賀知事に、県にすら嘘を言ったか。
2つの可能性があるんですが、その後、96年の6月27日に株主総会で、四国電力の株主総会で当時の山下和彦常務・原子力本部長がこう言いました。「当社は断続する複数の断層群の存在を建設前から確認している。直ちに再調査をする必要はない。」つまり四国電力は県知事にすら、株主にすら嘘をつくことがある会社である。
つまりさきほどもあったように、民主主義の問題だと思います。本当に正しい情報が我々に公開されているのか、公開されていないとすればどうすればいいのか、この辺闘っていかなきゃならないと思います。正確な事実をもって、それでもやはり原発必要であるという判断になるなら私はそれでもいいと思います。……
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伊田さんは2つの可能性があるといいますが、もう一つの可能性は、四国電力は伊方沖に活断層があることは知っていて、耐震設計には使わず、国への申請の際にはその情報を全て隠していた場合で、そのことを後になって県知事には告白している、というケースもありうるのではないでしょうか。
いずれにしても県知事が問題を隠す共犯をしているかぎりは、問題を抱えた原発も止めようがありません。まさに民主主義の問題ですね。
司会:伊田 浩之(週刊「金曜日」企画委員)さんの合間の話はやはり、今特筆しておく必要があります。
抜粋しましょう。
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司会)伊田浩之氏
鎌田さんの嘘はいけない、で思い出したことがあります。もうひとつ(お配りしている)資料があります。
「伊方原発沖にも活断層」これはえひめ雑誌の記事で、私12年前まで愛媛新聞におりまして、これだけではないんですが辞めるこれがきっかけの一つだったんですけれども。
当時、伊方原発沖が活断層かどうか分からないということでした。96年の話です。それを高知大学の先生が調べていると。それを聞いて書いてもらったのが、「伊方原発沖にも活断層」という記事です。
あれから14年経ってますから、科学的な知見、この活断層の長さとか、活動範囲とか位置だとかは若干変わっていますけれども基本的な問題点はこのままです。
この記事を掲載するにあたっては、私、県立図書館に通いました。というのは、国に対する電力会社の申請というのは国の国会図書館、それから原発を設置している都道府県の図書館に収めなければならないんですね。だから県立図書館に通って、国にどんな申請をしているのか調べれば全部分かるんです。
で、みるとあそこは1万年以上動いてない、活断層ではないとはっきり国に届けている。それが、岡村さんの当時の報告だと、2千年前、4千年前、6千3百年前に、つまりあそこは2千年に1回は動く活断層であって、もう2千年経っちゃった。いつ動くかしれない。2千年に1回というのは歴史的な事実がないということですね。あのあたりは2千年前の古文書ないですね。だからいつ動いてもおかしくない。
これは当時これをこのまま認めると、原発止めざるをえなかったんですね。
そこで四国電力はどうしたかといいますと、正確に言います、当時は伊賀知事が記者会見があったんですね。これが記者クラブの代表質問、南海放送がされたんですけれども、それに対して伊賀さんは、四国電力に関する部分、「「あそこは活断層と分かっていてそれに対する耐震設計をやっているから大丈夫」と四国電力が言っている。」という風に伊賀知事は記者会見で言ったんですね。これはその後県議会でもそう言った。
考えられるのは2つ。四国電力が言っていることと違うことを伊賀知事が言ったか、それとも四国電力が伊賀知事に、県にすら嘘を言ったか。
2つの可能性があるんですが、その後、96年の6月27日に株主総会で、四国電力の株主総会で当時の山下和彦常務・原子力本部長がこう言いました。「当社は断続する複数の断層群の存在を建設前から確認している。直ちに再調査をする必要はない。」つまり四国電力は県知事にすら、株主にすら嘘をつくことがある会社である。
つまりさきほどもあったように、民主主義の問題だと思います。本当に正しい情報が我々に公開されているのか、公開されていないとすればどうすればいいのか、この辺闘っていかなきゃならないと思います。正確な事実をもって、それでもやはり原発必要であるという判断になるなら私はそれでもいいと思います。……
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伊田さんは2つの可能性があるといいますが、もう一つの可能性は、四国電力は伊方沖に活断層があることは知っていて、耐震設計には使わず、国への申請の際にはその情報を全て隠していた場合で、そのことを後になって県知事には告白している、というケースもありうるのではないでしょうか。
いずれにしても県知事が問題を隠す共犯をしているかぎりは、問題を抱えた原発も止めようがありません。まさに民主主義の問題ですね。
ブラジル放射線医療廃棄物から健康被害
http://blogs.yahoo.co.jp/aquarapter/42048352.html
自然放射能物質の使用実態
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/sonota/03102801/003.htm
山を越えた高知からありがとうございます。
正直、もうMOX燃料の装荷を明日あたりに控え、頭を抱えているところですが…。
県に情報公開を求め、国や県による事実調査の中身を調べていただけませんか?
高知の人間も同じ危険にさらされています。立証材料がそろえば、訴訟も可能かと思います。
ある韓国人の死刑囚が勝ち取った違憲判決があります。その判決は、刑務所の中で囚人が新聞を読む権利を開きました。彼は、有り余った時間で、訴訟救助の申し立てをして、裁判費用を国に支払わせて、社会を改革したのです。
原発事故の事実も歴史的に材料が揃いました。今なら、周辺住民への具体的な権利の侵害が認定される可能性があります。
明日佐賀の団体の方で、MOX燃料の問題で裁判を進めるという集会があります。愛媛からも何人か、そちらの裁判に協力する方向を探っているかと思います。
地震の話はまた別ですね。今回の国、県の審議の問題点を含め、何をするべきかを見ていく必要があるでしょう。