温暖化がらみの話を一つ。
(ブログ『温暖化いろいろ』の)
「'The Revenge of Gaia' (ガイアの復讐)は2月2日、ペンギン社から発行」
よりほぼ転載しておきます。
----引用ここから
ガイア仮説で有名なジェームズ・ラブロック博士は、本紙の記事の中で気候変動は引き返せる地点を越えてしまった、私たちが知っている形の文明は生き残れそうにない、と語ったとのこと。
インディペンデント紙:Environment in crisis: 'We are past the point of no return'
”The world has already passed the point of no return for climate change, and civilisation as we know it is now unlikely to survive”
ラブロック本人の論説記事
James Lovelock: The Earth is about to catch a morbid fever that may last as long as 100,000 years
”Each nation must find the best use of its resources to sustain civilisation for as long as they can”
ちょっと僕は(温暖化の)現状を楽観視しすぎていたのでしょうか。
ラブロックのような有名人が、科学者としての名声(んなものない?)を賭けて大きく一歩踏み込んだ発言をするとは、ほんとに想定外でした。
追記:
一日置いた版では、環境NGOsの反応が同じインディペンデント紙に掲載されています。
Green campaigners support Lovelock for sparking fresh debate on global warming
多くは同意しているというよりも何もしない場合のための警告だと言っていますが。(注:ラブロックと異なり、環境NGOsは対策としての原発には反対しています。)
Tony Juniper: There is no reason to despair
地球の友UKの事務局長
”One thing is for sure: to give up the fight against climate change now would be utter madness. Time is short, but there is still time.”
Scotsman:Global warming: Is it too late to save our planet?
ここでも数名の科学者とライターの反応が出ています。
Flannery sets deadline to save world
---引用ここまで
さて、このジェームズ・ラブロック博士といえば、1月17日に松山であった推進派のプルサーマル講演会でも、「温暖化対策のために原発推進が必要だ」という論説を環境派が言っている根拠として発言が使われていました。
ラブロック博士の今回の新しい立場がどうか、というと、将来の環境破壊に伴う資源獲得戦争のためには核兵器使用も当然、自分の国だけ生き残れ、というようなサバイバリストの態度に変わってしまっている可能性もあるかと思います。やっぱり日本政府がプルトニウムを取り出したいのは核兵器用でしょうか?
ラブロックは最近、もう温暖化対策は手遅れだ、と言っているけど、お宅の電力会社ではいつ火力発電を段階的全廃する計画を出すんですか、と四国電力さんには聞きたいものです。
もし温暖化対策のために原発を推進するのであれば、のことですが(そんな気もないくせに)。
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「'The Revenge of Gaia' (ガイアの復讐)は2月2日、ペンギン社から発行」
よりほぼ転載しておきます。
----引用ここから
ガイア仮説で有名なジェームズ・ラブロック博士は、本紙の記事の中で気候変動は引き返せる地点を越えてしまった、私たちが知っている形の文明は生き残れそうにない、と語ったとのこと。
インディペンデント紙:Environment in crisis: 'We are past the point of no return'
”The world has already passed the point of no return for climate change, and civilisation as we know it is now unlikely to survive”
ラブロック本人の論説記事
James Lovelock: The Earth is about to catch a morbid fever that may last as long as 100,000 years
”Each nation must find the best use of its resources to sustain civilisation for as long as they can”
ちょっと僕は(温暖化の)現状を楽観視しすぎていたのでしょうか。
ラブロックのような有名人が、科学者としての名声(んなものない?)を賭けて大きく一歩踏み込んだ発言をするとは、ほんとに想定外でした。
追記:
一日置いた版では、環境NGOsの反応が同じインディペンデント紙に掲載されています。
Green campaigners support Lovelock for sparking fresh debate on global warming
多くは同意しているというよりも何もしない場合のための警告だと言っていますが。(注:ラブロックと異なり、環境NGOsは対策としての原発には反対しています。)
Tony Juniper: There is no reason to despair
地球の友UKの事務局長
”One thing is for sure: to give up the fight against climate change now would be utter madness. Time is short, but there is still time.”
Scotsman:Global warming: Is it too late to save our planet?
ここでも数名の科学者とライターの反応が出ています。
Flannery sets deadline to save world
---引用ここまで
さて、このジェームズ・ラブロック博士といえば、1月17日に松山であった推進派のプルサーマル講演会でも、「温暖化対策のために原発推進が必要だ」という論説を環境派が言っている根拠として発言が使われていました。
ラブロック博士の今回の新しい立場がどうか、というと、将来の環境破壊に伴う資源獲得戦争のためには核兵器使用も当然、自分の国だけ生き残れ、というようなサバイバリストの態度に変わってしまっている可能性もあるかと思います。やっぱり日本政府がプルトニウムを取り出したいのは核兵器用でしょうか?
ラブロックは最近、もう温暖化対策は手遅れだ、と言っているけど、お宅の電力会社ではいつ火力発電を段階的全廃する計画を出すんですか、と四国電力さんには聞きたいものです。
もし温暖化対策のために原発を推進するのであれば、のことですが(そんな気もないくせに)。
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うーん、海水を温めるのは火力発電所でも一緒でしょう。発電所全体でも無視できる熱量ではないでしょうか。