伊方原発の廃炉のために

2006年から「伊方原発のプルサーマル問題」として続けてきましたが、伊方原発の廃炉のために、に15年に改名しました。

枝葉末節な議論の前に、県民の安全を守るとは何か議論しろ、県の審議会

2013-11-22 07:08:52 | 原子力防災と住民の対応

 先日も開かれましたが、中村県知事の意向を受けて開催されている県の審議会、伊方原発安全管理委員会専門部会に対して抗議すべきテーマは、以下の6項目のようになると思います。つまり、枝葉末節をつつくのではなく、県民の安全を守るとはどういうことか、ゼロから議論をしなおせ、ということです。

1.立地審査指針を棚上げ(廃止?)にした新規制基準は、安全を担保しない!
2.…という主張を新潟県の泉田知事は(新潟県民を守る立場に立って)行っている。
3.311以降「フィルター付きベント設備」の有効性を主張してきた北大の奈良林委員は同僚委員に1.の問題を説明しろ!
4.他の委員は、1.を確認して、なんのためにこの部会で審議をしているのか、目的を再考しろ!
5.中村県知事は、1.を理解しろ!2.と同じ立場に立て!
6.マスコミは2.を広報しろ!定例会見での中村県知事の「ニュートラル」発言を批判しろ!

参考文献:
1.全国の原発ここが危ない(9)
http://blog.goo.ne.jp/ikatanoplu/e/ced0c0cfa67245e2e3491f3b18d6f947
特に、そこに添付の東京新聞記事 にあるように、フィルター付きベントを行っても、敷地境界での希ガスを含む放射能レベルは立地審査指針の数字を満足しません。PWRである伊方は、フィルター付きベント設備は27年に設置予定ですが、これなしの今でも同等のベント機能を有していることから再稼働の条件に必須ではないとされています。つまり必要であればベントを行う、とされています。

2.田中龍作ジャーナル【新潟発】 報道とは裏腹、泉田知事の真意 「再稼働に向けてGOとはとれない」
http://tanakaryusaku.jp/2013/10/0008057

3.以前の拙メールより

 最近新たに愛媛県の伊方原発環境安全管理委員会・専門部会委員
に任命された元東芝(北大)の奈良林直氏ですが、実は、フクイチ
事故の後、フィルター付きベントの設置こそが、原発安全のための
最重要な対策である、との論を張っています。

専門家インタビュー
【フィルター付きベントで放射能を100分の1から1000分の1にできた】
http://www.jaero.or.jp/data/02topic/fukushima/interview/narabayashi2_syosai.html
より
「…私は昨年(注:2011年)からずうっと指摘を続けて、「今からで
も発電所にしっかりフィルター付きベントを付けなさい」という主張
をしてきました。意見聴取会でも私は相当発言をしましたので、去年
の年末に保安院(当時)から「先生の主張に合意します」という連絡
をいただきました。
 それから1月になって電気事業連合会がプレス発表をして、「フィ
ルター付きベントを付けます」と宣言をされました。それが法制化さ
れて、バックフィットと言いますが、これから日本の発電所になくて
はならない施設になります。
 ですから、これからはフィルター付きベントが付いて、万が一事故
が起きても大量の放射性物質を地元に飛散させるようなことはない発
電所に生まれ変わるはずです。福島の事故を反省事項として、安全対
策をとっていかなければいけない。…(2012年9月6日)」
(この出典元については「奈良林教授は原発推進の普及広報機関であ
る「日本原子力文化振興財団(JAERO)」の理事(非常勤)でもあり
ます。」とOさんから聞いています。)


5.、6. 「中村県知事の11月定例記者会見発言を見ていきましょう」
http://blog.goo.ne.jp/ikatanoplu/e/428c414111a4002b2e0662c8115e11a9

 

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