どSファンのマゾの神子様たちこんにちは。
本日は天地、どちらを選んでもスーパー「どS」だったよ、という青龍でございます。
無口で一人呟く系の武人有馬と、「一人宝塚歌劇」とでも言っていい革命の徒ダリウス。
ワイン対玄米茶!ミュージカル対民話 サーロインステーキ対冷や奴!
青龍の二人というのは、パッケージでも大きく目立つわけで
ある意味遙か6とは何かを象徴するものでもありますね。
ゆえに難しい。
しかし、黒龍の神子らしい力が一番発揮されたのが、青龍の2人のルートかもしれませんね。
革命行為は常に正しいのか?
まずダリウス。英語読みですか。ダライアスと読むならロシア人か。←そういうゲームがあるんです(;´∀`)
年齢からすると5歳の時に日露戦争。ロシア革命は18歳の時になる?
史実だとルードハーネはイラン立憲革命のまっただ中でお生まれになっているのでは
て、色々としょーもない所に行ってしまうので、もうやめときましょう。
あくまでファンタジー。せっかくなので…
革命というのは、強烈な理想と意思によってなされ
被差別的なものを撤廃し、既存の体制を打ち崩し、平和、平等や自由を求め
新しい世の中を作ろうとするものです。
鬼の仮面をつけてでも、事はなされなくてはならない。
その使命感たるや。革命というのはけっこうどこの国でも強烈なものだと思います。
黒龍の神子は、その破壊の力を使ってダリウスの仮面を壊しますが、ダリウスを撃つ形になる。
破壊の力で止めたものは、得体の知れない化け物にとってかわる理想、理念の暴走ではなかったかと思います。
自分でなくなっちゃあな。
もしも仮に、永遠に「革命」の起きない世界があるとしたらそれは正しいか?
何も変わらない。
有馬のルートは時間がループします。翌日をまたいで「明日」を迎える事ができない世界。
そこには、上っつらだけの、ありえない激甘の有馬隊長がいました。
それは、梓個人にとっては都合のよい世界でも、全くの「虚」であって、現実ではありません。
そんな非現実の中で、盲目で、本当は改善されなくてはならない問題が、山のように転がってても
はたまた、得体の知れないものが地下でうごめいていたとしても
「私には無関係です」として過ごしていけるのか?
そんな事を許す有馬なら、どんなにスイートなセリフ言っても好きにはなれないですよ。
(て、乙女ゲームなら当然スイートに「永遠にハッピー」を願う所にボディーブローかましてくる有馬一)
有馬は、本当の意味で社会にいる人。人に頼られ、人の為に仕事する人。
目を閉じずに現実を見つめて「前進できない時間」を壊す。
一見して平和である、何も変化の無い世界は、もしかしたらただ事実、現実から目をそらしているだけ…
なのかもしれません。
ダリウスのルートは
鬼だからという理由で押しつけられる不条理や、人から個人の意思を奪うようなあり方に対して
人としての権利を問い、その理想を求める革命でした。
一方、有馬における革命はストイックに現実を見つめ
けして身勝手で盲目である事ではなく
存在の意義を知り、人の為に行動する事によって得られる尊厳があるとするもの。
青龍のルートで大事なのは、それらの理想の受け売りではなくて
黒龍の神子自身が、何が真実で何が大事でと
「世」を前にして自分で意思決定して行動する事なんでしょう。
時に、「疑ってしまう」わけですが。それも必要なことかもしれない。
それらが、いわゆるあやしいセミナーで行われるような
「自己啓発」である事を私は望みません。
ですが、勇気の全てを否定するものでもないです。
たとえ繰り返される日々であっても、確かに盲目で身勝手であるのが至上ではないです。
美しい理想の上でも何が理想で、何が悲劇かは自分で考え
時にあの勇気を持つ事ができたらなあと思います。
さすがそこは青龍ルートですから…。
何が大事か、勇気と意思で選んで、時に打ち破っていかなくては
結果的にいろんなものを失うのではないか、と思わずにいられません。
我々、日々色々な情報がインプットされていきますが
与えられるまま口に無理矢理詰め込まれるシュークリームはあんまりおいしくはないですよね。