こんにちは、「いむれ内科クリニック」の院長の山本です。当院では電子カルテシステムを中心にIT(情報技術)化を進めています。先日アイティメディア株式会社様の取材があり、webサイトに記事が公開されました。
従来は紙のカルテに手書きでしたが、最近は電子カルテを導入する医療機関が増えました。電子カルテにすると次のようなメリットがあります。
- 受付や会計待ち時間の短縮ができる
紙のカルテでは、診療後に医療事務職員がカルテを見て診療内容をレセプトコンピュータに入力して会計計算をします。電子カルテではこの過程が自動化されており、診療が終わると瞬時に会計計算ができ処方箋が発行されます。 - 診療経過を即座に参照できる
通院期間が長い患者さんは紙のカルテでは分厚くなってしまいます。古い部分は分冊して倉庫にしまわれますので、見たいと思ってもすぐに取り出すことは困難です。電子カルテでは診療記録は電子データとしてハードディスクなどに記録されますので、いつでも好きなだけさかのぼって参照することができます。 - 検査データなどの推移がわかりやすい
電子カルテでは血糖値やコレステロール値などの検査データをグラフ化したり、レントゲン写真などの画像を比較することが容易です。 - 診療情報のやりとりがスムーズ
患者さんの病状によっては病院の受診をお勧めすることがあります。電子カルテでは診察の経過や検査データなどを瞬時に書類に転記することができ、正確・迅速に紹介状(診療情報提供書)を作成することができます。
「いむれ内科クリニック」では電子カルテシステムの他に医用画像システム(PACS)、診療予約システム、院内情報案内システムを導入しています。
- 医用画像システム(PACS)
レントゲン写真などは以前はフィルムに焼き付けていましたが、当院ではすべてデジタルデータのまま扱っています。現像が必要ありませんので画像は撮影後すぐに診察室の液晶ディスプレイでお見せでき、必要ならばデータをCD-Rに記録してお渡しします。 - 診療予約システム
診療予約システムは患者さんの間でかなり定着してきました。インターネットに接続できるパソコンや携帯電話をお持ちの方は、当院の診療予約専用webサイトから予約ができます。 - 院内情報案内システム
待合室には大型テレビを設置しており、医療情報やエンターテインメント番組などを放映しています。
これらのITシステムは患者さんの利便性・快適性を向上させるものと考えています。