先日新年早々、いくつか写真展(もしくは現代美術)の展示を見てきました。
まず丸の内の三菱一号館美術館の「不在」展
ソフィ・カル | 三菱一号館美術館の再開館を記念する展覧会
こちらは美術館のロートレックコレクションとの同時展示です。昨年ロートレック展は見たばかりなのでこちらはパスのつもりだったのですが、NHKのTVで紹介されていて見たくなりました。
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ソフィ・カルの「自伝」シリーズの作品です。テキストと写真を融合した不思議な作品でした。
左の横たわる塑像の写真につけられている文書は下記の内容だそうです。
「1986年12月27日、母は日記に「私の母が死んだ」と書いた。
2006年3月15日、今度は私が「私の母が死んだ」と書く。
もう誰も私のためにそう言ってくれる人はいないだろう。
これで終わり。」
そのほかにも文書が刺繍された布をめくりながら作品を見る「なぜなら」など理解はできないのですが、その不思議さを楽しめました。1月26日(日)まで
次に京橋のアーティゾン美術館で「ジャム・セッション 毛利悠子—ピュシスについて」
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて | アーティゾン美術館
こちらは入口に置かれた果物から発生している微弱な電流を音と明るさに変換した《Decomposition》
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ちなみに生の果物は展示室に置けないということで、エントランスでの展示となったようです。
このような、目にみえないものを表現したものが多いのですが、このような写真?作品もありました。
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白いレースのようなものが写っていますが、カメラで撮影されたものではなく、こちらの装置で作られたものです。
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スキャナの上にファンでたなびく布を置いて、スキャンしています。装置は3セットあって、会場ではリアルタイムでスキャンした画像が表示されていました。スキャン中に布が動くのでおもしろい表現になっています。カメラだとローリングシャッター歪みと呼ばれる現象と同じですね。このファンは別の装置と連動していて、合わせてマルセル・デュシャンの「大ガラス」の構造を模したものになっているそうです。
銀座まで歩いて、AKIO NAGASAWA Gallery Ginza。ここではグループ展をやっていました。
Group Show part 2 - 現在の展覧会 | AKIO NAGASAWA
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須田一政、森山大道、沢渡朔と並ぶと1970年代を思い出します。 2月8日まで
六本木の東京ミッドタウンにあるフジフイルム スクエア 写真歴史博物館 で立木義浩写真展「舌出し天使 CONTACT SHEETS – 眼差しの軌跡 –」
立木義浩写真展「舌出し天使 CONTACT SHEETS – 眼差しの軌跡 –」 | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)
立木義浩さんのデビュー作とも言える1965年の「舌出し天使」、その代表的な作品とコンタクトシートによる展示です。ここはなぜか撮影不可なので、パンフレットをコピーしたものを見てください。
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通常作家のコンタクトシートをは見る機会は無いので、興味深かったです。パンフレットには各写真について立木さんへのコメントも記載されていました。会場では気が付かなかったので、次回これを見ながらもう一度ゆっくり写真を見てみようと思いました。
3月26日まで
まず丸の内の三菱一号館美術館の「不在」展
ソフィ・カル | 三菱一号館美術館の再開館を記念する展覧会
こちらは美術館のロートレックコレクションとの同時展示です。昨年ロートレック展は見たばかりなのでこちらはパスのつもりだったのですが、NHKのTVで紹介されていて見たくなりました。
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ソフィ・カルの「自伝」シリーズの作品です。テキストと写真を融合した不思議な作品でした。
左の横たわる塑像の写真につけられている文書は下記の内容だそうです。
「1986年12月27日、母は日記に「私の母が死んだ」と書いた。
2006年3月15日、今度は私が「私の母が死んだ」と書く。
もう誰も私のためにそう言ってくれる人はいないだろう。
これで終わり。」
そのほかにも文書が刺繍された布をめくりながら作品を見る「なぜなら」など理解はできないのですが、その不思議さを楽しめました。1月26日(日)まで
次に京橋のアーティゾン美術館で「ジャム・セッション 毛利悠子—ピュシスについて」
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて | アーティゾン美術館
こちらは入口に置かれた果物から発生している微弱な電流を音と明るさに変換した《Decomposition》
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ちなみに生の果物は展示室に置けないということで、エントランスでの展示となったようです。
このような、目にみえないものを表現したものが多いのですが、このような写真?作品もありました。
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白いレースのようなものが写っていますが、カメラで撮影されたものではなく、こちらの装置で作られたものです。
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スキャナの上にファンでたなびく布を置いて、スキャンしています。装置は3セットあって、会場ではリアルタイムでスキャンした画像が表示されていました。スキャン中に布が動くのでおもしろい表現になっています。カメラだとローリングシャッター歪みと呼ばれる現象と同じですね。このファンは別の装置と連動していて、合わせてマルセル・デュシャンの「大ガラス」の構造を模したものになっているそうです。
銀座まで歩いて、AKIO NAGASAWA Gallery Ginza。ここではグループ展をやっていました。
Group Show part 2 - 現在の展覧会 | AKIO NAGASAWA
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須田一政、森山大道、沢渡朔と並ぶと1970年代を思い出します。 2月8日まで
六本木の東京ミッドタウンにあるフジフイルム スクエア 写真歴史博物館 で立木義浩写真展「舌出し天使 CONTACT SHEETS – 眼差しの軌跡 –」
立木義浩写真展「舌出し天使 CONTACT SHEETS – 眼差しの軌跡 –」 | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)
立木義浩さんのデビュー作とも言える1965年の「舌出し天使」、その代表的な作品とコンタクトシートによる展示です。ここはなぜか撮影不可なので、パンフレットをコピーしたものを見てください。
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通常作家のコンタクトシートをは見る機会は無いので、興味深かったです。パンフレットには各写真について立木さんへのコメントも記載されていました。会場では気が付かなかったので、次回これを見ながらもう一度ゆっくり写真を見てみようと思いました。
3月26日まで
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