西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

参議院選挙後の「民主主義」考

2013-07-23 | 時論、雑感
参議院議員選挙の後で、今日『朝日』に内田 樹さん(神戸女学院大名誉教授)が、選挙結果について「複雑な解釈」を述べていてマスコミ等が流している見方(簡単な解釈)とは一味違って面白かった。

内田さんは言う。「今回の参院選の結果の際立った特徴は「自民党の大勝」と「共産党の躍進」である。(それに「公明党の堅調」をくわえてもいい)
この3党には共通点がある。いずれも「綱領的・組織的に統一性の高い政党」だということである。・・・」

別に、内田さんは『アエラ』7月8日号で「(政治家の)公人としての適性は「自分の反対者を含めて集団を代表する」覚悟に尽くされる。・・・」と述べている。

これを今回の選挙結果に関して言えば、例えばだが「自民党が共産党と論争して何かを取り入れて政策を展開するのかどうか(大企業の「内部留保」の一部を使う方向に行くかどうか)、逆に共産党が(大企業の社会的役目を認めるのなら)成長戦略に何か言うのか・・・)」など議論のプロセスと「落としどころ」に注目していきたい。

まあ、改憲やアメリカとの関係の在り方などは、すぐには「歩み寄り」は「無理」だな、とは思うが・・・。「少数意見の尊重」と「大多数意見の点検・見直し」も民主主義のうちであろう。

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