イラク支援ボランティア 遠菜穂子さんが「ラジオ深夜便」で語っていた。(今朝、再放送) いつぞや小泉政権の時、アメリカのイラク進攻に呼応して自衛隊がイラク派遣されたが、その時期にイラク国民支援(NGO)でイラクに行っていて反アメリカのゲリラから「自衛隊のスパイでは?」と疑われて捕虜となった。
当時、日本では、「自己責任で(危険な所に)行ったのだから、生きるも死ぬも自己責任!」とバッシングされた。が、彼女は「囚われの身」でありながら、イラク・ゲリラを説得して劇的に解放される。その話も聞いた。
尋問(?)したイラク人は「自分は子供をアメリカ兵に撃ち殺されたので、アメリカを許さない」と言っていたが、高遠さんは「殺すのに殺すでやりかえしたら憎しみの連鎖は何処までも続く、どこかで断ち切らないと・・・」、最後にイラク人は「友達になれるかな?」と聞いたので「当然、世界平和に進むには現在の「敵」も将来は友達にしないと・・・本来は友達なのだから」などと答えたらしい。素晴らしい。
後で、彼女は「自分の説得の論理は日本の平和憲法9条だった、と気づいた」という。中東では、日本の9条を持つ平和憲法は広く知られていて、それを支える日本人は、NGOだけでなく会社の人も信頼されている。
平和憲法は、日本人の宝でありお守りである、とも言う。実際経験に裏づけられていて説得力がある。解釈で日本国憲法をなし崩しにするのではなく胸をはって、その平和憲法を世界中に、アメリカも含めて広げて行かなくっちゃ・・・!
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