西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

何故、共産党は「建設的野党」と言っているのかな

2009-09-13 | 時論、雑感
今回の総選挙で日本共産党は、前回の「たしかな野党」から「建設的野党」に看板を替えている。これはどうしてであろうか。

ホームページやマスコミによる情報で判断すると、民主党のマニフェストにある、自公政権では出来ない後期高齢者医療保険制度廃止とか、核密約の調査追及とか労働者派遣法の抜本改正など共産党の政策と方向が同じものには協力する。しかし、日米自由貿易協定(FTA)は、農業破壊とて反対、衆議院の比例定数削減、消費税アップには反対していくとしている。それが「建設的野党」の意味であり、今までのように自公政権に殆ど全面対決ではないのである。

今度、与党から野党に転落した自民党のある人は「これからは創造的野党だ」と言っている。公明党は、再び「是々非々」でいくという。何だか言い方だけからは共産党の真似のようにもみえる。

民主党など三党政権が、共産党が「是」とする政策で成果を上げれば「後押しした」効果、と言えるし、「非」とする政策で三党政権がごり押しして仮に何かで押し切られた場合、「三党政権は、自公政権より一歩良いことしたが、ここで逆風が吹いている。ここで、又自公に逆戻りするのか、さらに良い方向に行くのか」と提起するに違いない。それが、自公政権が崩れ民主を中心とした政権に移った共産党からみた意義だろう。

今後、今度三党政権になるように、国民の価値観が多様化しているのだから、「二大政党」ではなく「多党による連合政権」でよいのではないか。そのためには、公明、共産、社民、国民新などは切磋琢磨してもう少し大きくなったほうが良いと思う。

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