西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

医療保険改革とオバマ大統領に思う

2009-08-30 | 時論、雑感
アメリカは日本のような国民皆保険ではない。オバマ大統領は、国民皆保険にするべく取り組んでいる。ところが、これについて政府資金をどこから出すかだが、オバマ大統領は富裕層の増税を打ち出した。

オバマ大統領は、自分も含めて年収25万ドル(概略2千5百万円)以上の「高額所得者」は、少し位は低所得者のため税金を払い貢献して良いのでは、と説得している。

これは、民主党(リベラル派)の政策である。対して共和党は高額所得者の反発を背景に、これに反対、オバマさんの支持率もじりっと下がっている。

だがオバマさんは4年間で何としても医療保険改革をして、全国民(とりわけ低所得層)を救おうとしている。余所の国の話だが賛成である。

日本に引き当てると、後期高齢者医療保険制度を廃止し、医者を増やしていくには(医者の質確保も問題だが・・・)財政出動がどうしても必要だ。

その財政を確保するため、高額所得者(いくら位から高額所得か、は議論がある。アメリカの半分千二百万円、月百万円ほどか。)には一定より多く負担してもらっても良いのではないか。

私など「前期高齢者」だが、年金が手取り月20万円台(妻の国民年金除く、年間300万弱ほど)なのに月2万6千円(1割強)も医療保険金を払っている。月に9千円ほど窓口で払わないと引きあわない。幸い健康で月平均3千円位の支払いで、他者に「貢献」していることになる。まあ、それでもその位なら何とか支払える。

もっと高額所得の人は、是非、更にサポートしてほしい、と思う今日この頃である。

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