上野で開催中の「出雲展」を見ると出雲に行きたくなります。土曜夜のノビノビ座席をとることができ、『サンライズ出雲』に乗って、出雲に行くことになりました。10月20日(土曜)22:00東京駅9番線発=> 21日9:58出雲市駅着です。
ノビノビ座席は普通席(指定席)です。隣との境にカーテンレールはありますが、カーテンはありません。ほぼ1帖ほどのスペースに横になるだけです。薄い毛布と枕カバーがあるだけ。空調が効いていますが少し肌寒い。薄地のヤッケにくるまって熟睡できました。
出雲市駅から出雲大社までは市内バスで30分ほどかかります。出雲市駅に着くと駅前のバス停には市内バスが出発前です。10:00発⇒出雲大社まで450円です。大社の隣に目当ての博物館があり、その広場で「神話博しまね」が開催されてます。この旅の目的の一つが「石見神楽」です。10時からの回は終盤の10分ほどしか見ることができませんでしたが、13時からの2回目の公演を見ることができました。演目は「山姥(やまんば)」です。
次の公演までの間に古代出雲歴史博物館内を見学です。翌日には現地に行きますが、荒神谷で発掘された銅剣、加茂岩倉遺跡で発見された銅鐸が展示されています。
神楽を見たあとは、旅館での夕食までのあいだ、稲佐浜と日御碕にいきました。稲佐浜は大社から歩いて15分ほど、日御碕は稲佐浜からバスで30分ほどです。15:57稲佐浜の海岸入口から乗って500円です。
稲佐浜は国引き神話のパワースポットです。若い女性がひとりで岩にむかって10分近く手を合わせていました。何を祈っていたのでしょうか?
日御碕には日御碕神社と灯台がありますが、日本海に沈む夕陽が有名だそうです。サザエの壺焼きを食べに入った店のおばさんが、もうじき日が沈む時間だから、見ていきなさいよと教えてくれたので、岩場の散策コースへ。確かに絶景です。
若いカップルがとても多かった。
2日目は旅館での朝食前に出雲大社に参拝。本殿が修復中のため仮本殿に。大社前から出雲市駅までバスで移動。
予約しておいたレンタカーで出発。10分もかからずに西谷墳墓群(出雲弥生の森博物館)へ。
つぎは20分ほどで荒神谷史跡公園と博物館へ。銅剣発見場所は1983年発見当時の様子を復元展示している。整然と並べられた銅剣は儀式として埋設されたと思われる。
『銅剣358本銅鐸6個銅矛16本の謎に迫る』(斐川町発行、山陰中央新報社)を買いました。この本は1985年7月28日に斐川町中央公民館で開かれたシンポジウムの記録です。
荒神谷から15分ほどで賀茂岩倉遺跡に移動する。荒神谷での発見から15年後の1996年に銅鐸が発見された史跡です。ここには案内所として「加茂岩倉遺跡ガイダンス」がある。説明員の杉原さんから丁寧な解説をいただいた。岩倉とは磐座(神の居る場所)であり、矢櫃神社跡にはいまでも大岩がある。ここが本来のイワクラではないかと考えている・・、と。
もう少し話をしたかったが、細かく行動予定をたてていたので、次の目的地、八俣の大蛇公園へ。
途中で道の駅「さくらの里きつぎ」に立ち寄り昼食をとりました。割子そばは少し黒っぽいのですが10割蕎麦ほどでもない。殻もいっしょに挽くので色が黒くなる。薄口のつゆをぶっかけて食べるのがご当地流だそうだ。15分ほどで八俣の大蛇公園だが、なかなか見つからない。シルバー人材センターで聞くと隣だよ、と。ここは史跡でもなくただの公園。斐伊川のそばにあり、かつては鎮魂の意味もあったのかと思う。
ナビを使うときは「雲南市シルバー人材センター」で探すとよい。
左上:出雲大社、右上:西谷墳墓群、
左下:荒神谷遺跡(発掘時の復元展示)、右下:加茂岩倉遺跡(発掘時の復元展示)
きょうは夕方から天気が崩れる予報なので先を急ぎ、須佐神社、長浜神社、旧大社駅に向かう。
須佐神社まではかなりの距離で40分近くかかった。長浜神社までは30分ほど。
左上:八俣の大蛇公園、右上:須佐神社
左下:長浜神社、右下:旧大社駅
旧大社駅では、古川誠さんの写真展「出雲の神々」を展示中(10/1~11/11)。
ここから出雲市駅まで戻り、17:00過ぎにレンタカーを返却。駅レンタカーの営業所で借りた名所の電話番号リストはとても便利だった。
古川誠写真展>>http://www.shinwahaku.jp/main-stage/taisha/furukawa_makoto/
これで2日目も終了。帰京の準備へ。
東京⇒出雲市 サンライズ出雲(乗車券片道11,660円+特急券ノビノビ座席3,150円)を往復割引と駅レンタカーセット割引を利用すると乗車券20%off、特急券10%offになりました。出雲市駅前から東京まで夜行バスもあります。19時ごろ発⇒朝7時着で8000円程度はかなり安いですね。次の弾丸旅行ではサンライズ高松に乗ってみようと思います。