なんでもメモ★もの忘れ防止に特効薬はない

gooブログはじめました。60を超すと記憶力が低下する。好奇心はあるので、忘れないようにメモをしなければ・・・。

2013-05-27 国立劇場文楽公演 心中天網島

2013年05月28日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

国立劇場(小劇場)5月公演。文楽の初体験であります。

脳梗塞による療養から復帰された竹本住太夫さんが出演するというので、見逃してはならじと勢いでチケットを購入した。初日が5月11日、千穐楽が5月27日、その千穐楽の第二部、つまり5月公演のほんとの最後でありました。(住太夫さんの写真はmsnニュースから)

▼第一部

『一谷嫩軍記』(11:00~12:53)

『曽根崎心中』(13:23~15:03)

▼第二部

『寿式三番叟』(16:00~16:40)

『心中天網島』

・北新地河庄の段(16:50~18:23)

・天満紙屋内より大和屋の段(18:53~20:13)

・道行名残りの橋づくし(20:16~20:32)

住太夫さんの出演は『寿式三番叟』。テレビでみたことのあるお顔とは違って、やつれた感じがした。声も若干ではあるけれど、弱いような気がする。早く元気になってほしい。三番叟は歌舞伎の演目としてみたことがあるが、人形浄瑠璃では飛んだり跳ねたり・・見慣れた歌舞伎とはまったく異なった別ものだった。人形浄瑠璃は別の芸術として惹かれるものを感じました。

二つ目の演目は『心中天網島』。近松門左衛門の名作として名前は聞いていたが、見るのは初めて。

東京新聞5月5日に、豊竹咲太夫さんが「天満紙屋内より大和屋の段」を通しで語るのが51年ぶりとの記事があった。「通しで語ることで、妻子ある紙屋治兵衛の遊女小春への思いが高まり、心中に至る心の動きがより深く描かれるという」と書かれていたが、ぐいぐいと引き込まれていってしまった。

公演解説(写真:左)は600円。とても素晴らしい出来です。付録もついてました。この付録は心中天網島の人物相関図です。

登場人物はそれほど複雑ではないが、紙屋治兵衛の亡父と治兵衛の妻おさんの母は兄妹の関係。治兵衛とおさんはいとこ同士の夫婦であり、二人の子供 勘太郎とお末がいる。治兵衛と遊女小春との恋仲を心配する治兵衛の兄が粉屋孫右衛門。小春に横恋慕するのが江戸屋太兵衛。治兵衛とおさんを力づくで引き離そうとするおさんの父が五左衛門。それぞれの個性が太夫によって演じわけられる。

見終わったあとは疲れがどっと、どっと出てきてしまったけれども、また見たい!!

これだけ堪能できるなら観劇料はとても安い。一等席6500円、二等席5200円、三等席1500円。

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2013-05-05 杮落し五月大歌舞伎

2013年05月05日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

ことし4月に、3年ぶりに開場した新生歌舞伎座の五月公演を見てきた。

建設中に幾度かこの建物をみたが、今日のように大勢の客が劇場前に溢れている様子をみると、別の建物のようだ。

さて劇場内は緞帳が本日のお目当て。

上村敦之画伯の鳥を配した緞帳と、龍村平蔵・龍村美術織物による紅葉の緞帳が開幕前にお披露目された。龍村織物は先日に日本橋高島屋でみてきたばかり。

五月大歌舞伎の演目は、

第一部 (一)鶴亀、(二)寺子屋、(三)三人吉三巴白浪

第二部 (一)伽羅先代萩、(二)廓文章吉田屋

第三部 (一)梶原平三誉石切、(二)京鹿子娘二人道成寺

顔見世の意味もあるから俳優が勢揃いであって、演目も短い時間になっている。

第二部をみた。

「先代萩」は伊達藩のお家騒動を題材にした名作だというが、ストーリーはかすかに知っている程度。坂田藤十郎の政岡が重厚な演技をしている。

「廓文章」は仁左衛門が上方の色を濃くだして軽妙な若旦那を演じる。花魁夕霧を演じる玉三郎はやはり美しい。

今回は3階席。3列目のほぼ中央の座席。これで6000円なら何回でも見たいと思った。

 

 

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2013-04-19~21 金沢 たてもの・庭

2013年05月03日 | 散歩、ハイキング、旅行

2013-04-19 11:59金沢駅着。大宮から3時間半ほど。駅改札を右手(東口)にでるとバス乗り場がある。広場は「もてなしドーム」という。ドームの入り口は鼓を模した「鼓門」という。

荷物をホテルに預けて、近江町市場で昼食後に金沢城公園-兼六園へ。

 

(金沢城公園 黒門前の大手堀 とても広い公園内 改装になった菱櫓)

(雁行橋)

 (兼六園内には水が豊かだ。霞が池と瓢池がある。霞が池には有名なことじ灯篭がある )

兼六園の南側出口(小立野)を出るとすぐに伝統工芸館がある。加賀友禅、九谷焼、輪島塗、金沢仏壇、水引細工、加賀人形・・・・・古都の工芸はとても豊富だ。

工芸館と同じ敷地には 成巽閣(せいそんかく=重要文化財)があるが閉館時間になっていたので、通りをもっすぐに行くと歴史博物館、県立美術館がみえてくる。

歴史博物館は元金沢陸軍兵器庫(重要文化財)だが、ただいま休館中。美術館わきの小路が本多の森(遊歩道)狭い階段が続いていく。

下ったところが鈴木大拙館があるようだけれどもすでに5時をまわっており、北陸放送ビルがある広い通りを通って犀川 桜橋に向けて歩き続ける。

 

 (歴史博物館 本多の森遊歩道 桜橋)

 桜橋をわたるとその先は寺町。にし茶屋街が今日最後の目的地。金曜の夕方でも人の気配はない。時間が早いのかな。

 

きょう歩いたルートは、金沢駅⇒堀川町(宿泊するホテルがある)⇒別院通り口⇒白銀⇒むさし西⇒むさし⇒近江町市場⇒黒門前緑地⇒金沢城公園⇒兼六園⇒伝統産業工芸館⇒歴史博物館⇒本多の森⇒桜橋⇒寺町⇒にし茶屋街⇒神明宮のあたりからバスに乗って金沢駅・・・ホテルに戻る

 


 

2日目(20日)は、駅レンタカーで白川郷~五箇村に。

北陸自動車道 金沢東IC~小矢部砺波JCT~東海北陸自動車道 白川郷ICまで概ね80km、1時間半で着いてしまう。

白川郷は合掌造りの民家が立ち並んでいる。中国人や韓国人、欧米やロシア人もいる。円安の影響かと思うが、日本人観光客が少なくみえる。

白川郷展望台には歩いて行ったが帰りはシャトルバスで一気に下ってきた。乗降所の手前で降ろしてもらって和田家(国指定重要文化財)にいった。

有料の建物や野外博物館としての民家園には外国人観光客は少ないので、静けさにほっとする。

帰路は、白川郷IC~五箇山ICで降りて五箇山に向かう。だれもいない・・・・・・・・。曇り空を背景にして古民家が立ち並び、桜の木だけがデンとしている。


 

(展望台からみた白川郷 だれもいない五箇山)

急いで帰ったのではないが、4時過ぎには金沢駅に戻ってきた。夜は、土曜日だけの特典だそうで、ライトアップバスで市内観光。

天候は雨。バスの中は曇ってしまい、夜景はまったく見えないが、金沢駅⇒橋場町⇒兼六園下⇒成巽閣⇒香林坊⇒駅のコース。

橋場町で降りるとボランティアガイドさんが、ひがし茶屋街を案内してくれる。およそ20分程度かな。雨で寒くなり、街中を急ぎ足で歩いた。

(金沢駅 ひがし茶屋街 橋場町の金沢文芸館だと思う)


3日目(21日)は、金沢旅行の主目的の21世紀美術館へ。

気がせいて早めにチェックアウトして駅のコインロッカーに荷物をいれたが、開館時間にはまだ1時間近くある。

1日フリー乗車券を購入して、寺島蔵人邸(橋場町)に。金沢は武家のまちだから兼六園や武家屋敷などが重厚な佇まいかと思っていたが、中級武士だという寺島家屋敷は凄い。

いまの敷地は当時の3分の1程度のようだが、池泉回遊式の庭園がとても立派だ。どうだん躑躅がちょうど真っ盛り。

 

(寺島邸 庭の躑躅)

(広町 21世紀美術館=カラーアクティビティハウス ラッパの管 プール)

(広町 しいのき迎賓館 建物正面と館内)

 (広町 四高記念館、長町武家屋敷跡 野村家)

この旅行は、結婚40年記念でもある。

駅ビルの名店街で、お土産を買った。金沢漆器のぐい呑みをペアにした。

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2013-04-19~21 金沢

2013年05月01日 | 散歩、ハイキング、旅行

金沢に行ってきた。食べにいってきた。近江町市場の店(井ノ弥)で、「ちらし」と「天丼」。かなりのボリューム。

金沢駅方向から歩いて、むさし口から入ったのかな。青果店をみながら、中通りから鮮魚通りを左折してひとつめの小路を右へ。ガイドブックに出ている「井ノ弥」へ。

二日目は白川郷で昼食だったが、三日目の昼食も近江町市場で、鮮魚通りの『じもの亭』。ここでも「ちらし」と、「白エビのから揚げ」。

       

昼食後は、近江町市場から歩いて金沢城公園へ。途中で見つけた和菓子のお店『村上』十間町店-薄緑色した「ふくさ」は、ほんわりと柔らか、まろやか。『村上』は大手の老舗らしい。日本橋高島屋の地下名店街にもあった。

金沢城公園から兼六園というお決まりコース。兼六園の敷地には伝統産業工芸館がある。すでに4時半になり成巽閣の料金窓口で引き返した。

まだまだ歩くことになり、歴史博物館(休館中)の赤レンガ建物を見ながら県立美術館わきの遊歩道 長い階段を下って本多町・桜橋。

寺町に入って松月寺(桜の大木)、にし茶屋街。ようやく散歩(歩行訓練だった)が終わり、バスで金沢駅に戻ったのは7時過ぎ。


夕食は、治部煮が食べたいという奥方様の希望により、和食の居酒屋へ。金沢駅前の地下街ポルテ金沢B1にある『八兆屋』。

コースもあるけど、一品づつ楽しむことにした。まず、生ビールで乾杯。食べて食べてから地酒セット。ふたりで8000円にいかない。

二日目はビールをやめて地酒セットを二人で分け合って、食べることに集中したが、やはり8000円を下回る。

味も、見栄えも、値段も大満足です。 

5種類(60ml)の地酒を飲み比べ。選んだ一品は「加賀鳶」、香りある辛口。ほかの4品は「天狗舞」「一本我」「白山」「満寿泉」、それぞれ美味しい。


 

二日目は、白川郷へ。朝はホテルのバイキング。地元の野菜、しょうゆ、味噌を使った和食が中心。見た目は普通の家庭料理のようでも味はよかった。このホテル(キャッスルイン金沢)はビジネスホテルですが朝食が美味しいので満足度アップになりましたね。昼食は白川郷のなかの蕎麦屋。ラーメン丼の大きさの器で大盛りではないのに麺たっぷり。

白川郷は外国人観光客がいっぱい。中国、韓国、台湾、アメリカ、ロシア・・・・多国籍です。

 



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