なんでもメモ★もの忘れ防止に特効薬はない

gooブログはじめました。60を超すと記憶力が低下する。好奇心はあるので、忘れないようにメモをしなければ・・・。

2013-06-30 箱根強羅 箱根美術館

2013年06月30日 | 散歩、ハイキング、旅行

またまた、休みの朝になると「思い立ってのお出かけ」になる。

鎌倉のまだ歩いていないコースにするか、紫陽花をまだじっくりとみていないから箱根がいいのかと・・・。

箱根にした。株主総会後の7月第1週は、各社の総会担当者の勉強会がある時期で、紫陽花が賑やかな時なのにホテルに缶詰めになったことがあった。7月上旬であれば、箱根の紫陽花は見頃だったと思い出した。9時半には家を出て、2時間後には強羅についた。


強羅駅の近く、かつ煮が美味しいという店があるので、立ち寄ってみたが、いつものとおりに20人以上が並んでいる。1時間以上待ちだという。

そんなに待てないので、系列のテイクアウトの店で「かつバーガー」にかぶりついて、空腹を満たすことができた。

強羅駅から強羅公園までは坂道。「かつバーガー」で重くなった体で、この坂を上るのは、いつも以上にきつかった。

強羅公園の紫陽花は、ちょうど盛りの良い時期。箱根湯本から強羅までの箱根登山電車の電車道脇の紫陽花が瑞々しかったので期待していたが、そのとおり。

公園内の紫陽花の数はとても少ない。

強羅からのケーブルカーの「公園上」駅前にあるのが箱根美術館。強羅公園の西門を出ると、すぐのところにある。

紅葉の季節は観光客が大勢で、入れないことが何度かあったが、きょうの入館者はとても少ない。

新緑がとても鮮やかだった。


箱根美術館は、庭園がとても有名なのだが、本館に収蔵展示されている美術品は、陶器などが主になっている。

本館2階には、新潟県出土の「縄文土器」・・あの火焔の飾りがついた本物が展示されていた。

2階の休憩コーナーからは、8月17日に行われる「大文字」が山腹にくっきりと見えた。

山を見ながら、暫し微睡んでしまった。


2013-06-27 iso28000入門コースのメモ

2013年06月29日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

ISO28000の解説(入門コース)を聞いてきました。(大雑把な理解ですから、誤解あればご容赦)

講師:東京海洋大学渡辺豊教授

この規格は、海上輸送のセキュリティ規格というもの。9.11以降に各国で基準が乱立していますが、それを統一運用できるようにしています。アルカイダがWTCにテロをかけましたが、パソコンに爆薬の材料を隠して日本から北米にコンテナ輸送する作戦があったとの記事がヘラルドトリビューンに掲載されたとのこと(2008-6-23)。コンテナ輸送がサプライチェーンの最重要点であることから搬出入港・中継港・航路に携わる事業体にとって、セキュリティは事業の存続を左右するものになっている。
北米ではC-TPAT、EUではAEOがあり、この基準によりセキュリティが確認されないコンテナは貿易港に入るには制限があるようだ。そのため海運会社は各国ごとの基準にあった手続きをしているのだが、ISO28000の認証を取得していれば、貿易港ごとに各国の基準をとる必要がないという。各基準で必要とされる要件定義書にはISO28000を参照と書いてある。これからの各国の基準は、このようにISOを活用するようになるだろう。
日本の企業でISO28000を取得しているのはまだ数社。世界の動きが見えてないからであり、国際競争で劣後するようになってから取得ラッシュが始まるのはいつものことだ。

当社の事業とは関係が大きくない規格だったが、国際規格を生かして事業を拡大している企業があることを知りました。ドバイに本社を置くDP-WORLD社はいち早くこの認証をとり、ロッテルダム港の新規開発用地取得の国際入札でシンガポール企業(未取得)よりも高額入札したが落札した。またカナダにも拠点をつくって北米の海運を集約しており、セキュリティをビジネスチャンスに生かした企業だという。この企業のコンセプトは、アクセスコントロールということですね。

これに比べると小さい話になってしまうが、JISもISO参照がフリーにする
ようオープン化すればガラパゴスJAPANから脱却できるマインドが醸成されるだろうなあ。

 

JETRO 「海上貨物のセキュリティー規則(10+2)ルール:米国」

http://www.jetro.go.jp/world/n_america/qa/01/04A-090902

JETRO 「物流セキュリティ規制に関する情報」

http://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/security/

(一財)日本船舶技術研究協会「海事セキュリティセミナー」

http://www.jstra.jp/html/a04/a4b04/post-60.html

http://www.jstra.jp/images/standard/iso/kaiji_1_0209.pdf

(品川インターシティA 27階京都大学東京オフィスからの眺望)





2013-06-22 国立劇場、紅葉狩

2013年06月22日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

国立劇場が毎月行っている「歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました。

歌舞伎というと値段が高い、という印象がありますが、この鑑賞教室は廉価。

1等席3,800円、2等席1,500円。2等席は3階の座席ですが、とてもよく見える。視点が上からなので違和感はあるだろうが、慣れてしまえば遜色はないでしょう。

鑑賞教室とはどういうものか考えずにいたので、入ってみてびっくりしました。

1階席は中学生か高校生なのか、若い子たちがぎっしり。開演直前までわいわいがやがやと、歌舞伎座とは大きな違い。

歌舞伎界が若いファン層をつくるために一生懸命やっていることがよくわかります。

開演とともに場内の照明が落とされて、真っ暗になった。学生たちは何が始まるのかとシーンと・・。

すると大音響によるJ-POPの音楽がはじまる。女子学生たちが騒然となった。(福山正治のテレビドラマ「ガリレオ」のテーマ曲だったようだ)

しばらくすると、舞台にスポットライトがあたる。そこにはイケメンといわれる中村隼人くんが立っている。

ここから、鑑賞教室の解説がはじまる。トークの相手は中村虎之介くん。

隼人くんは19歳、虎之介君は15歳だと自己紹介すると、場内はまたまたキャーッと歓声があがる。見慣れた様子ではないが、これも一興。

常盤津、長唄、義太夫の違いは三味線の棹の太さなのでしょうか。「ガリレオ」のオープニングテーマ曲を三味線で引き比べました。音の高低が違うようです。

 

この紅葉狩という演目は、能をアレンジした舞踏劇です。時代は平安期、武将・平維茂が信州戸隠山の鬼女を退治したというお話し。

更科姫が二本の扇を使った舞は華麗です。また、常盤津節、長唄、義太夫節の掛け合いによる演奏が舞台を一層盛り上げます。

<配役>

更科姫 実は戸隠山の鬼女/ 中村扇雀

平維茂/ 中村錦之助

山神/ 中村虎之介



 


2013-06-02 鎌倉 源氏山・大仏ハイキングコース

2013年06月13日 | 散歩、ハイキング、旅行

6月2日(日曜)。きょうはカメラを持って、ひとりで外出。

まだ、紫陽花は盛りではないと思いながらも、天気のよさに惹かれて北鎌倉から長谷を歩くことにした。

北鎌倉駅を降りて、東慶寺~浄智寺~源氏山公園~鎌倉大仏~光則寺~御霊神社~成就院を経て、極楽寺駅までだ。

「葛原ヶ岡(源氏山)・大仏ハイキングコース」という名のコースだ。およそ9.8km。

地図にはカメラマークがついています。あちらこちらで撮ったのですが、最初は紫陽花など花の写真が多かった。

葛原ヶ岡(源氏山)に上っていくにつれて木々を多く撮るようになったが、公園から鎌倉大仏に進むにつれて撮るよりも歩くほうが楽しくなってきた。

木々の間を歩くので、風が気持ちよく、汗がでても爽快なので、撮ることも忘れがちになった。

 

 

 

(東慶寺)

(左:東慶寺にて)(右:浄智寺の脇道を源氏山方向に上る途中で)

(源氏山の途中はこのような道が続く)

(下4枚:光則寺にて)


2013-06-08 東北の芸能Ⅲ [福島] 国立劇場

2013年06月09日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

6月8日、昼から夜までズーっと国立劇場にいました。

昼食は弁当を買って、2階の無料休憩室で開演前に掻き込みました。国立劇場の民俗芸能公演として東北の芸能をとりあげていることを2月に知って、2回目の鑑賞です。

前回は2月2日、[宮城]でした。1回目は[岩手]だったのでしょうか。民俗芸能には小さな関心があったのですが、東日本大震災によって打撃を受けた民俗芸能の復興支援として行われることから、細やかな支援活動ではありますが鑑賞することとしました。

今回は、1時の部と4時の部の2回公演の両方を見ることにしました。

【1時の部】

檜枝岐・ 檜枝岐歌舞伎の寿式三番叟 1:00~1:11

南相馬・ 村上の田植踊 1:16~1:37

南会津・ 栗生沢の三つ獅子 1:42~2:16

郡山 ・ 豊景神社の太々神楽 2:36~3:35

【4時の部】

棚倉 ・ 八槻都々古別神社の七座の神楽 4:00~4:56

      八槻都々古別神社の御田植 5:16~6:21

いわき・ 菅波のじゃんがら念仏踊 6:31~6:56

 

休憩をはさんでの公演ですが、座りっぱなしはかなりきついです。

演じている地元の方たちも大変。三つ獅子の頭は演者の頭の上に乗せるのですが、かなりの重さがあるので、演者は頸を守るために頸と顎にヘッドギアのような補強具をつけています。


 

この公演の解説をされたのは、懸田弘訓さん。福島県文化財保護審議会委員の方。

   ▽ 「復興への思い」 http://fukushima-net.com/sites/content/798

福島県には民俗芸能が多彩に伝承されている。60年前の戦争までは約1200カ所で継承されていたが、近年は減少して800カ所になっている。それが東日本大震災の津波により道具や衣装を流失した団体が60ほど、放射能汚染により人が県外などに避難したために存続が危ぶまれる団体も多くあるという。

こうした公演をみることで復興支援に役立てるならば、来年の公演も見にこようと思う。

福島の神楽は、関東の影響を受けているというが、出雲系神楽のようです。太々神楽や八槻都々古別神社の神楽には出雲とのつながりがみえるようだ。このあたりは詳しく調べてみたい。