以前からゆっくりと泊まってみたい宿がある。
<ぬくもりの宿「駒の湯」>
かれこれ30年近く、お気に入りの温泉として利用している。
泉質が気にっているとか言うのではなく、落ち着けてゆっくりできるという理由だけである。
今回はこの宿に泊まる事が最初に決まった。
1泊2日でどう周るか?
予約をいれた数日前には二日とも晴天だったのが直前で初日の天候が芳しくない。
そこで初日は伊那路の工場見学を中心に巡る事にした。
■2021.11.11 5時半に出る予定が・・・・6時半過ぎ。
トドクロちゃんは朝が苦手で・・・
それにいきなり忘れ物で引き返したりで・・・・
いきなり予定が狂う。
足助から飯田街道を北上すべき所をオール高速で駒ヶ根SAのスマートICを目指す。
唯一予約を入れてある駒ヶ根の養命酒工場見学が10時。
安全に注意しながらスピードを上げる、何とか20分前に到着。
養命酒駒ヶ根工場。
天候も回復基調だが中央アルプスより北はダメでしょう。
予約人数制限もあり一回の見学は10名だが全て本日は予約で一杯。いつものように当日予約でなくて正解。
受付を済ませ開催時間までロビーで見学。
最初にホールで大画面でムービー説明。前回と内容が新しくなっている。かれこれ何度か訪れている。
養命酒は未病を改善する生薬エキス入り飲み物。
未病とは、「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」を指しています。 自覚症状はなくても検査で異常がみられる場合と、自覚症状があっても検査では異常がない場合に大別される。
現在の西洋医学は症状が現れてからの対処療法が殆どで異常が出たからでは遅いと私も日頃から思っています。
腹八分目・運動・規則正しい生活など日頃から留意しているせいか今の所は効果が出ている。(若い頃は違いましたが)
工場見学の後は「健康の森」を散策、素敵な森です。
まだまた紅葉も見頃です。ちなみに養命酒で使う仕込みの水は空木岳の花崗岩に磨かれた水を使っています。
見学にはおまけが付きます。養命酒は冷え性対策で冬の時期には寝る前に飲んでいます。
10月にオープンしたばかりの「くらすわベーカリー&カフェ」などでパンや本みりんなど購入。
クリームパンを早速いただく。カスタードに生クリームを合わせたクリームのパンでどちらかというとシュークリームを食べてるようで非常に美味しい。人気の商品です。
次の工場見学は「北川製菓」。工場に併設されたアンテナショップがあります。今回は工場見学は中止でしたがこのショップでアウトレット商品など大量に買い求めました。
また近くにある県宝旧新井家住宅(宮田宿本陣)も見学。
江戸時代の宿場町のほぼ中央にあった建物を、創建当時の姿に移築復元したもので、向かって右に大きな母屋、その左に門、門の奥、母屋の南に座敷棟、母屋の裏に土蔵があります。母屋が18世紀後半、座敷棟が19世紀初めに建てられたものと推定され、伊那街道では唯一、江戸時代の姿のままに残された本陣建物です。
更に伊那谷を北上して伊那市のかんてんぱぱガーデンへ。
ここのガーデンの紅葉も綺麗に色づいています。ここの健康パビリオンで健康測定など行う予定でしたが混み合っておりパスする事に。実はコロナ禍前まではほぼ毎年通って体力測定などを行っていた。
ここの社長は尊敬すべき経営者です。(年輪経営)
ここのガーデンも紅葉は今が見頃。
ここには中央アルプスの伏流水を汲める場所が開放されており2Lばかり汲んで帰る。これでコーヒーを入れると美味しいコーヒーが淹れられます。
昼食はお弁当を食べてから権兵衛トンネルを経て木曽谷へ抜ける。
木曽谷では「木曽七福神」を巡拝しながら観光をします。
札所一覧
・大宝寺:寿老人 塩尻市奈良井
・徳音寺:毘沙門天 木曽郡木曽町日義宮ノ越
・興禅寺:吉祥天 木曽郡木曽町福島(福禄寿の代わりに吉祥天が祀られている)
・臨川寺:弁財天 木曽郡上松町寝覚
・妙覚寺:大黒天 木曽郡大桑村野尻
・定勝寺:布袋尊 木曽郡大桑村須原
・光徳寺:恵比寿 木曽郡南木曽町妻籠
権兵衛トンネルを抜けR19を北上し奈良井宿へ
■大宝寺(寿老人):裏庭は享保年間につくられた嵯峨流の庭園がある。
膝も頭部も破壊され、わずかに胸の十字架だけが残っている有名なマリア地蔵尊がある。
奈良井宿を散策中におじさんに手招きされるままお店に入ると「桜茶」出してくれた。くるみせんべいが美味しそうで買い求める。
平日なので観光客も少なく静かな宿場。春先にもここを通り鳥居峠へ向かったが今は災害で道が崩落して工事中で奈良井からは鳥居峠へは行けない。藪原からはOK。
NHK朝ドラの「おひさま」のロケ地でもあった。(2011年に訪れた)
紅葉が綺麗な「巴淵」へ。ここに住む竜神が化身して巴御前になったという伝承がある。
淵の山側の紅葉は盛りを過ぎていたのは残念。↓この時には綺麗な山側紅葉だった。
次に宮ノ腰の徳音寺へ
■徳音寺(毘沙門天):木曽一族の菩提寺。伝承によると元暦元年(1184)、木曽義仲は粟津の戦いで討死し、その亡骸を大夫坊覚明が境内に移し墓碑を建立したそうです(一般的には滋賀県大津市にある義仲寺に埋葬されたとされ、義仲寺にも義仲の墓碑が建立されています)。
この大夫坊覚明は義仲の右筆で平家物語の作者とも言われている。
今日の最後の目的地は木曽福島の興禅寺。
■興禅寺(吉祥天):町内の長福寺、大桑村の定勝寺とともに木曽三大寺のひとつ
石庭や枯山水の庭園。
木曽義仲の遺髪を納めた墓碑、木曽信道の墓碑、木曽義康の墓碑、木曽義昌の墓碑、木曽家代々の墓碑がある。
ぬくもりの宿「駒の湯」へ
予定通り17時にチェックイン。部屋は別館の「穂高」です。
コロナの影響もあり経営不振、そして駒の湯は分社化し新しく再開されたのが7月からです。
ギャラリーにはこの近くで撮影した写真が展示してありカメラを趣味とする私としては嬉しい。
駒の湯文庫で雑誌・漫画などの書籍もありゆっくりできるスペースがあります。特に山やアウトドア関係の雑誌をよみゆっくりできます。
夕食は19時からにしたので、まずは温泉でゆっくりします。
華美な食事ではありませんが木曽を感じさせる食材がふんだんに使われており年配者には優しい。
食後にも駒の湯文庫で雑誌を広げゆっくりした時間を楽しむ。
星空見学も急遽参加しキビオ峠までバスで移動。雲のすきまから覗く星を寒さに震えながら高倍率の双眼鏡で星空鑑賞。生憎雲が多く色々鑑賞できませんでしたが、係の人のタブレットでの説明もあり鑑賞した気分になれた。
宿に戻り冷えた身体を温泉で温める。
放射冷却で冷えこみも電気毛布で暖かく睡眠できた。
明日の朝は冷えこむぞ!!