インド映画としては、異色かも。
キリスト教徒の、二人のデーヴィドの物語。
一人は、音楽青年。父親が敬虔なクリスチャン。
質素な暮らしに、どちらかといえば批判的だった彼だけど、父親がヒンドゥー原理主義者に襲われた事をきっかけに、ちょっと人が変わったように復讐心に囚われる。
もう一人は、結婚した嫁に逃げられ、その傷がいまだ癒えずに呑んだくれている。
ある日、人目惚れした女性(耳と口が不自由)が、弟同様の友達の婚約者で…。
しかし彼は、彼女も自分のことが好きだと思い込んでしまうのだが。
どの選択をするのか。
宗教の意味って何なのか。
一見、全く宗教的ではない二人のデーヴィド。
だけど、選んだ答えは、やっぱりクリスチャンなんだなと思う。
なかなか魅力的な映画。
インド映画、懐深いな!