気まぐれ日記

その時々に、心ひかれるものや気になる事、読んだ本や見たDVDの事を書き留めてます。

大阪城の櫓(1)

2023-03-19 21:11:25 | 旅行


西外堀から、乾櫓(いぬいやぐら)を望む。


西外堀。


千貫櫓(せんがんやぐら)(左)と
多聞櫓(たもんやぐら)(中央)、
大手門(右)(松でちょっと見えにくいかも)を望む。

千貫櫓。
西外堀に面する西面と南面に窓と銃眼を備え、大手口から城内にせめ入ろうとする敵に弓や銃で(ガイドさんの説明では、大手口までの距離は80メートルぐらいなので、届くらしい)攻撃することができる防衛上重要な櫓。


石垣が美しい。




大手門。

大手門内側。左側の柱の継ぎがすごい。

大手門内側。
土塀の雁木(石段)。


大手門を入った正面に巨大な石が3つ!
中央が「大手見付石(おおてみつけいし)」


この巨石、3つとも同じ石から取られているらしい。
これらの石たち、厚さはそれほどなく、厚いもので1メートルちょっと。多くは80センチ前後らしい。これだけの大きな石を、80センチ程度に薄く割るのって、逆に難しいのではないだろうか?
すごい技術!




多聞櫓。
左側が渡櫓、右側が続櫓。
渡櫓、続櫓共に多くの窓が開けられていて、大手門から枡形(大手門と多聞櫓によって囲まれている部分)に侵入した敵を攻撃出来るようになっている。

渡櫓には、下の門を開けようとする敵を上から弓で攻撃出来るように、槍落としを備えている




渡櫓の門を入った左手に見える千貫櫓。







近江上布

2023-03-19 19:07:42 | 日記
滋賀県の能登川駅からバスで移動。
近江上布伝統産業会館へ。

近江上布は麻織物。
経糸に苧麻の紡績糸。
緯糸は大麻の手績み糸。
この手績みは、機結びではなく、撚ってつなぐ方法を使う。
(つなぎ方は小千谷縮と同じ)
しかし、だいぶアバウトなつなぎ方。緯糸なので、それでいいのだろう。
太さも、わりと太め。つないだところが平らではなく、段になっていても気にしない様子。

織機は地機。糸綜絖。
昔は、経糸に、自分たちで育てた苧麻を績んで使っていたそうなので、その名残りらしい。

なお、絣の布は高機で織られていて、生平と呼ばれる無撚りの布だけ、この地機で織られているらしい。