気まぐれ日記

その時々に、心ひかれるものや気になる事、読んだ本や見たDVDの事を書き留めてます。

大阪城の櫓(2)

2023-03-21 10:43:55 | 旅行
多聞櫓を抜けて、桜門に行く途中にある、南仕切り門跡・太鼓櫓跡。


ここはマチュピチュか?と思うような石積み!
隙間なく石が積まれている。
これだけきっちり平面を出す技術があったことに驚く。

向かい側も
仕事きっちり♪




南仕切り門跡・太鼓櫓跡の手前から見える桜橋。

大手橋もこの桜橋も、土橋。
土橋という言い方が正しいのか不明だが、要するに橋の下が通行できない橋。木造の橋と違って、戦の際、焼かれる心配がない。


近くにあった石。ノミ跡が残っていて、そこからヒビが入っているのがよくわかる。
大阪城石垣には、花崗岩(御影石)が使われたそうだが、ノミ跡のところからわりとまっすぐに、きれいに割れているのがわかる。
目が揃っているというか、素直な石なのだろう。


まっすぐに入っているヒビ。

印が彫られているのがわかる。
受け持ちの藩ごとに印が違っているらしい。それに、文字らしきものも彫られている。読めないけど。


そして、いよいよ桜門。
桜門から望む天守閣。
その下に見えるのが、桜門入って正面にある、巨石タコ石。
この石は数ある巨石の中でも、大きさ一番。

正面からだと、カメラに収まらない!


タコ石の左隣の石。
これも大きい!

桜門の内側いある石垣。多分、こことタコ石のある石垣に渡櫓があったのでは?
説明文、撮影したと思うのだが、行方不明。
(^^ゞ
ここも、仕事きっちり♪なのに、一箇所だけ自然のままと思われる石が使われているのがおもしろい。

コレ、実物を写真撮り忘れた。
しかし、金明水、銀明水という表現がおもしろいなと思った。
この時代、水がいかに貴重か、ということを表していると思うから。




あ〜やっと天守閣に行ける!
長い道のりだった。
多分、すんなり歩くと西外堀からここまで20分ぐらいかと思うのだが、
説明文読んだり、写真撮ったりしていたら、2時間ぐらいかかった。
ホテルを夕方4時半頃出たのだが、6時を目安に帰ろうと思っていたのに、終わらなかった(笑)。

当然、天守閣にはもう入れないし、ミライザの土産物屋さんも閉まっているので、続きは翌日に!















大阪城の櫓(1)

2023-03-19 21:11:25 | 旅行


西外堀から、乾櫓(いぬいやぐら)を望む。


西外堀。


千貫櫓(せんがんやぐら)(左)と
多聞櫓(たもんやぐら)(中央)、
大手門(右)(松でちょっと見えにくいかも)を望む。

千貫櫓。
西外堀に面する西面と南面に窓と銃眼を備え、大手口から城内にせめ入ろうとする敵に弓や銃で(ガイドさんの説明では、大手口までの距離は80メートルぐらいなので、届くらしい)攻撃することができる防衛上重要な櫓。


石垣が美しい。




大手門。

大手門内側。左側の柱の継ぎがすごい。

大手門内側。
土塀の雁木(石段)。


大手門を入った正面に巨大な石が3つ!
中央が「大手見付石(おおてみつけいし)」


この巨石、3つとも同じ石から取られているらしい。
これらの石たち、厚さはそれほどなく、厚いもので1メートルちょっと。多くは80センチ前後らしい。これだけの大きな石を、80センチ程度に薄く割るのって、逆に難しいのではないだろうか?
すごい技術!




多聞櫓。
左側が渡櫓、右側が続櫓。
渡櫓、続櫓共に多くの窓が開けられていて、大手門から枡形(大手門と多聞櫓によって囲まれている部分)に侵入した敵を攻撃出来るようになっている。

渡櫓には、下の門を開けようとする敵を上から弓で攻撃出来るように、槍落としを備えている




渡櫓の門を入った左手に見える千貫櫓。







近江上布

2023-03-19 19:07:42 | 日記
滋賀県の能登川駅からバスで移動。
近江上布伝統産業会館へ。

近江上布は麻織物。
経糸に苧麻の紡績糸。
緯糸は大麻の手績み糸。
この手績みは、機結びではなく、撚ってつなぐ方法を使う。
(つなぎ方は小千谷縮と同じ)
しかし、だいぶアバウトなつなぎ方。緯糸なので、それでいいのだろう。
太さも、わりと太め。つないだところが平らではなく、段になっていても気にしない様子。

織機は地機。糸綜絖。
昔は、経糸に、自分たちで育てた苧麻を績んで使っていたそうなので、その名残りらしい。

なお、絣の布は高機で織られていて、生平と呼ばれる無撚りの布だけ、この地機で織られているらしい。





久しぶりに金沢

2023-03-18 08:12:06 | 日記
金沢。
変わってしまって、知らない町みたいだ。住んでいたのは…
35年前!?
オー・マイ・ガッ!
変わっていて当たり前か。

大学辞めて、金沢を出ていくときは、こんな平然と、普通に旅行者として訪れるときが来るなんて、思いもしなかったな~。

「お腹召しませ」

2023-03-05 08:57:23 | 日記
浅田次郎さんの本。
初めて読むので、短編集を選んだ。
「お腹召しませ」、おもしろかった。
娘婿が預かり金に手を付けて、女性を身請けして逃げたため、主はその責任をとって切腹しないといけない立場に立たされたのだけど…。
そうなって、初めて見えてきたもの。
価値観の変換。
善悪の逆転。

立場が変わると、こんなにも見え方が変わるんだな!
と感じた一冊。