10月18日午前3:30何かに導かれるように私は起き、入り忘れた風呂に入り一息ついてからカマロに乗り込んだ。
車の関係上街中はいつもは避け初めは小樽に行っていたけど、最後なので札幌方面を流し、途中で最後の給油、やはり自分で入れたかったのであえてセルフで入れ再び走行開始、ラジオもMDも今回は無し(というか故障してた)なので存分にエンジン音を刻み込んできました。
1996年8月に私の所にきて2006年10月18日10年に渡り自分を形成する一部になったと言っても過言ではないこの車、何故この車を買ったのか?
もうかれこれ17年前おいらの友人マッツ氏(こいつはイタ車現在はBMW乗り)がお前は絶対アメ車が似合うと言われたけど当事は国産で動きゃいいやぁ~なんて思っていた、しかし同氏に連れられてBUBUにいってカマロのエンジンをかけた瞬間自分の中に何かが変わったとしかいいようの無い感覚が駆け抜けた。ここからいつかはこいつを手に入れる!と決心して就職して2年が経ったときに貯めた金で即金で購入、家族から白ぉーい目で見られてしまったのを今でも覚えているぞ。
でも、やはりこの車とは相性が善かったと思う、仕事&私事のやな事もこいつでかっ飛ばせばいつの間にか後ろの方へ追いやる事が出来たし、気分転換にはもってこいだ。
あの太いトルク、無駄としかいい様のない助手席の空間(だから結構ゆったりとできる…ただし後方席は除く)、威圧感のあるマスク、なまら気に入ってたね。
色んな事もあったさ、道の駅をこの車で制覇したり、道内はあらゆる所へ行った。
色んな所も壊れたりもしたさ、ウォーターポンプが逝ったり、オルタネ-ターが2回ほど逝ったし、塗装も剥げたし、しまいにゃ雨漏りまでしたさ…でもすげー気に入ってた。
この車を手放す事を決定してから暫くしてデジカメを購入して、カマロを写真に収めてました、過去を思い出す為に忘れないように。
そして昼すぎカマロを引き取りに来て台車に乗せたところで最後のシャッターを切り見送りました。
泣きはしないが結構応えてます、久々の喪失感です。
本当は誰か引き取り手がいれば良かったのだけど、やはり買い手は無く廃車処分となります。でも過去これ以前2台乗っていたけど、最後まで自走状態で廃車になったのはこのカマロだけです(初代パルサーはエンジンブローで×、2代目カリーナは事故で廃車)。
まぁ廃車と思わないで個人的に退役っと思っています。よく10年戦ってくれた、わが戦友よ、今はただ休め…と。
総走行距離122009.8kmその内自分で走った分は70000km
総給油リッター数10734.31㍑+α
今はただありがとう以外の言葉は出てこない。さらば…いつかまた…
給油回数242+α