凍結防止剤、融雪剤の需要量は03年で612.200トン、02年より27.000トン増加しているそうだ。1990年に「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」が施行されてから、冬季路面管理対策の主力となり使用量は格段に増えたようである。
この凍結防止剤、融雪剤は塩化ナトリウムが全体の約77%、塩化カルシウムが22%を占め、塩化系で99%をを占める。このため、塩素系凍結防止剤の経年散布により土壌、植生、水質及びコンクリートや鋼構造物といった沿道環境に影響が出始めている。
これらから環境対応型の凍結防止剤として尿素系と酢酸系の非塩化系への代替が加速されることが望まれる。しかし尿素系では青森空港での開港以来の尿素散布による窒素の流出で孫内川水系の汚染が報告され、環境汚染について再評価中である。今後、注目されるのは酢酸系で、青森県ではリンゴ搾り粕とホタテ貝殻を再利用した非塩素系凍結防止剤の技術開発に成功し実用化されたようである。現在は塩素系に比べ5倍近い単価で、同様な非塩素系開発にはコスト面の難題がある。
対応としては当面、各地域ごとの気候、状況、コスト、環境などに合わせた凍結防止剤の使用を進める以外なさそうだ。はやくコストの安い、効果の高い、量的確保のしやすい、環境対応型凍結防止剤ができるといいね。
この凍結防止剤、融雪剤は塩化ナトリウムが全体の約77%、塩化カルシウムが22%を占め、塩化系で99%をを占める。このため、塩素系凍結防止剤の経年散布により土壌、植生、水質及びコンクリートや鋼構造物といった沿道環境に影響が出始めている。
これらから環境対応型の凍結防止剤として尿素系と酢酸系の非塩化系への代替が加速されることが望まれる。しかし尿素系では青森空港での開港以来の尿素散布による窒素の流出で孫内川水系の汚染が報告され、環境汚染について再評価中である。今後、注目されるのは酢酸系で、青森県ではリンゴ搾り粕とホタテ貝殻を再利用した非塩素系凍結防止剤の技術開発に成功し実用化されたようである。現在は塩素系に比べ5倍近い単価で、同様な非塩素系開発にはコスト面の難題がある。
対応としては当面、各地域ごとの気候、状況、コスト、環境などに合わせた凍結防止剤の使用を進める以外なさそうだ。はやくコストの安い、効果の高い、量的確保のしやすい、環境対応型凍結防止剤ができるといいね。