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6/27 トライアル世界選手権第6戦フランス大会

2005-06-27 12:26:14 | ■05年トライアル情報
フレイシャーがHonda勢で最高位となる
決勝日:6月25日(土)/26日(日)
開催地:アレス 天候:土曜日:快晴/日曜日:快晴 気温:土曜日:35℃/日曜日:38℃ 観客:4,000人

 2005年度トライアル世界選手権、第6戦フランス大会が6月25日、26日にアレスで行われた。


 今回は両日とも高温の中での戦いとなり、Repsol Montesa-HRCの藤波貴久選手とドギー・ランプキン選手にとっては、非常に厳しい戦いとなった。藤波選手は暑さのため、1日目5位、2日目8位に終った。

 ランプキン選手は、初日の2ラップ目序盤に激しくクラッシュしたため、12位に入れただけでも上出来だったといえる。一時、ランプキン選手は2日目の出場を危ぶまれたが、出場して6位に入った。

 Repsol Montesa-HRCチーム3番目のライダー、マーク・フレイシャー選手は6位と5位に入り、今回Honda勢では最高の成績を納めた。

 先週末にトライアル世界選手権が行われたアンドラから、各チームはフランスに移動した。アレスは南部の街、二メスの北約50kmのところにある。

 今回の大会は、アレスの郊外にあるポールズ・メカニク・モータースポーツ・コンプレックスで行われた。ロードレース・コースが2つとラリー・ステージもあるこのコンプレックスで、トライアル世界選手権が行われるのは初めてのこと。15個のセクションは常設ロードレースコースの周囲に設置された。そのうちの大半は人工セクションで、数少ない自然の地形を利用したセクションは、近くの険しい丘に設けられている。

 初日の1ラップ目を終えた時点でトップに立ったのは、減点を13ポイントに抑えたアダム・ラガ選手(ガスガス)。2番手は、6ポイント差で藤波選手。3番手にはジェロニ・ファヤルド(ガスガス)がつけた。フレイシャー選手とランプキン選手は、30ポイントと36ポイントでリーダーボードに載らない順位だった。

 初日の2ラップ目に入って、ランプキン選手を不運が襲った。3つの巨大な石の階段のあるセクション3で、ランプキン選手は一番高い位置から転倒し、腰を強打してしまった。

 急いで担架で救急車に乗せられ、メディカル・センターに運ばれたランプキン選手を診断した医師は、詳細が分からないため、外部の病院で詳しい診察を受けることをアドバイスした。しかし、ランプキン選手はそのまま競技を続けることを希望し、残りのすべてのセクションに出走した。集中してトライできる状況ではなかったため、ランプキン選手は残りのすべてのセクションで減点5に甘んじた。それでも完走扱いで1日目の順位は12位となり、貴重な選手権ポイントを獲得した。

 初日の2ラップ目、藤波選手は暑さのために調子を崩し、結局5位となった。両足がつってしまい、足を引きずりながらトライを終えることになった。1ラップ目に不調だったフレイシャー選手は、2ラップ目には見違えるほどの成績を修め、6位で1日目を終えた。

 1日目に優勝したのはラガ選手。2位ファヤルド選手、3位アルベルト・カベスタニー選手(シェルコ)と続いた。

 2日目はさらに気温が上がった。セクションの変更はほとんど行われず、選手たちは前日に引き続き、暑さと戦うことになった。1ラップ目を終えた段階での減点は、ラガ選手が7ポイント、カベスタニー選手が12ポイント、藤波選手15ポイントだった。しかし、一番の驚きは、一時は出場さえ危ぶまれていたランプキン選手が減点23ポイントだったことだ。

 激痛に見舞われていたランプキン選手は、難易度の高いセクションでは無理をせず、減点5を享受していた。その結果ランプキン選手は、6位で2日目のトライアルを終えたのだった。逆に藤波選手は、2ラップ目に調子を崩して8位に終った。フレイシャー選手は手堅い走りで5位に入っている。

 2日目も優勝したのはラガ選手で、その結果149ポイントでランキング首位に躍り出た。同2位はカベスタニー選手の141ポイント。藤波選手は128ポイントでランキング3位となっている。ランプキン選手(125ポイント)は、先週ランキング首位だったが同4位となっている。

 次の大会は7月9日、10日にイタリアのハンボンディオーネで行われる。


■マーク・フレイシャー選手(6位/5位)
「土曜日の結果より、日曜日の方が良かったけれど、また今回もいつもと同じような流れになってしまった。つまり1ラップ目の成績が悪く、2ラップ目は1ラップ目よりはるかに良くなるんだ。こんなことでは、表彰台に上がることはできない。トップ5に入るのがせいぜいだろう。それが僕の課題だ」
■藤波貴久選手(5位/8位)
「日曜日の2ラップ目は、散々な結果に終わってしまいました。減点5もあったし、ほかにも減点が多すぎました。チャンピオン争いのことを考えるとちょっと厳しいです。特にラガやカベスタニーとポイント差が開いてしまったのは辛い。昨日は終盤、暑さのため体力的にきつかったのですが、今日は体力的にも精神的にもきつかったです」

■ドギー・ランプキン選手(12位/6位)
「日曜日の6位という順位は、僕の置かれた状況を考えると最高の出来だろう。昨日転倒してしまったので、今日は出場できるかどうかもわからなかったんだ。2ラップ目のセクション10までは問題なかったのだけれど、そこから減点5を3つ続けてしまった。足も痛かったし、頭も混乱していた。その他の部分に関しては、自分でも全力を尽くせたと思ってい


順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 3 A.ラガ ガスガス 13 20 33 16
2 6 J.ファヤルド ガスガス 25 12 37 19
3 4 A.カベスタニー シェルコ 29 12 41 17
4 9 A.ボウ ベータ 22 19 41 16
5 1 藤波貴久 モンテッサ Honda 19 29 48 16
6 5 マーク・フレイシャー モンテッサ Honda 30 19 49 16

12 2 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 36 63 99 7



順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 3 A.ラガ ガスガス 7 15 22 20
2 4 A.カベスタニー シェルコ 12 18 30 21
3 6 J.ファヤルド ガスガス 25 8 33 19
4 9 A.ボウ ベータ 23 14 37 17
5 5 マーク・フレイシャー モンテッサ Honda 25 17 42 15
6 2 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 23 26 49 15

8 1 藤波貴久 モンテッサ Honda 15 37 52 15



順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.ラガ ガスガス 149
2 A.カベスタニー シェルコ 141
3 藤波貴久 モンテッサ Honda 128
4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 125

5 A.ボウ ベータ 103
6 マーク・フレイシャー モンテッサ Honda 101



なにか大変な事態になっているようです。
 でもラガもカペスタニーも人間。残り7戦なにがあるか分かりません。イタリア大会まで2週間、体制立て直して、自分の力を信じてひとちひとつ積み上げて。なにか自分自身に言い聞かせているみたいですが・・・・ フジガスがんばれ!


黒山健一選手、野崎史高選手に総合成績の大きな変動はないようです。正確な情報分かり次第アップします。

次回は7月9日(土)・10日(日)。イタリアのハンボンディオーネだそうです。黒山選手のベータの故郷ですね。



黒山選手、両日とも7位。野崎選手、両日とも11位。
スコルパの4ストマシン、アレスの会場で発表されたようですね。戦闘力は定かではありませんが、とてもエンジン音が静かだということです。もちろんYAMAHAのエンジンです。



73.0



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