犬小屋の中へ

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「ロボット」「Mr.Boo」「グスコーブドリの伝記」

2012-07-25 10:42:48 | 映画
ブログ更新も滞っているので、最近観た映画の感想などをちょこちょこと。

「ロボット・完全版」


以前より日本上映が待望されていた、インドのスーパースター・ラジニカーント主演の超大作。以前ファン同志の交流会でみたり、また自分で海外版のDVDを持っていたりするのですが、、やっぱり大画面はいい!いいです!ギラギラのロボットダンスや従来の理解尽くせないようなCG。ラジニカーントの一人二役の演技も板に着いてますもう今年で60代半ばなはずなんですが‥。なんて元気なんでしょう
インド映画というと長尺が有名なんですが、こちら観に行ったのは完全版・二時間57分あるんですが、、長さは全く感じなかったですよ(今回の日本公開版ではインターバルはありませんでした。ムトゥでは確かインターバルが挟まれ、トイレ休憩があったのですが)。
ラストの台詞は以前理解できなかったんですが、今回の字幕版でようやくその伏線が理解できました。そして今年秋には「ロボット」大ヒットの影響を受けてか、「Shivaji」も公開決定だそうです。今から十年以上前のインド映画ブーム、再度燃焼してほしいです!!!

「Mr.Boo」



現在京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで「ロードショーとスクリーン」という特集が組まれていて、その中での再上映。こちらもDVDボックスは持っているのですが、大画面で観るのは初めて。
今観るとコテコテで胸焼けするようなギャグが満載なんですが、それも含めて歴史的価値あり!な映画である事は間違いないです。調理場での対決やサモハン・キンポーの出演など見所も満載。日本で「オリジナル」というべき広川太一郎吹き替えではありませんが十分に堪能できました。
他にも「プロジェクトA」「ターミネーター2」「ランボー」といった涙が出るようなラインナップが上映されています。7月29日までやってますので、機会がありましたらぜひ!

「グスコーブドリの伝記」



宮沢賢治の小説を映像化したアニメ映画。監督が前回(といっても20数年ぶり)?の「銀河鉄道の夜」の杉井ギサブローさんという事でこれは観なければ!と足を運んできました。
見終わったあとは、あの場面はどうなったんだろう?とか、あの伏線は?という疑問がクルクルと頭の中を巡っていたのですが、きっとそういう意味だったのか、、とふと思い返すとボディーブローのように感動が胸に来る、そんな映画だったと思います。
ただ映画一本通じて一人称目線なので、これだけボリュームのある内容だとちょっと映画の尺では厳しいのかなと感じました。特にお子さんには難しかったかも。前回の「銀河鉄道の夜」は友人カムパネルラと共に旅立つことで主人公・ジョバンニの気持ちを追体験し、また最後は幼心ながらこの物語の「死」に対しての意味も物語を通じて感じる事ができたように感じました。
前作に対しての思い入れが強過ぎたのでそう思ってしまうのもあるのですが、世界観は素晴らしいですし、今この時代に作らなければと決意を持って作られた作品だと思います。


という訳で今観ても前作「銀河鉄道の夜」は色あせない名作だと思います。ぜひぜひ!
そんな感じで、今年の夏はなかなか観たい映画が目白押しなのが嬉しいですね!


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