犬小屋の中へ

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シンガポール映画祭

2009-09-14 20:09:24 | 映画
シネマート六本木にて開催されているシンガポール映画祭に足を運んできました。シンガポールといえばイメージするところはまずマーライオンでしょうか、あとは路上にゴミ捨てたら大変だとか。。近代的なビルと古き良きアジアが共存する国家、という位で具体的なイメージは貧困なものしか浮かびませんが、以前みたシンガポール映画『フォーエバー・フィーバー』がなかなか面白かったのでどんなものだろう?て事で期待をよせて3本を観てきました。


ゴーン・ショッピング

シンガポールの華やかなショッピングセンターが舞台で、台湾富豪の第二婦人を中心に、インド系の迷子になった女の子・オタクのカップルそれぞれのエピソードが語られる作品。カラフルな画面構成に女性監督ならではのセンスを感じました。ショッピングセンターを象徴として本当に大事なのはモノ溢れる豊かさなのか?という問いかけでしたが、最後は今ひとつ消化不良な感じがしてしまいました。ベタなハッピーエンドでも良かったんじゃないかと思うんですが。フォーエバーフィーバーの主人公だった方も登場、あれからもう10年以上経ってる訳で、もはやオッサンですな。。
去年海洋映画祭でみたタイ映画に展開や構成が非常に似ているのでひょっとしておんなじ監督かも?と思ってしまいました。

シンガポール・ドリーム
最初若干眠りかけてしまいましたが...この映画はとても面白かった!シンガポールならではの日常が堪能できますしお金や身内に振り回される家族のやり取り、随所にユーモアが溢れてます。最後お葬式のシーンでは、珍しい風景(香港と同じように、紙で作った日常品や故人が欲しかった贅沢品を火葬)を目にする事ができたりします。ティーチインでは、主演のヤオ・ヤンヤンさんがスカイプを使ってQ&Aに答えてました。本人はこんなドアップでスクリーンに映る事解ってるんだろうか?と思う程目一杯画面に出て笑ってしまいました

ブー・ジュンフェン短編集
シンガポールならではの社会問題を扱った短編が多かったですが、その中で一番印象に残ったのが交換留学から帰国後2日後に兵役に付く事になった少年の話、父親に対する反抗心や焦燥感などが画面から溢れていました。あと最後の方は眠気に襲われてしまって終わりの2本くらいはおぼろげな感じになってしまいました。監督はまだ25歳との事、スカイプでティーチインを行いましたがジャニーズ系のイケメンでした。それも才能の1つかも。

さすがに1日3本はきつく、かなり眠りに落ちた箇所もありましたがこうした特集上映は面白いですね。今年は幕張での海洋映画祭が開催されないようなので同時期に今回のものがあって良かったです。あと...気になった点といえば、画面右の日本語訳の斜体文字が変だったこと(笑)極端な右下がりで。。普通斜体は逆方向だろ
画像は入り口にあったマーライオンの像。このあとコイツに水を吹きかけられて大変な思いをしました。

その後は近くにある、以前より気になっていたうどん屋つるとんたんへ。この夜食べたのは海鮮ちゃんぽんのうどん。六本木だけに外国人観光客で溢れかえっていました。

写真で携帯の大きさと比較すると解るかと思いますが、鍋の大きさが半端じゃない!優勝力士の杯なみ。でも底は高くないので、普通に食べられる量。味付けは濃い目ですが、うどんにコシがあり鰹だしが利いていて美味しかったです。後で調べたらうどんの量を2玉まで増やせるとの事。...先にそれを言ってくれ! 3.5/5点

クリックするとマーライオンが枕元に


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