犬小屋の中へ

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ブラティスラヴァ世界絵本原画展

2008-08-07 23:04:23 | アート
毎日暑いですね~。昨日の夜は寝ようとしても暑さで眠れず、朝4時半くらいになるとセミはうるさいわ、鳥はさえずりまくるわで昼間の方がよっぽど静かなんじゃないかと思うくらいでした
で、そんな眠れない朝方になんか部屋がごそごそいうなーと思っていたらコガネムシが一匹どこからか入り込んでいました。つかまえてみると、とてもきれいなエメラルドグリーン。外に出してあげると甲羅が朝焼けで輝いていました。ペープかけてたんでちょっと弱っていたのか心配でしたが、無事飛び立てたようでホッとしました
ようやく眠りにつけたのも6時前。。

そんな話はさておき、先日千葉市美術館で開催されているブラティスラヴァ世界絵本原画展に足を運んできました。こちらはスロヴァキアで行われている絵本原画のコンペで、こちらで受賞された作品が現在9/7まで公開となっています。昔から絵本の世界にはとても興味があったので、足を運んできた次第です。

グランプリ受賞のアイナール・トゥルコウスキィ「まっくら、奇妙にしずか」は、なんとシャーペンを駆使して数年がかりで書かれたそうです。じっくり見てみましたが、版画のようで鉛の鈍い色を放っていましたが、シャーペンで描かれたものとは近くで見ても思えませんでした
なんというか、非常にシュールな世界観。どちらかというと大人向けでしょうか?受賞作の中ではベンテ・オーレセン・ニストロム「アルティングさん」が良かったです。日本人には出せないような、オリエンタルな世界観が新鮮でした。
どちらかというと海外の作品は児童向けの絵本というよりもアーティスティックな画集、という趣きが強い傾向を感じました。

日本の作家さんたちも受賞はされなかったようですが、素晴らしい原画が沢山ありました。現在人気絶頂の100%ORENGEやスズキコージさん、また荒井良二さんの原画はとても魅力的でした。「ぼくのきいろいバス」という輝くバスの話でしたが、黄色がまばゆかったです
個人的に一番良かったのはたしろちさと「ぼくうまれるよ」という方の原画でした。かばの親子のお話なのですが、そのかばたちに強く愛情と生命力を感じました。技法やギミック、作家性を強く主張する作品が多い中、こうしてオーソドックスながらも愛情のある絵が描ける人がいるというのは素晴らしい事だと思います。最近はこういう絵本を見かける事が少なくなったような気がしますね。

都心から離れた千葉駅。。から歩いて10分ほどという、この炎天下の中ではちょっと辛かったりするかもしれませんが、そのせいか落ち着いて観賞できる場ですので、ぜひ訪れてみて下さい

あと私の1日メーカーというのをやってみました。こんな1日だったら身体がいくつあってももたん。でも「公園で赤ちゃんと発砲大会」はなんか面白そう。。
皆さんもお試しあれ!

クリックすると今夜はぐっすり眠れるかも


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵本 (まっちん)
2008-08-11 01:33:05
matsumoさん、こんばんは。

今年は暑いみたいですね。
こちらももちろん暑いのですが、セミの声はほとんど聞いたことがありません。
やはり気温が随分と違うんですね~。


本当は私も絵本展とかどんどん行かなくちゃいけないのでしょうが、サボってます。。
というか、サーチしてないので、こちらでそういうものがやってるかのかどうかもチェックしてません。反省です。

私の1日メーカー、私もしてみましたが、
とても公表できるようなものでなく、
とてもオゲレツな内容でした(笑)
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こんにちは (matsumo)
2008-08-12 11:08:39
まっちんさん、こんにちは。こちらでは朝早くから怒号のようなセミの声が聞こえてくるので参ります。もっとも、命の短いセミからすれば生を満喫しているのかもですが。
特定の作家の絵本原画はよくありますが、海外の受賞作を集めた絵本展は滅多にみることのない機会なので新鮮でした。
1日メーカーは日ごとに変わるみたいですね。日によっては公開できそうになかったり。
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