最近は昭和初期の剣道に興味があって、そんな関係の書籍や古本をネット経由等で調べている次第です。まあ例によって興味のない人にはどうでもいい話だったりするので、アレな人はスルーしてください。
昭和初期にはタイガーモリの愛称で親しまれ、単身米国に渡りフェンシングで大活躍、剣道を広める、そんな剣士がいた事をご存知でしょうか。今でこそ野茂やイチローといったメジャーリーガーが海を渡って活躍していますが、その先駆けなのかもしれません。
こちらは10年以上前に購入した本ですが、タイガーモリこと森寅雄の伝記とも言える希有な本です。
<amazonより抜粋>
匂い立つような姿と鋭い太刀さばきで“昭和の武蔵”と謳われた天才剣士・森寅雄。謎の天覧試験敗退から彼の人生は大きく変わる。日本を捨てアメリカに渡った彼は、フェンシングでも頂点を極め、証券会社を興す。端正な顔立ち、明るく気品のある振る舞い、流暢な英語を使い、車やバイクを乗り回したスマートさ。戦前の日本人としては破格のバイタイリティーと鋭い国際感覚を持った男の波乱に満ちた生涯を追う異色のノンフィクション。
森要蔵の血を引く森寅雄は野間家の養子として育てられ、小さな頃から剣道において天武の才能を発揮したそうです。
あの剣聖と呼ばれる持田盛二との試合でも瞬く間に胴に切り込み二本勝ちを収めたとか、想像がつかないだけにどんなに強かったのか。。
現在森寅雄さんが生きていたら...全盛期の宮崎正裕さんと対決したらどんな試合を披露するのだろう?
そんな事を考えるだけでも胸高鳴りますね。
剣道だけでなくダンスも得意、カメラや映画に興味を持ちハイカラなライフスタイルは白州次郎さんのような雰囲気を感じさせる。本書の写真では今風のイケメンではないが、三船敏郎さんのような気品のある、俳優のような風貌。
実力No.1と言われながらも従兄弟の恒に勝ちをゆずった(らしいとされる)天覧試合の予選は大きな挫折だったかもしれませんが、これがなければ世界には羽ばたいていなかったかもしれません。往年のハリウッドスターにも指南していたとか。
さて...youtubeにその森寅雄氏と思われる映像が残っていました。
これだけ見ると現代剣道とかなり違う...フィルムのスピード自体が違うのでなんともいえないですが、(一足一刀の間合いから構え合う、足絡み等..)元立ちに徹されているようなので本人からの積極的な技はないものの、上体にぶれのない基本に忠実な面、最後に見せる突きなどから力の程が伺えます
そして伝記番組の映像も残っていました。こちらを見て本を読むと更に面白さ倍増です。
タイガー・モリと呼ばれた男-森寅雄-1/3
タイガー・モリと呼ばれた男-森寅雄-2/3
タイガー・モリと呼ばれた男-森寅雄-3/3
彼がアメリカに渡ったのは、フェンシングを学ぶ、剣道を広める、、という他にも剣道の世界選手権を開催する、という意図もあったようです。残念ながら世界選手権が開催される前に息を引き取られましたが、その意志は引き継がれその翌年に第一回が開催、今年8月にもブラジルで開催されます
そして森寅雄の中学時代の好敵手として二刀流を扱った「藤本薫」という人物もいたらしいですが、、こちらの方の伝記も入手したので、今後レビューできればと思います。
余談ですが、以前このブログで紹介した「武士道シックスティーン」今度映画化されるらしいですね。これが良いブームに繋がればよいのですが。。さて配役をみると、強い剣道部の女子でこんなに可愛いのいるわけな(以下略)
野球などと違って、作り手のディテールの甘さが顕著に反映しやすいスポーツだと思うので、エキストラは経験者を固めて大事に作って欲しい。いずれにしても竜巻が起こったりとか、陳腐なCGとか入れるのだけは止めて欲しいものです
クリックするとタイガー炊飯ジャーと混同することがないとか
「犬小屋の中へ」公式ホームページ・M's FORMAT
昭和初期にはタイガーモリの愛称で親しまれ、単身米国に渡りフェンシングで大活躍、剣道を広める、そんな剣士がいた事をご存知でしょうか。今でこそ野茂やイチローといったメジャーリーガーが海を渡って活躍していますが、その先駆けなのかもしれません。
タイガー・モリと呼ばれた男―幻の剣士・森寅雄の生涯早瀬 利之スキージャーナルこのアイテムの詳細を見る |
こちらは10年以上前に購入した本ですが、タイガーモリこと森寅雄の伝記とも言える希有な本です。
<amazonより抜粋>
匂い立つような姿と鋭い太刀さばきで“昭和の武蔵”と謳われた天才剣士・森寅雄。謎の天覧試験敗退から彼の人生は大きく変わる。日本を捨てアメリカに渡った彼は、フェンシングでも頂点を極め、証券会社を興す。端正な顔立ち、明るく気品のある振る舞い、流暢な英語を使い、車やバイクを乗り回したスマートさ。戦前の日本人としては破格のバイタイリティーと鋭い国際感覚を持った男の波乱に満ちた生涯を追う異色のノンフィクション。
森要蔵の血を引く森寅雄は野間家の養子として育てられ、小さな頃から剣道において天武の才能を発揮したそうです。
あの剣聖と呼ばれる持田盛二との試合でも瞬く間に胴に切り込み二本勝ちを収めたとか、想像がつかないだけにどんなに強かったのか。。
現在森寅雄さんが生きていたら...全盛期の宮崎正裕さんと対決したらどんな試合を披露するのだろう?
そんな事を考えるだけでも胸高鳴りますね。
剣道だけでなくダンスも得意、カメラや映画に興味を持ちハイカラなライフスタイルは白州次郎さんのような雰囲気を感じさせる。本書の写真では今風のイケメンではないが、三船敏郎さんのような気品のある、俳優のような風貌。
実力No.1と言われながらも従兄弟の恒に勝ちをゆずった(らしいとされる)天覧試合の予選は大きな挫折だったかもしれませんが、これがなければ世界には羽ばたいていなかったかもしれません。往年のハリウッドスターにも指南していたとか。
さて...youtubeにその森寅雄氏と思われる映像が残っていました。
これだけ見ると現代剣道とかなり違う...フィルムのスピード自体が違うのでなんともいえないですが、(一足一刀の間合いから構え合う、足絡み等..)元立ちに徹されているようなので本人からの積極的な技はないものの、上体にぶれのない基本に忠実な面、最後に見せる突きなどから力の程が伺えます
そして伝記番組の映像も残っていました。こちらを見て本を読むと更に面白さ倍増です。
タイガー・モリと呼ばれた男-森寅雄-1/3
タイガー・モリと呼ばれた男-森寅雄-2/3
タイガー・モリと呼ばれた男-森寅雄-3/3
彼がアメリカに渡ったのは、フェンシングを学ぶ、剣道を広める、、という他にも剣道の世界選手権を開催する、という意図もあったようです。残念ながら世界選手権が開催される前に息を引き取られましたが、その意志は引き継がれその翌年に第一回が開催、今年8月にもブラジルで開催されます
そして森寅雄の中学時代の好敵手として二刀流を扱った「藤本薫」という人物もいたらしいですが、、こちらの方の伝記も入手したので、今後レビューできればと思います。
余談ですが、以前このブログで紹介した「武士道シックスティーン」今度映画化されるらしいですね。これが良いブームに繋がればよいのですが。。さて配役をみると、強い剣道部の女子でこんなに可愛いのいるわけな(以下略)
野球などと違って、作り手のディテールの甘さが顕著に反映しやすいスポーツだと思うので、エキストラは経験者を固めて大事に作って欲しい。いずれにしても竜巻が起こったりとか、陳腐なCGとか入れるのだけは止めて欲しいものです
クリックするとタイガー炊飯ジャーと混同することがないとか
「犬小屋の中へ」公式ホームページ・M's FORMAT
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