先日打ち合わせがあって表参道に足を運んだのだが、駅の近くの交差点にある山陽堂書店に、谷内六郎さんの描かれた壁画が今でも残っている。「週刊新潮」の表紙に永年に渡り谷内さんの作品が扱われていたので、記憶に新しい人も多いと思う。谷内六郎さんの絵は昔から好きで、ちょっと不思議な怖さもありながら、懐かしい、郷愁感を感じさせる絵はこの人ならでは。また絵に寄せて一筆かかれた文章も、子供の目線のような素敵なユーモアを感じさせるものでした
こちらの壁画は、「傘の穴は一番星」。傘にあいた穴が一番星のように見えるという絵。今では傘に穴なんか空いていたらすぐ買い換え...となってしまいますが、昔は今よりも物持ちが良かったのでしょう、貧しい境遇もファンタジーに変えてしまう、素敵な発想ですね。
この壁画だけは谷内さんの作品として、いつまでも残って欲しいと思う。ここだけは先進気鋭のアーティストに取って代わらずに。。
話は変わって私事ですが、公式HPの告知欄でもお知らせしたように放送がありますので、詳細が解り次第またこちらでも告知させていただきます。
※NHK総合にて放送された星新一ショートショート。アニメパートの「友好使節」08年6月30日放送分に参加しました。
クリックすると貴方の傘にも一番星が
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