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初めて劇場でインド映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」を見た時の衝撃は大きかったです。どう見ても40越えた、カッコいいとはお世辞にも言いがたいおっさんが流し目、2枚目ヒーロー扱いになっているというありえない設定にやられてしまいました。インドのスーパースター、ラジニカーントです。しかしながら劇場を出る時にはすっかりファンになっていました
なんでしょう、日本人の視点で見たらぶっちゃけ微妙なんですが、向こうでは最高にかっこいいというギャップもまた魅力の一つになっています。日本でいうところの昔の石原裕次郎さんのようなポジションなんでしょうか?裕次郎というよりは勝新でしょうか。ラジニカーントが主演の映画はタイトルに毎回「SUPERSTAR RAJNI」の表記が入ります。
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「007」に触発されて作ったそうですが、日本で例えるとタイトルが出る前に「二枚目俳優・織田裕二」なんて表示される訳ですから、こちらではありえないですよね。昔のゲーセンみたいなチープ感がたまりません。
インドは大きな州に別れ、それぞれ言語も違えば、活躍する俳優も違うそうです。ラジニカーントが活躍しているのは主にタミル語圏の南インドで、以前香港の重慶マンションで、インド人にラジニ主演映画の在庫の有無を聞いたが一本もありませんでした。ヒンディー語圏のだったからか、こちらの州では知名度はそう高くないようです。
バスの車掌さんから悪役俳優→主演俳優に登り詰めた下積み時代もかなり長い叩き上げのスーパースター。
ラジニカーント主演でお目にかけたもの、現在視聴できるものをご紹介していきます。
インディアナ・アドベンチャー ブラッドストーンの謎(1988)未見
何気にハリウッドデビューも果たしてますねこの人。その名の通りインドを舞台としたインディー・ジョーンズ風の映画らしい。ヤフオクで調べたら5000円もしたので断念。マイナーな映画なので、そうそう見つかりそうにないですな。。主演ではないものの、出番は意外と多いとか。
pandian(1991)☆☆☆
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昔「リラックス」という雑誌のインド特集の読者プレゼントに応募したところ、こちらが当選。インドではPAL方式とビデオ形式が違うので泣く泣く7千円もはたいて変換しました。マイケル・ジャクソンのMTV風あり、サウンド・オブ・ミュージック風のミュージカルありですが内容は非常にベタ。最後はライダージャケットに身を包んだラジニさんが敵のアジトに突入。仮面ライダーのパロディかと思いました
当然字幕無しなので、本来は凄く深い内容なのかもしれません
ダルマデュライ 踊る鋼の男(1991)
☆☆☆1/2
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悪事を働く兄弟をかばって泣きを見て、隠居生活を送る初老の男、とにかくいい人なお兄さん、を演じるダルマ役のラジニ。その過去が語られる形でスタートします。教訓は「お人好しは馬鹿を見る」?後半は韓流ドラマのように不幸のオンパレード。後半はその怒りにまかせしばきまくり!「グリーンジャイアント」みたいなBGMが哀愁をそそります。最後の捨てゼリフは哲学的でもあり非常にかっこ良かった。前半には「カバティ」に興じるラジニの姿が!
ダラパティ 踊るゴッドファーザー(1991)
☆☆☆
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日本でも公開された「ボンベイ」等評価の高い、マニラトナム監督の作品。日本では「頭目」というタイトルで確かキネカ大森で特集上映していました。ミュージカルシーンはありますが、いわゆる任侠もの。復讐に燃えるラジニさん怖い!!
中盤のダンスシーン
ヤジャマン 踊るパラダイス(1993)
☆☆☆1/2
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ムトゥ同様、ヒロインミーナとの共演。「パラダイス」という名前が付いているものの、ヒロインが毒殺されて復讐したりと、画面構成は華やかながら全体的には悲壮というか、若干悲劇的な内容でした。また「踊るマハラジャ2」という名前で公開されましたが、こちらの方が先に作られています。音楽は「ムトゥ...」と比較すると古典的な音楽。
中盤のダンスシーン
ヴィーラ 踊るONE MORE NIGHT!(1994)
☆☆☆☆
歌手を夢見て首都に出てくる男・ラジニ主演のストーリー。主人公の芸名はヴィーラだが、本名はムトゥ。歌のコンクールに入賞し、故郷へ帰るところから主人公の過去が語られる。。「ムトゥ・踊るマハラジャ」にも登場したヒロイン・ミーナも登場。「インドのダニー・デビート」、センティルさんとも共演。
途中「俺との結婚がOKなら、返事として明日ここに灯りを点しておいてくれ。。」と、幸せの黄色いハンカチ的な展開が。その後夜の大地に「ムトゥ」のインド文字が灯りで描かれたダンスシーンは幻想的で良かったです。基本的には荒唐無稽なアクションあり、ラブストーリーありで王道を堪能できる作品です。
上記の名シーンはこちらから
次回はラジニカーント主演の最新作等をお伝えしてゆきます
クリックするともう踊るしかないです
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「犬小屋の中へ」オフィシャルHP・M's FORMAT
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なんでしょう、日本人の視点で見たらぶっちゃけ微妙なんですが、向こうでは最高にかっこいいというギャップもまた魅力の一つになっています。日本でいうところの昔の石原裕次郎さんのようなポジションなんでしょうか?裕次郎というよりは勝新でしょうか。ラジニカーントが主演の映画はタイトルに毎回「SUPERSTAR RAJNI」の表記が入ります。
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「007」に触発されて作ったそうですが、日本で例えるとタイトルが出る前に「二枚目俳優・織田裕二」なんて表示される訳ですから、こちらではありえないですよね。昔のゲーセンみたいなチープ感がたまりません。
インドは大きな州に別れ、それぞれ言語も違えば、活躍する俳優も違うそうです。ラジニカーントが活躍しているのは主にタミル語圏の南インドで、以前香港の重慶マンションで、インド人にラジニ主演映画の在庫の有無を聞いたが一本もありませんでした。ヒンディー語圏のだったからか、こちらの州では知名度はそう高くないようです。
バスの車掌さんから悪役俳優→主演俳優に登り詰めた下積み時代もかなり長い叩き上げのスーパースター。
ラジニカーント主演でお目にかけたもの、現在視聴できるものをご紹介していきます。
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インディアナ・アドベンチャー ブラッドストーンの謎(1988)未見
何気にハリウッドデビューも果たしてますねこの人。その名の通りインドを舞台としたインディー・ジョーンズ風の映画らしい。ヤフオクで調べたら5000円もしたので断念。マイナーな映画なので、そうそう見つかりそうにないですな。。主演ではないものの、出番は意外と多いとか。
pandian(1991)☆☆☆
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昔「リラックス」という雑誌のインド特集の読者プレゼントに応募したところ、こちらが当選。インドではPAL方式とビデオ形式が違うので泣く泣く7千円もはたいて変換しました。マイケル・ジャクソンのMTV風あり、サウンド・オブ・ミュージック風のミュージカルありですが内容は非常にベタ。最後はライダージャケットに身を包んだラジニさんが敵のアジトに突入。仮面ライダーのパロディかと思いました
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ダルマデュライ 踊る鋼の男(1991)
☆☆☆1/2
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悪事を働く兄弟をかばって泣きを見て、隠居生活を送る初老の男、とにかくいい人なお兄さん、を演じるダルマ役のラジニ。その過去が語られる形でスタートします。教訓は「お人好しは馬鹿を見る」?後半は韓流ドラマのように不幸のオンパレード。後半はその怒りにまかせしばきまくり!「グリーンジャイアント」みたいなBGMが哀愁をそそります。最後の捨てゼリフは哲学的でもあり非常にかっこ良かった。前半には「カバティ」に興じるラジニの姿が!
ダラパティ 踊るゴッドファーザー(1991)
☆☆☆
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日本でも公開された「ボンベイ」等評価の高い、マニラトナム監督の作品。日本では「頭目」というタイトルで確かキネカ大森で特集上映していました。ミュージカルシーンはありますが、いわゆる任侠もの。復讐に燃えるラジニさん怖い!!
中盤のダンスシーン
ヤジャマン 踊るパラダイス(1993)
☆☆☆1/2
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ムトゥ同様、ヒロインミーナとの共演。「パラダイス」という名前が付いているものの、ヒロインが毒殺されて復讐したりと、画面構成は華やかながら全体的には悲壮というか、若干悲劇的な内容でした。また「踊るマハラジャ2」という名前で公開されましたが、こちらの方が先に作られています。音楽は「ムトゥ...」と比較すると古典的な音楽。
中盤のダンスシーン
ヴィーラ 踊るONE MORE NIGHT!(1994)
☆☆☆☆
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歌手を夢見て首都に出てくる男・ラジニ主演のストーリー。主人公の芸名はヴィーラだが、本名はムトゥ。歌のコンクールに入賞し、故郷へ帰るところから主人公の過去が語られる。。「ムトゥ・踊るマハラジャ」にも登場したヒロイン・ミーナも登場。「インドのダニー・デビート」、センティルさんとも共演。
途中「俺との結婚がOKなら、返事として明日ここに灯りを点しておいてくれ。。」と、幸せの黄色いハンカチ的な展開が。その後夜の大地に「ムトゥ」のインド文字が灯りで描かれたダンスシーンは幻想的で良かったです。基本的には荒唐無稽なアクションあり、ラブストーリーありで王道を堪能できる作品です。
上記の名シーンはこちらから
次回はラジニカーント主演の最新作等をお伝えしてゆきます
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クリックするともう踊るしかないです
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「犬小屋の中へ」オフィシャルHP・M's FORMAT
この親父の迸る格好良さは一回映画見てもらえば分かるんですけどね。
マイケルジャクソンを気持ち悪いとか変態とか言って誤解してる人に、スムースクリミナルのPV見せると、あっこの人こんなに格好良かったんだ。みたいに態度が豹変するみたいな感じで。
やはり、ぱっと見の脂っこさが日本人受け悪い要因だと思います。
マイケルも今の人から見たら犯罪者的な目で見られると思うのですが、過去の偉業は誰にもまねできない凄いものでしたからね~。 自分もムトゥを見る前に、こいつが主人公なら見るの止めようかな、と思っていたので百聞は一見にしかずだと思います。
youtubeへのリンク追加したのでお暇な時にでも。。インドにはファンが多いのですぐ見つかります(笑)
ラジニさん濃い!!
こういう顔のおっさん日本人でもいますよね。
こういう系の顔した日本人のおっさんて、「オイラかっこいい」と思ってるのがヒシヒシと伝わってくる。
という事は、この手の顔が「かっこいい」という事になる世界が日本国内にも存在するのかもしれませんよ~。
ん~。ラジニさん気になる!
それにしても女優さんはキレイなのに、なんだかちょっと納得できないな。
ラジニさん今どんな活躍されてるのか・・
最新作情報・・気になります
そうですね~、例えると「クサヤ」的なところもあったりするんですよね(インドのファンの皆さんすみません)、通して観るとなんかかっこ良く感じてしまうというか。観てない人は「なんで?」と思うのが普通だと思います。インド女優は普通にきれいですからね。二枚目俳優と比較して、庶民的なところもまた人気の一因となっているようです。
レモンガラスさん
レモンガラスさんもご覧になられましたか~。マサラ映画ブームは韓流のようには行きませんでしたが、インパクト凄かったですよね。
次回は新作もそうですが、衝(笑?)撃の事実もお伝えします。という訳でご期待ください。
遊びに来ました。
私はちょくちょくシンガポールへ遊びに行ってタミル&ヒンディー映画を(SQの飛行機の中でも数本ずつ見られます)見ますが、タミル映画は字幕がなく、タミル人だけ楽しければ。。というノリの映画が多いですね。
次々と新人俳優が出てくる中、ラジニはもう神、並の存在感のように思います。
日本の劇場で、字幕付きを堪能したいものですね!
マーさんのブログ、拝見させていただきまして、今までシンガポールというと都会で、無機質なイメージを持っていたのですが実はそうではないんだ、という印象に変わりました。料理もとても美味しそうですね~。
インドからも沢山の方がいらしているようで、ラジニをはじめインド映画は人気が高いようですね。機会があればぜひ、シンガポールにも足を運んでみたいです。