犬小屋の中へ

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剣道の全日本選手権(07年)

2007-11-04 13:56:31 | 剣道
昨日は剣道の全日本選手権を観戦に行ってきました。こちらは毎年足を運んでいますが、剣道をやっている人は皆楽しみにしている大会です。テレビ放映されるのもこの大会位ですし。
決勝は、遠間からの豪快な面を得意としている神奈川代表の高鍋選手と、懐が深く柔らかな剣風で長身の大阪代表の寺本選手、世界大会代表、団体戦メンバーの次峰vs中堅の対決だけあって、近年にないハイレベルな決勝戦でした。
準決勝を速攻の面二本で勝ち上がり、勢いに乗る高鍋選手が面を選手するのですが、その後終了間際に寺本選手も面で追いつき、最後は相面で寺本選手が優勝をおさめました。
今年から準決勝からの試合が10分になり、それが明暗を分ける形となってしまったようです。従来通りの5分であれば高鍋選手が優勝していた訳ですから、ちょっと可愛そうでした。これからは先に1本を先取しても、残りの時間相手の攻撃をどうしのぐかを考えながら試合をしなければならないので、取られた方の心理が今まで以上に有利に働くかもしれません。それにしても両者本当に見事な試合運びで、両者優勝でも良い位の内容でした

去年優勝の内村選手は佐藤選手にベスト8で初太刀を打たれ破れてしまいましたが、去年以上にパワーアップして破格の強さを見せつけていました。変化を入れながら間合いをガンガン詰めてくるので、下手に打っても返し技を持っているのでなかなか打ち込めないのは本当に脅威ですね。今後も間違いなく活躍するのではと思いました。
今年は期待の対戦が数多くあって面白かったです。先程の佐藤選手vs内村選手や準決勝の佐藤vs寺本選手の同門対決、内村選手vs上段の正代選手の試合は皆注目していました。やはり観戦者も見どころが同じらしく、注目の選手が終わると弁当をバタバタと買い出しにでかけていました

あと東京代表の選手が3回戦連続で相手から竹刀離しからの反則を取っていたのには驚きました。後ろの親子連れの家族が「何か秘策があるぞ」といっていたので良く見ていると、竹刀の巻き技を使っていたようです。剣道では2回反則をすると一本となるので(場外や竹刀離し等)、面も思い切りよくて延長まで寺本選手と渡り合うほど強い選手だったのですが、これはこれで凄いテクニックだなと思いました。
またトップの写真がそうですが、42年ぶりに二刀流の選手が登場して話題になっていました。2回戦で破れてしまいましたが、1回戦では見事な小手を決め、大太刀で突きを放つなど会場を湧かせていました。

どの人も身体能力が半端ではないですね。。警察だと毎日、それも1日3回稽古していたりするらしいですから。普通の人がまねしようとしたら間違いなく身体を痛めるでしょう

それより会場に入る時に名選手、宮崎さんとすれ違ったのが嬉しかったです。サインをせがめるような勇気はないですが。。

クリックすると懸かり稽古が楽になるらしい


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (平井)
2007-11-06 16:38:52
プロフェッショナルな記事であまり内容が理解出来てないのだけど、二刀流って言葉とその姿に感動してしまいました。
剣道よく知らないけど、二本の刀を持つっていうのありなのですね!かなりびっくりしました。
42年ぶりだったらかなりレアだし見る価値ありですね。
て、そんなにすごいもんでもないのでしょうかねえ。。
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こんばんは (matsumo)
2007-11-07 00:52:20
そうですね~、意外とこのブログに剣道で検索してくる人が多いので、その人たち向けなところはあると思うので知らない人は全然楽しめないかもしれないです。
二刀流は宮本武蔵が発祥と言われていますがyahooのスポーツ欄でも取り上げられてたし、結構な話題になっていたみたいです。42年ぶりというのも、二刀に取り組む人が少ないので、練習の機会に恵まれず中々都道府県の予選を突破できないんですよ。だから今回の出場は快挙、といえると思います。
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