きょーてぃっしゅ 京都れぽーと

Kyotisch なんでもない京都の暮らしとなんでもない日常。そして、ハレの日の京都。お祭、雅やかに心躍る。

広河原の松上げ

2006年08月24日 | その他の行事

-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-
--松上げ(燈籠木)--
2006年8月24日
20:30-21:00すぎ

京都市左京区広河原 地図
京阪出町柳駅より京都バスにて1時間半
「松上げ鑑賞バス」あり(要予約)
大人2300円 小学生1150円(往復)
-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-

広河原の松上げは、愛宕大明神に献灯し、
五穀豊穣、無病息災、火災除けを祈願する火祭です。
江戸時代には「燈籠木」と呼ばれていたそうですが、
現在は「松上げ」と呼ばれています。
地域の人々が一同に集まり、地松(じまつ)を灯し、
放上松(ほりあげまつ:縄のついた小さい松明)を投げて、
燈籠木(とろぎ:大松明)に点火します。
周辺地区でも、同じ時期に松上げが行われています。

-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-

今回「松上げ鑑賞バス」に乗り、広河原へ行きました。
出町柳を出発、鞍馬から杉木立の中を30分くらい走り抜けると、
のどかな田園風景が広がっています。ここが花背です。
そして、さらに2,30分走り、広河原に到着しました。
日も暮れて、辺りは真っ暗。向こうに明かりが見えました
お守り、おみやげものなどが並べられたテントの明かり。
地元の方が笑顔で迎えてくださいます。
さっそく警察の方にどこから見えるのか尋ね、
まずは撮影場所を探しました。星がきれいです。


焚き火が灯され、始まりそうな雰囲気。。


次々に地松に点火され、火が風に揺れています。


グルグルと振り回して、
燈籠木の先端目掛けて放上松を投げます。


先端に火が灯りました。大きなろうそくのよう。


そして、一気に倒されます。


倒された火に見入る人々

燈籠木が倒れたところでバスに戻るよう指示があったので、
これにて。。思い、歩き出すと歓声が上がりました。

愛宕の神さんのお出ましでしょうか?
小枝をバサっと投げ込むと、すごい勢いで火柱が上がります。


これが放上松です。





お客さんの帰りを待つ京都バス
運転手さん方もこのバスの運行に楽しんで取り組まれていて、
丁寧な対応でした。ありがとうございました。

来年はもっと早くから出向き、取材できればと思います。
撮りたいような写真が撮れる方法がわかった(気がする)ので、
来年楽しみにして行きたいと思います。

-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-.・-*-・.-*-
Mail: sonoaki♪infoseek.jp
(♪を半角@に変えてください)
(C) Akiko Yoshida