ゴルフもしておりました。早朝ゴルフに薄暮ゴルフ。涼しいし、料金は安い、なんといっても一日が有効に使えるのがgood
本も何冊か買い込んだもののとても読みきれない。
分厚い一冊の本に釘付けになった。
白洲次郎 占領を背負った男
講談社から出版されているこの本は白洲次郎を語る上で、綿密に調べ上げた事柄から大変読みやすく、かつ繊細にまとめられている。
実際にその場に居るような錯覚さえ覚える。
明治35年(1902年)生まれ。身長185cm。日本一かっこいい男と呼ばれた。
大正13年(1924年)22歳の時にケンブリッジ大学クレア・カレッジ入学。
この時代に日本から英国に留学するということは金銭的にも大変なことだが、なんと「ベントレー」と「ブガッティ」を購入するほどの仕送りを受けていたのである。
卒業後、昭和恐慌のあおりを受けて、父親が経営する白洲商店が倒産(昭和3年)し帰国する。
一番大切にしたことは
principle 「原則」
晩年もポルシェに乗り、昭和6年開業の軽井沢ゴルフ倶楽部の理事長も昭和57年から務めた。
圧巻は戦争が始まれば食糧が一番大事だと、郊外の農家を買う。
昭和15年のことだ。
南多摩郡鶴川村能ヶ谷(現・町田市能ヶ谷町)に引っ越す。
英米と戦争したらどうなるか分かっていたのである。
その住まいは現在も観ることができる。
武相荘(ぶあいそう)
武蔵の国と相模の国の間だから武相荘だが、誰の目から見ても「無愛想」をもじったものだと想像が付く。
小生の会社も町田なので親近感を覚える。
本の内容は濃すぎてとてもレビューを書くことはできません。
人生とは「出会い」であると思う。
偉大な一人の日本人の先輩として誇りにしたい。
そうそう、ひとつだけ。
現在の日本国憲法はGHQがたった7日間でまとめた。それもほとんど素人が・・・。
まとめたことも、内容もすごいが、60年もそのままということは作成に携わった者も驚いているだろうと小生は思った。
オススメの1冊です。
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事