そして優秀なチームが必要です。
縁者の集まりで御縁を戴いた映画監督の野澤和之さんが指揮を取ったマリアのへそを見せていただきました。
舞台はフィリピンのマニラ。
路上で生活するストリートチルドレンだ。
母親は幼い3人の子を残して蒸発。
父親は事故で体がいうこと利かないこともあり働こうともしない。
しかし、そこには貧しい中にも助け合って生きてゆく家族というものがある。
恵まれた日本で欠けてしまった部分でもある。
良い悪いということを超越した現実というものがそこにはあるのだ。
映画を作るには膨大な金と時間が掛かる。
面白いだけの映画を作るのではない。
社会的に意義のある映画を作る野澤監督に敬意を表したい。
現代日本では他人にお金を使わなくなった。
葬式も簡単に済ませる。
お骨も要らないという家族もあると葬儀屋の経営者から聞いた。
結婚式も欠席の返事を出す人が増えているそうだ。
写真だけの結婚式で誰も呼ばない。
それでも良いが、せめて家族だけは大切にして欲しい。
日本の戦後教育は戦前の良いところも含めて全面否定したことから日本の文化が壊れだした。
人類の最低単位は「家族」である。
自分の力だけで生きているというのは大きな間違いである。
それにしても子供の順応性はすごいものがある。
そしていつの時代も犠牲になるのは子供たち。
子供たちに明るい未来、希望の持てる未来を持てるようにするのが大人の役割。それには教育が大切。
家族がしっかりしていればよいのだが恵まれない子供たちは社会の力で育ててあげないといけない。
マリアのへそを見て家族というものを再度見直すきっかけになれば嬉しい。
「自主上映のご案内」
地域でこの映画を自主上映してみませんか?
貸し出しをしています。
希望によっては監督とのトークも上映後開催できます。
ご相談は小生まで。
minoru-ichikawa@irb.co.jp
余談ながら・・・
介護保険制度というものは家族崩壊を助長するように思えて仕方ない。
自宅で年寄りの介護をする家族に対して最大限の助成を出す仕組みに出来ないものだろうか。
団塊世代があと15年もすると75歳以上になり老人の割合が一時的に増えます。その後は減ります。
人口ピラミッドを見れば一目瞭然です。
(老人用施設が足りないといって箱物作ればその後ガラガラになるのは目に見えている)
だから今からそういう仕組みを作る必要があると思うのだが。
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