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くるまやラーメン:ねぎ味噌ラーメン

2021-05-30 15:25:18 | 日常のたしなみ
くるまやラーメン
昭和43年、国鉄綾瀬駅前にてうどん・そば店開業。
そして昭和45年頃、足立区平野町の国道4号で観光バスを改造してラーメン屋を始めました。
そうなんです!くるまでラーメン屋を始めたのが現在のくるまやラーメンの始まりなんです。
当時も新聞に記載されるほどの人気でした。
昔も今も人気の秘密は、味噌にあります。

(くるまやラーメン ホームページより)


妙に愛好家が多いことでも有名なラーメンチェーン店「くるまやラーメン」。

現在、国内152店舗を展開中(2021年5月時点) ですが、例えば会社で話題に出しても「何それ?」と言われてしまうように、世間では意外に知られていなかったりします。(* 1年経過の2022年7月時点で151店舗、飲食業界に厳しい状況でも頑張っています)
一番の理由ははっきりしていて、お店を見たことが無い人の方が多いためかと思います。ホームページを見て分かる通り、展開地域が東北・関東・北陸・甲信越・東海と、西日本側に全く店舗がありません。また、店舗が殆ど都心近郊のロードサイドにしかないため、車で行かないと見る機会も無く、都会の人達にも知名度が無いことも理由として挙げられます。ただ、千葉県、埼玉県、栃木県、長野県、新潟県あたりの人は、あちこちで見かけるので当たり前に全国区かと思っていたりしますが、そんなことはありません。自分もビックリしてます。

くるまやラーメンといえば、味噌ラーメン。
「どさん子ラーメン」が全国区にしたともいえる味噌ラーメン店ですが、他の味が凄まじいともいえる進化を遂げる中、「味噌」自体の味が強すぎるがゆえに味の進化が難しく、なんとなく微妙な立ち位置となっていきました。しかし、そんな状況も何のその、くるまやラーメンのメインは、今でも味噌ラーメン。ホームページのひときわ大きな味噌味の写真を見ても分かりますし、ラーメンながら「和食系」であると考えているのも面白いところです。
その特徴は、濃い目の旨味とコク、もちもちの太麺、そして、にんにく。そこまでひどく後を引くものではありませんが、自分の中では、土曜日に食べるものと位置付けていますが、なかなかガツンと来ます。その味は、自分の幼少の頃からと大きく変わらず、あぁ、これだよな、と思う味なのです。「懐かしい味」と書いてしまうと、今味わうと現代人にとっては物足りない味に思えてしまうことも多いですが、このがっつり感は、今でも通用する味となっており、なんとなく定期的に食べたくなる中毒性を持っていたりもします。そこが愛好家が多い理由でもあるようです。

そして、がっつリ派にも嬉しいのは、どの店舗でも「半ライス無料」。ご飯に味噌汁のごとく、味噌ラーメンに半ライス。いつしかこれが当たり前になってしまうのです。
もう1つ面白いのは、各店舗でオリジナルメニューが許されているところです。これを知ってしまうと、店舗をはしごし始めたりするので危険です。メニューは沢山、店舗も沢山、そしてお店は車で行かないと見つからないと。

ホームページでは、人気ランキングナンバー1が味噌ラーメンとなっていますが、来店のほとんどの人が頼むのは、トッピング付きの「ねぎ味噌ラーメン」でしょう。
「ねぎみそ」とも呼ばれるこのメニューは、味噌ラーメンの「辛みねぎ」トッピングなのですが、味噌と麺にこのねぎのシャキシャキ感が非常によく合うのです。一度知ってしまうと、ネギ無しが物足りなくなるという危険な組み合わせ。自分は既にネギ無しで頼む選択肢が無いほど毒されています。
面白いのは、メインメニューの辛味ネギも各店舗の自由裁量のようでして、各店舗でいろいろな大きさ・切り口のトッピングが見られます。新型コロナの影響で、埼玉県近郊から外に出られないばっかりに、こんな写真が増えてしまいました。



自分のホームともいえる鷲宮店 (埼玉県久喜市)
ネギはやや平たく大きめで辛みも少なめですが、これが麺とうまくマッチします


杉戸店 (埼玉県杉戸町)
セットメニューがありまして、こちらは餃子セット。もやしのような四角いネギです


桶川下日出谷店 (埼玉県桶川市)
やや細めのネギで、麺と合わせて食べやすいです


国道17号線沿いの人気店である北本店 (埼玉県北本市)
巨大な「味噌らーめん」の看板が目を引きます
ネギの量が多いので、麺が終わってもネギだけを食べる楽しみ(?)もあります


吹上店 (埼玉県鴻巣市)
カイワレも乗っていますが、ネギもシャキシャキ
ただ、ライスにふりかけをかけられると、オン味噌ラーメン後の味が残念なことに・・・


東武動物公園駅 (埼玉県宮代町 [直])
店内はとても綺麗で、盛り付けも美しい、まさに理想形のような店舗
辛みネギは量は多めでそこそこ辛め



長岡喜多町店 (新潟県長岡市)・・・って埼玉じゃないし
こちらもネギ多め。ここにきてようやくライスなしって・・・


小山城東店 (栃木県小山市)
ネギとのバランスが良いのですよね


鹿沼店 (栃木県鹿沼市)
くるまやラーメンで初めて見る自動券売機!!
ラーメン注文の人には、ライスだけでなく餃子も無料という驚きのシステム(どちらか選択です)
辛味ネギは細めなので、少々シャキシャキ感が物足りず


飯能南町店 (埼玉県飯能市)
スタンダードな辛みネギ
このくらいのネギのボリュームがラーメンの邪魔にならない塩梅ですね
餃子も頼みましたが、コロナ対策からか、タレが小袋になっていたのが残念でした
お酢かけない派なので・・・


宮原店 (埼玉県さいたま市北区)
いつからあったかな? と記憶に無かったのが心配になりますが
辛みは少なめで、チャーシューが付いてくるという太っ腹仕様


東萱場店 (新潟県新潟市南区)
ネギ味噌ラーメンが970円と他と比べて100円程度高額なのですが
ライス(2杯まで無料)に加えて、餃子 (もしくは主要トッピング) が無料となっています
その料金込みの金額なのではと思えてしまいますが、それでも安いですからまぁ気にしない
ということで、コーントッピングしています


新発田新栄町店 (新潟県新発田市)
新発田には、結構近めに2店舗ありますが、人気なのでしょうか
新栄町店は、さやえんどうが彩を添えているのと、ご飯にゴマがかかっています
結構濃いめな味付けです


大宮吉野店 (埼玉県さいたま市北区 [直])
辛みネギの基本の様な美しいトッピング、麺とバランスが合っていて美味しいです


熊谷新堀店 (埼玉県熊谷市 [直])
店舗が新しくなったためか、くるまやラーメンロゴがフル装備
ニンニクが固形でごろごろしていたのが、ちょっと合わない感じでした。ライスもちょっと・・・


浦和東大門店 (埼玉県さいたま市緑区 [直])
こちらもロゴがフル装備でしたね
記事では触れていませんが、くるまやラーメンには、直営店とフランチャイズの店舗がありまして
その辺りでこのような差別化がみられているのではないかという話もあります
この2店舗 (と前述の大宮吉野町店も)、刻み青ネギなども含めて似た感じですので、これが直営店のフォーマットかもしれません


鹿浜店 (東京都足立区 [直])
ファミリー席も多く、家族連れに人気な店舗
くるまやラーメンには珍しい男性店員率高め、なのにとても細やかな接客という・・・

埼玉県にフランチャイズが多いため、色々な種類のネギ味噌ラーメンがあるように思えていましたが
直営店を並べてみると、やはりスタンダードな仕様があるのだなと感じます



という感じで、一押しのねぎ味噌ラーメンもこれだけ店舗によって違います。こうなると、チェーン店だから同じ味ともいえないですから、ここのねぎ味噌ラーメンは、どんなネギとのコラボレーションを味わえるのだろうかと見るたびに寄ってみたくなるのです。そして、各店舗のオリジナルメニューを頼む機会もなかなか訪れないわけです。
そうそう、各店舗オリジナルメニューというのはこのような感じです。


オリジナルと言えば、栃木石橋店 (栃木県下野市)
値段もそこそこにクオリティを格段にアップしたものを提供中。
メニューも店舗ディフォルトではなく、黒くておしゃれ感が出ています


ウマ辛ネギ味噌ラーメン・・・フォルムにびっくり
麺と一緒に食べるのが大変でした


壬生大師店 (栃木県壬生町) のピリ辛みそ野菜ラーメン


行田店 (埼玉県行田市)・・・閉店してしまったのですね
ガッツラーメン、郡山店にもあるらしい・・・郡山かぁ・・・


最後に、自分の定番メニューで締めておきます。


ネギスタミナラーメン・・・これでも標準メニューの一つ
味噌ラーメンに辛みネギ、わかめ、生卵、バター、コーンのトッピング
くるまやラーメンのホームページにはカロリーも載っていますが
スープを半分残した場合のカロリーも載っているのがちょっとおもしろい
(半分でも900calですけど)


コーン好きなのでコーントッピングは標準
くるまやラーメンが良いのは、コーンメニューには穴あきれんげが付いて来ること
やってくれるお店も多くはないので、ありがたいことです


さて、ここまで読んでしまったら、食べたくなりますよね。
自分は食べたくなったので、今から行ってきます。



<おまけ>
※ 直営店とフランチャイズに関しては、特に公開されておりません。



味は濃いめ、油やや多め、青ネギを浮かべて、辛味ネギは多めで辛め、ニンニクはスープに残存あり


ラーメンとしての標準設定はこのような感じで、当然ですが直販店はフォーマットに忠実です。
また、最近は、新型コロナで対策をした店舗も多いため、以前よりも違いが分かるような気がします。
他には、炒飯が提供されていない、ホームページの店舗リストに「CASHLESS」が入っているなど、ネットで見かける見分け方もありますが、このような視点で探してみるのも楽しいかもしれません。自分は、こんな記事を書くほどにバリエーションに期待していますので、フランチャイズの方が好きですね。


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