以前の投稿で将棋道場に通うのを断念したと書きましたが、ゲスト棋士を招いたイベントに参加予約していたのを、当時すっかり忘れていました。
それで、昨日将棋道場へ行って(これが最後)、中倉宏美先生と磯谷祐維先生それぞれから、四枚落ちを教えて頂きました。
過去に何人かのゲスト棋士から指導対局を賜りましたが、今回も同様の進行となりました。つまり・・・
①棒銀定跡の下手の手筋である▲2三銀成を、敢えて通す。
②と金捨て⇒上手陣へ飛車成り。
③上手の中段玉を寄せ切る。
将棋道場の先生から結果を尋ねられたので、2局とも勝たせて頂きましたとお答えしました。すると・・・
「田村さんは十分強くなっているから、普通の四枚落ちなら勝てますよね。」
「我々プロ棋士は勝負に勝つことが重要だから、あの手この手を考えるのですよ。」
将棋の棋理(基本)よりも勝ち負けの方を大切にする哲学。確かに将棋は一種のエンターテインメントですし、考え方の一つとして認めます。
そうだとすれば、これまでの毎週の指導対局は勝負術がメインテーマであり、それを獲得するための途中過程として位置付けられます。しかし、その文脈下で先生の四枚落ちがどのような学習効果を持つのか、やはり説明がありませんでした。
もし他のプロ棋士も同様の指し方をするなら私自身で発見すべきでしょうが、あの四枚落ちは先生独自の指し方である以上、やはり先生ご自身による説明が必要でしょう。
上記を心の中で思いつつ、「僕は山田先生をリスペクトしています。将棋を指す目的が互いに異なるのでしょうね。」と申し上げました。
結局のところ、肝心な部分は議論で触れられず、水掛け論に終始しました。
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