まず、軽くあらすじをば。
大金持ちでかつ会社社長マイカを奥さんに持つアレックス、奥さんは年上女房で独占欲強い(社長だしね。)、しかも奥さんの会社で働いてる化学研究者なもんだからストレスたまりまくりな感じ。そしてまあお約束の若いきれいな女の子と不倫中っていう設定。
物語はしょっぱなからダイナミックなシーンから始まりやす。男が森の中を何かから追われているのか懸命に走って走って恐怖臭ビンビンなんですが、やっと舗装道路に出たと思ったら疾走してきた乗用車にドカン!。そして場面は担当になるであろう警部を呼び出す場面に、そして、病院に到着した警部ハイメと部下の刑事、ドカン!された被害者は意識不明の重体で、モルグ(法医学所、検死待ちの死体置き場)の夜間警備員だと判明。そしてモルグに警察御一団で乗り込む。警備員が検死待ち死体置き場に異常を見に行った直後に逃走したことは監視カメラの記録映像からわかるものの、なぜ持ち場を放棄して逃げ出したのかはまったく不明ながら、検死待ちの死にたてホヤホヤの死体が一体消えており、その死体の名前はマイカ、死因は心臓発作、警部ハイメに夫であるアレックスが呼び出されモルグにやってきたところからいろいろな事が起こり始めて…。
ここまでが導入部ですかね、最初の警備員が轢かれちゃうところまでは引き込まれてワクワクしますが、そこからはお茶菓子食べながらゆっくり観れます。私は全く無知識で観たんすが、主人公っぽいアレックスは好青年っぽいイケメンだし警察陣もアク強そうな人いなし、ずっと夜で暗いシーンばっかで、死体が消えたなんていうからゾンビ映画?っと思ってみてました。ひどい見当はずれっすねすいませんです。オカルト要素いっさい無しの横溝正史かアガサクリスティかっていうぐらいちゃんとした推理・サスペンスものっす。
んで、この映画はかなりちょこちょこと回想シーンが入ってくるんすが、割と早めにとんでもないネタがばらされちゃてて要はアレックスが得意の化学薬品をワインに仕込んで奥さんがそれを飲んで、8時間後に心臓発作で死亡っていう。ところがモルグにいるアレックスにアレックスと奥さんしか知らないはずの情報がトイレにいるアレクッスに投げ込まれたりしちゃったもんだから、アレックスとしては「こりゃ奥さん生きちゃってるよ。あの心臓発作薬は飲んでないか失敗かだわ」と考えるんだけど「奥さん殺そうとしたけど失敗しちゃった、てへ」とか警察に言うわけにもいかず、警察はもうアレックスが殺人&死体盗みの犯人だわと断定して裏を取るために走りまわっているわで、観ている側としては死んだはずの奥さんがいつ登場すんのかな?~と。
ここから先ネタバレ入ってます。この映画は銃撃戦なしカーチェイスなしゾンビなしの最後の3分間のネタのためだけにすべてを賭けている映画なんでまだ観てないかたはバイなら。まじです、結末知ってからだとオチなしヤマなしの退屈な90分間になっちゃいますよ~。
アガサクリスティの「アクロイド殺害事件」ってご存知じゃないですよね。古典なんですけどね。シャーロックホームズ物で「わたしはホームズに注意した。」とあればこの”わたし”はワトソンのことですよね当然、「アクロイド殺害事件」ではこの”わたし”が何とまあ犯人だったんですよ。最後のシーンも「そろそろこの毒を飲むことにしよう。姉さんがわたしのことを知ったら悲しむかな~云々」みたいな終わり方で当時中学生だったし「えーっ、うそー、反則やん!」と思っちゃったりなんかした記憶がよみがえりましたです。
途中からゾンビものではないとわかったんで「こりゃ不倫相手の女の子が犯人じゃね?根拠はないけど」と思いつつ観てたんすが、最後4分前にマイカの死体が発見されて、警部が人払いをはじめた時点で「なんで人払いするん?アレックスが殺人犯と思ったんだったら二人きりは危険じゃね?」と思った瞬間わかりました。「警部が黒幕か~」(脱力感)。その後3分間が警部みずからネタばらしをはじめちゃって「不倫相手の女の子はオレの娘で、お前ら夫婦が10年前に起こした交通事故のせいで死んだのがオレの妻なんだぜー、びっくりしやがったかこの野郎!」ちゃんちゃんって。
でも「アクロイド殺害事件」から40年これぐらいやらないと映画にもなりゃしないなんて、脚本家も大変っすな。
大金持ちでかつ会社社長マイカを奥さんに持つアレックス、奥さんは年上女房で独占欲強い(社長だしね。)、しかも奥さんの会社で働いてる化学研究者なもんだからストレスたまりまくりな感じ。そしてまあお約束の若いきれいな女の子と不倫中っていう設定。
物語はしょっぱなからダイナミックなシーンから始まりやす。男が森の中を何かから追われているのか懸命に走って走って恐怖臭ビンビンなんですが、やっと舗装道路に出たと思ったら疾走してきた乗用車にドカン!。そして場面は担当になるであろう警部を呼び出す場面に、そして、病院に到着した警部ハイメと部下の刑事、ドカン!された被害者は意識不明の重体で、モルグ(法医学所、検死待ちの死体置き場)の夜間警備員だと判明。そしてモルグに警察御一団で乗り込む。警備員が検死待ち死体置き場に異常を見に行った直後に逃走したことは監視カメラの記録映像からわかるものの、なぜ持ち場を放棄して逃げ出したのかはまったく不明ながら、検死待ちの死にたてホヤホヤの死体が一体消えており、その死体の名前はマイカ、死因は心臓発作、警部ハイメに夫であるアレックスが呼び出されモルグにやってきたところからいろいろな事が起こり始めて…。
ここまでが導入部ですかね、最初の警備員が轢かれちゃうところまでは引き込まれてワクワクしますが、そこからはお茶菓子食べながらゆっくり観れます。私は全く無知識で観たんすが、主人公っぽいアレックスは好青年っぽいイケメンだし警察陣もアク強そうな人いなし、ずっと夜で暗いシーンばっかで、死体が消えたなんていうからゾンビ映画?っと思ってみてました。ひどい見当はずれっすねすいませんです。オカルト要素いっさい無しの横溝正史かアガサクリスティかっていうぐらいちゃんとした推理・サスペンスものっす。
んで、この映画はかなりちょこちょこと回想シーンが入ってくるんすが、割と早めにとんでもないネタがばらされちゃてて要はアレックスが得意の化学薬品をワインに仕込んで奥さんがそれを飲んで、8時間後に心臓発作で死亡っていう。ところがモルグにいるアレックスにアレックスと奥さんしか知らないはずの情報がトイレにいるアレクッスに投げ込まれたりしちゃったもんだから、アレックスとしては「こりゃ奥さん生きちゃってるよ。あの心臓発作薬は飲んでないか失敗かだわ」と考えるんだけど「奥さん殺そうとしたけど失敗しちゃった、てへ」とか警察に言うわけにもいかず、警察はもうアレックスが殺人&死体盗みの犯人だわと断定して裏を取るために走りまわっているわで、観ている側としては死んだはずの奥さんがいつ登場すんのかな?~と。
ここから先ネタバレ入ってます。この映画は銃撃戦なしカーチェイスなしゾンビなしの最後の3分間のネタのためだけにすべてを賭けている映画なんでまだ観てないかたはバイなら。まじです、結末知ってからだとオチなしヤマなしの退屈な90分間になっちゃいますよ~。
アガサクリスティの「アクロイド殺害事件」ってご存知じゃないですよね。古典なんですけどね。シャーロックホームズ物で「わたしはホームズに注意した。」とあればこの”わたし”はワトソンのことですよね当然、「アクロイド殺害事件」ではこの”わたし”が何とまあ犯人だったんですよ。最後のシーンも「そろそろこの毒を飲むことにしよう。姉さんがわたしのことを知ったら悲しむかな~云々」みたいな終わり方で当時中学生だったし「えーっ、うそー、反則やん!」と思っちゃったりなんかした記憶がよみがえりましたです。
途中からゾンビものではないとわかったんで「こりゃ不倫相手の女の子が犯人じゃね?根拠はないけど」と思いつつ観てたんすが、最後4分前にマイカの死体が発見されて、警部が人払いをはじめた時点で「なんで人払いするん?アレックスが殺人犯と思ったんだったら二人きりは危険じゃね?」と思った瞬間わかりました。「警部が黒幕か~」(脱力感)。その後3分間が警部みずからネタばらしをはじめちゃって「不倫相手の女の子はオレの娘で、お前ら夫婦が10年前に起こした交通事故のせいで死んだのがオレの妻なんだぜー、びっくりしやがったかこの野郎!」ちゃんちゃんって。
でも「アクロイド殺害事件」から40年これぐらいやらないと映画にもなりゃしないなんて、脚本家も大変っすな。
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