アゴダシ作り..........2人~5人まで
6月末~7月中頃
基本土曜日以外
宿泊代+実費(一人30尾のアゴ..炭代)
飛び魚=アゴ.....アゴダシ作り隊の二日間
子供の頃の7月の初旬、ジイやは家の直ぐ前の海にあご網を入れて、アゴを捕ってはダシを作り、一年分のダシ(340尾)を作ってくれた、それはジイやの仕事だった...............。
ジイやは囲炉裏の炭火で頭と尾びれ、内臓を除いたアゴを一回に40ほどを何度も焼いた..........時季は7月、ジイやは白い褌一枚身に着けて、手には団扇をぱたぱたと炭を起こし、ぱたぱたと我が身に風を送る..が、額の手ぬぐいの鉢巻は汗でじっとり......。
からっと焼きあがったアゴは一匹々丁寧に中骨を外して開いた状態に、ホイルと呼んでいた感想箱..(囲炉裏に合わせた大きさで二段の竹のスノコを内臓した板の箱)に並べられる、ホイルは囲炉裏に蓋をするようにはめ込まれ、その中央にはしっかりとおきた炭がアゴたちの残っている汁を完璧に干し取る..........。
我が家の出しはアゴいっっぽんだった、おおばばが足踏みで作ったうどん、海水で固めた豆腐....どれもみなアゴダシが旨みを足してくれてた...........。
初日は定置網で出し用のアゴの仕入れ、今回は中骨は取らず、ころの状態で乾燥する事にした、ばばの指導の元で汗を拭き々の作業、
一晩通して朝まで、焼いたアゴは置き炭を抱えながらゆっくりと干しあげる
翌朝、乾燥箱の上には2匹のノラが寝ていた、御ちそうの上ではさぞや鼻が病めた事だったかも、
最終の入れ替え作業をして炭を足し、さらに絞られ、からからの出しができあがった。
できあがったアゴは皆で分けてお持ち帰り、喜んでもらえてばばは大満足。