イトイトシ

編み物を中心に、手仕事の記録を。

バイアス織って、こういうのです。

2021-10-10 16:30:07 | 織る

三女(猫)のことで頭がグルグルして、気晴らしに縫物でも…と。

このくらいなら手が勝手に縫ってくれるので、

頭のグルグルはおさまりません。

なら、と、バイアス織をいたしました。

お道具は三女とのバトルで丁度、押し入れからこんにちは!

赤いのが掛かっているのはインド製の枠で、長い放置期間のせいでピンに錆が出ています。

他のは同時期購入の日本製で、日本スゴイ!と思いかけて、

いえいえ、気候、用途、お値段に見合った品質でした。

お道具は使わなきゃ、スネルね。

糸はアクリルにウールが少しのトルコ製太糸で、むっちり織地を狙います。

始まりには糸輪を作って掛けます。

織枠の対角線に糸を掛け、

戻って、既に掛かっている糸に、上、下と横にくぐらせ、ピンに掛けます。

今回は平織りの組織でまいります。

対角線の反対側の上下は、自然に決まります。

掛かっている糸を一本おきに指で持ち上げ、間に糸を引き入れます。

たくさん掛かってきたら、少しずつ分けて。

手が入らなくなったら、お道具の助けを借りて。

最後はとじ針で。

全部のピンに糸が掛かりました。

ピンから糸を外します。

目が詰まって、むっちりの織地になりました。

最初と最後は、抜けないように始末しました。

後々接いだりするとき用に、糸を残してあります。

用途は・・・

オレの。

と、即乗って来ました。

言葉のいらない間柄です。

織地を拡大してみます。

と、いうわけで、バイアス織でした。

縦糸と横糸が一度に掛かっていく手法ゆえ、糸の張り加減が難しいです。

一般的な織機では、経糸(縦糸)を先に、しっかり張って掛け、

そこに緯糸(横糸)を織り込んでまいります。

経糸が緩いと緯糸が粗く入り、密な織地は望めません。

ま、そういう性質の手法ということですね。

たーてのいとはあなた~♪

よーこのいとはわたし~♪

以上、イトクリビトでした。