三女(猫)のことで頭がグルグルして、気晴らしに縫物でも…と。
このくらいなら手が勝手に縫ってくれるので、
頭のグルグルはおさまりません。
なら、と、バイアス織をいたしました。
お道具は三女とのバトルで丁度、押し入れからこんにちは!
赤いのが掛かっているのはインド製の枠で、長い放置期間のせいでピンに錆が出ています。
他のは同時期購入の日本製で、日本スゴイ!と思いかけて、
いえいえ、気候、用途、お値段に見合った品質でした。
お道具は使わなきゃ、スネルね。
糸はアクリルにウールが少しのトルコ製太糸で、むっちり織地を狙います。
始まりには糸輪を作って掛けます。
織枠の対角線に糸を掛け、
戻って、既に掛かっている糸に、上、下と横にくぐらせ、ピンに掛けます。
今回は平織りの組織でまいります。
対角線の反対側の上下は、自然に決まります。
掛かっている糸を一本おきに指で持ち上げ、間に糸を引き入れます。
たくさん掛かってきたら、少しずつ分けて。
手が入らなくなったら、お道具の助けを借りて。
最後はとじ針で。
全部のピンに糸が掛かりました。
ピンから糸を外します。
目が詰まって、むっちりの織地になりました。
最初と最後は、抜けないように始末しました。
後々接いだりするとき用に、糸を残してあります。
用途は・・・
オレの。
と、即乗って来ました。
言葉のいらない間柄です。
織地を拡大してみます。
と、いうわけで、バイアス織でした。
縦糸と横糸が一度に掛かっていく手法ゆえ、糸の張り加減が難しいです。
一般的な織機では、経糸(縦糸)を先に、しっかり張って掛け、
そこに緯糸(横糸)を織り込んでまいります。
経糸が緩いと緯糸が粗く入り、密な織地は望めません。
ま、そういう性質の手法ということですね。
たーてのいとはあなた~♪
よーこのいとはわたし~♪
以上、イトクリビトでした。