ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

HTCベルト ピン交換

2023-05-23 07:36:43 | HTC修理

HTCのベルトです。
HTCのベルトのバックルは素材があり得ないことに錫なので、強度が足りないです。
錫は半田で使うあのぐにゃぐにゃしたやわらかい金属です。
バックルがこんな状態になるなんてあり得ないです。


使い込んだ感じは100%表現できないのですが、きれいにメッキされた真鍮製のピンにダメージ加工して取り付けました。


こちら、HTCではないですが、これは錫ではなく、亜鉛のピンです。
亜鉛もバックルには使ってはいけない材料です。
折れやすいので。
亜鉛を使う理由はコスト以外ないです。


折れない真鍮製のピンに交換です。
こちらもダメージ加工して取り付けてます。
バックルは元々、黒ニッケルガラ剥きというメッキが施されています。
ニッケルの上に黒塗装して、それをバレル研磨機(ガラと呼びます)で剥く加工のものです。
バレル研磨機の中でバックル同士がぶつかり合い、削りあって出る模様です。
ピン1本だけではガラ剥きできないので、手作業で剥いて取り付けています。

修理の作業受付はメールかLINEで受付していますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
バックルがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
ご協力よろしくお願いいたします。

持ち込みはワクチン3回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
ご理解よろしくお願いいたします。
私は5回接種済みです。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



土日祝のご連絡は翌営業日になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HTC ベルトカット 飾りまでギリギリ作業

2022-05-31 07:00:18 | HTC修理

HTCの細いタイプのベルトです。
飾りがあるので数センチしか作業できないことはお伝えしての作業となりました。


干渉しないギリギリで作業しています。


出来るだけギリギリまで短くしたいため、ベルト通しの裏側を少し細く削ってホックを取り付けています。
革しか扱わない工房だとこういった金属加工ができないので、詰められる長さが減っていたと思います。
ホックとホックの間も超短いので、大きめのホックでないと留まりません。

修理の作業受付はメールかLINEで受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
どのようなベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
是非、ご協力よろしくお願いいたします。

持ち込みはワクチン2回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
ご理解よろしくお願いいたします。
私は3回接種済みです。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



土日祝日の受信は翌営業日の朝に返信してます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HTCベルト修理とクロムハーツベルト交換

2022-03-04 07:23:42 | HTC修理

HTCのベルト、ホック修理です。


まずはバックルを外して具合の悪い箇所を確認します。


HTCのベルトのホックはロゴが入っていますが、部品供給は受けられないので代替のホックで交換するしかありません。


ちょうど良い具合にオスだけ交換したら、気持ち緩いですがオリジナルのメス側が入りましたので、ロゴの入っているものですからこちらはそのまま使いました。
ただ、お客様には気持ち緩いので、もし使っていて頻繁にはずれるようならこちらも交換しますからご連絡くださいと伝えてあります。
可能な限りオリジナルはそのままに、修理対応も直しっぱなしにしないのが私のやり方です。


こちらはクロムハーツのベルトの作り替えです。
一度どこかで作り直したと聞いていますが、短くなってしまったようです。
作り直したところへ再度依頼せず弊社にご依頼いただいたという事は、何か満足できない点があったのかもしれません。
ベルトの出来かもしれませんし、納期、金額かもしれませんがそれはわかりません。
見たところベルトの作りは悪くないと思うのですが。


カジュアルっぽく仕上げるために、革は少しシワ感のある黒革を使いました。


体形変化で結構短くなってますね。
これでもう安心して太r・・・
おっと、誰か来たようだ。


ホックの修理でしたら2-3000円程度、ベルト製作は12000円、いずれも税別、往復の送料別途、修理期間は1週間から2週間です。
ベルト修理の作業受付はメールかLINEで受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
どのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
ご協力よろしくお願いいたします。

持ち込みはワクチン2回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
ご理解よろしくお願いいたします。
私は3回接種済みです。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



土日祝日の受信は翌営業日の朝に返信してます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HTC ベルト穴追加とピン棒交換

2022-01-06 07:39:45 | HTC修理

一番右が追加した穴です。
丸穴ではないので、彫刻刀で形状を踏襲して作業しました。
こういった丸穴以外の場合、完全手作業なので多少のクオリティはご容赦願いたいのですが、それどころかオリジナルの穴の方がひどいですね。
完全に曲がってます。
機械で一気に開けていると思いますが、セッティングがそもそも曲がってます。
おそらくこのロット全部そうなのではないでしょうか。
生産管理が疑われます。


ピン棒が少し長いのと、細くて貧弱なのでもう少し太いものに交換です。


バランスよくなりました。
このベルトの上代考えると・・・
私は絶対買わないですね。

なかなか一般の方では、値段=上質ととらえがち、安心しがちです。
私だって革製品以外だともちろんそうなってしまいます。
専門以外だと目利きが利きませんから。

ですので簡単な、値段相応な上質なベルトの探し方ですが、
そういった場合はデパート行って、オリジナルとかお勧めとかのもの、ベルトだったら1万円前後ではないでしょうか。
を求めることをお勧めします。
もちろん知らないブランドとか、その店舗のオリジナル商品で構いません。
そういったベルトは、目利きの利くバイヤーが仕入れているので、ほぼ間違いないです。
納める側からすると、店舗に置いてもらえるようになるまで、バイヤーとの何度ものサンプル作成、修正の繰り返しはかなり難易度の高いものです。
その難関を潜って並べられている商品は間違いないものが多い傾向にあります。
ただ、自分で目利きが利くなら、生産者から直接購入もありだと思います。
百貨店などへの納入単価は、上代の4-5割程度です。
その範囲内のコストで製造するのでどうしてもそれ以上のものはできません。
直販物であればもっと原価率を上げられるので、おのずと良いものも作りやすくなります。
信頼できるところであれば、そういった購入方法もありです。


ベルト修理の作業受付はメールかLINEでのみ受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡ください。
どのような状態か確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。
持ち込みはワクチン2回接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いします。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
特にオミクロン株の猛威が今後予想されますので、くれぐれもご協力お願いいたします。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



夜中のLINEは勘弁してください。
土日祝日の受信は翌営業日の朝に返信してます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HTC ベルトカット

2021-02-03 07:26:44 | HTC修理

HTCのベルトカットです。
HTCは飾りがついているので、カットの難易度が高いです。


ベルト部分はこのような感じになっています。
飾りや既存のホック位置と干渉しないように調整してカット量を決めなければなりません。
その為、必ずしもご希望通り詰められるとは限りませんし、ご希望より1-2センチ程度作業量が変わる場合があります。


一番仕上がりがきれいになりそうな、既存のホック穴を再利用できる場所がこの位置でした。
これより1センチずらせば穴だらけのベルトになってしまいます。


5センチオフセットで小判穴を開けてホックを打ちました。
ホックの再利用はできませんので、ロゴ入りのホックの場合は、ロゴがなくなります。


表面の仕上がりです。


裏面です。
既存の小判穴をカットしてしまうとホックが1か所となって弱いので残しています。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
特にHTCの場合は、バックル部分表裏、ベルト部分と数点送ってください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
連日沢山のご依頼をいただいており、できれば事務作業を簡素化して、その分、より沢山の修理を行ってあげたいと考えております。
ご協力お願いします。
現状では、少々時間の掛かりそうな修理では、申し訳ないですがお断りせざるを得ない状況もあります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、数年前からブログには価格を掲載しておりません。

東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする