ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

ドルガババックル修理とベルト製作

2024-10-23 07:35:31 | ドルガバ修理

まずはバックル修理からです。
たぶん、市販のベルトと交換しようとして折っちゃったのだと思います。
一緒に送られてきたオリジナルのベルト+交換しようとしたベルトを見て真っ先に思いました。


このベルト、アマゾンで買ったようですが、かなり硬いですね。
これでは一度入れたら外すときに折れてしまいます。
開けられた穴も不完全です。


無理に外そうとしたので、曲がってから耐えきれずに折れていますね。


まずはバックル修理です。
一度メッキされたものには熱を加えて取り付けることはできませんので、このように冷間で取り付けます。


そしてベルト製作、恐らく折ってしまったのがショックだったのでしょう。
幅さえ合えばベルトは皆使えると思っていることは、一般の方では多い考え方です。
しかしそうではなかった。
ですので、ベルトはお任せでとおっしゃっていました。
こちらに一任するので何とかしてくれという意味に受け取れました。


そしてもう一本もベルト製作を依頼されました。
一緒に送られてきたオリジナルのベルトは裏がヌメ革でしたので、可能な限り意匠は踏襲しました。
細い方のベルトは茶系だったという事で、濃茶で裏ヌメで仕上げています。


2つのバックルはただのサイズ違いのようで、実は使い方が違います。
それはプロの目から見ればどういった作りのベルトが付いていたのかは、一目瞭然です。
ですので、太い方は両剣先で仕上げ、細い方は普通のトップバックル仕様で仕上げています。

修理の作業受付はメールかLINEで受付していますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
ベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
多忙のため、お電話での問い合わせはお控えいただくようご協力よろしくお願いいたします。

留守がちなので、持ち込みは予約制で徒歩圏内の方に限り受け付けます。自転車圏内もありです。
電車、車使う範囲の方は、宅急便でお願いします。
ですが、持ち込みの際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、事前確認必須となっています。よろしくお願いいたします。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



土日夜間の着信は翌営業日の返信になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドルガバ ベルト交換

2024-01-19 07:28:28 | ドルガバ修理

ドルガバのベルト交換です。
茶系の革で、くたくたしない、しっかりしたベルト希望とのことで、厚めに作りました。
中に入れる芯材も硬めのものを使っています。
とは言いましても、バックルに通らなくなってしまっては使えないので、限界はあります。


元々ついていたベルトです。
確かにこれはくたくたですね。
でも、新しいときはそんなことなかったと思います。
使っているうちに脂分を含んで柔らかくなったのでしょう。
ただ、記憶というものは面白いもので、新しいときはしっかりしていても、徐々に柔らかくなってくると、
最初から柔らかかったかのような記憶にすり替わってしまうこともありますからね。
しかしかなり使い込まれたベルトです。
もうちょっと早くに交換しても良かったかもしれませんね。

修理の作業受付はメールかLINEで受付していますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
ベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
多忙のため、お電話での問い合わせはお控えいただくようご協力よろしくお願いいたします。

留守がちなので、持ち込みは予約制で徒歩圏内の方に限り受け付けます。自転車圏内もありです。
電車、車使う範囲の方は、宅急便でお願いします。
ですが、持ち込みの際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、事前確認必須となっています。よろしくお願いいたします。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



土日祝のご連絡は翌営業日になります。
夜間の連絡も営業時間での返信となります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドルガバ ベルト交換 ステッチ無し

2023-01-14 07:57:19 | ドルガバ修理

ドルチェアンドガッバーナのベルト交換です。
黒のオリジナルから茶へ変更です。


タグも折角なので移設しました。


オリジナルのベルトは裏が合皮で出来ており、経年でかなりひどいことになっています。
本革だとここまでひどくならないのですが、販売価格を考えると合皮を使うのはちょっとどうかと思います。


剣先にD&Gのロゴがオリジナルは入っていますが、さすがにこれは入れられません。
捕まってしまいます。

修理の作業受付はメールかLINEで受付していますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
ベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
是非、ご協力よろしくお願いいたします。

持ち込みはワクチン3回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
特にここのところコロナ感染者も増えてきましたので、注意したいと思っています。
ご理解よろしくお願いいたします。
私は5回接種済みです。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

D&Gドルガバ ベルト バックル修理 リバーシブル

2021-10-28 07:40:59 | ドルガバ修理

ドルチェアンドガッバーナのリバーシブルベルト修理です。
初めて修理するタイプですが、他のブランドと作りは同じようです。


軸になっているネジが折れています。
折れた断面が黄銅色なので真鍮のネジです。
なぜここに真鍮を使うのか、ルイヴィトンもそうなのです。
汗で錆びるのを嫌って鉄を避けているかもしれませんが、それならより強度の高いステンレスです。


折れたネジの頭とバネです。バネはこのまま使えそうです。


ステンレスのネジを軸にして修理します。
ネジ山の不要な部分はベルトを反転する際に引っかかってスムースに可動しませんので、潰して使います。


修理できました。


反転もきちんと動作します。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
どのような状態か確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。
持ち込みはワクチン2回接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いします。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



夜中のLINEは勘弁してください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベルトカット3本 ドルガバ、ポールスミス、バーバリー

2020-06-25 08:48:44 | ドルガバ修理

ベルト3本のカット依頼を承りました。
それぞれ仕様が違うので、一本ずつそれぞれに適した作業方法で進めていきます。


まずはドルガバですね。
縫製を解いて、折り返し部分まで革を薄くします。
この作業を行うバンドナイフと言いますが、革漉き機ですね。
一般的なベルト屋さんで使っている革漉き機だと、本来コバ漉きといって、革のヘリの折り返し部分だけを漉く機械ですので、一回で全体を薄くできません。
少しずつ何度かに分けて作業するので、段差ができて仕上がりに影響します。
弊社の場合はバンドナイフを使うので、一発で刃が入ります。
しかもその精度誤差は0.1ミリ以内です。
ではなんで他のお直しやっているところでは使わないのかというと、このバンドナイフという機械、買うと割と大きめのメルセデスベンツが買えてしまいます。
革漉き専門の業者でないとなかなか持っていない代物です。


新しい折り返し部分に小判穴を開けます。


再度縫製して出来上がりです。


ポールスミスです。
これも縫製を解きました。


同じように革割りします。
関西では革漉きを革割りと言うみたいです。


出来ました。


裏面の仕上がりです。
カットする量が5センチですので、既存の小判穴が残ってます。


最後にバーバリーです。
これは仕様が違いますので、作業が異なります。


出来上がりました。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

新しい生活様式で過ごさなければならない昨今、私自身、持病があるため、ワクチンができるまでは、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする