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フェイシズ

2016年12月25日 20時53分40秒 | 映画 は行
評価:★★【2点】



地元弐番館で公開されたジョン・カサヴェテス監督特集、2作目。



ある娼婦の家で飲み騒ぐ二人の男の描写に始まる。
主人ジェニー(ローランズ)をめぐって旧友と
諍いを起こすリチャード(マーレイ)は彼女に惚れているようだ。
帰宅した彼はすぐにでも妻マリア(L・カーリン)にそれを切り出したい。
しかし、いつも通りの夕飯をとり、ベッドに入る。
そして翌日、急に離婚の意思を告げた。妻はただ戸惑う。
一方、ジェニーと会うリチャードは彼女の家に泊まる。
すると今までにない行動に出る。
マリアは気晴らしに友人たちとディスコへ。
踊っていた若者チェット(カッセル)を自宅に連れ込み語り合うが、
奔放なことを口では言いながら友人はすごすごと帰ってしまい、
やがてマリアは彼とベッドを共に……。
しかし、目覚めたチェットはマリアが睡眠薬自殺を図ったと知りうろたえる。
<allcinema>



1968年製作の本作、ジーナ・ローランズは主役夫婦の脇役的存在。
先の『こわれゆく女』よりも7年前に作られた作品である。

全編モノクロの映像は陰影効果もありとても美しいのだが
1本の映画とした場合、登場する人物(男性陣)にまったく魅力を感じず
序盤からずっと酔っ払いのどんちゃん騒ぎを見せつけられる展開に
可なりのフラストレーションが溜まってしまったのは事実。

あらすじも何も知らずの鑑賞だったので終盤(20分間)の展開に
やっと映画らしさを感じたのだった^^;

にしても、この映画が1968年のアカデミー賞の3部門で候補になるなんて
ワタシは、ただただ終盤までの90分間は苦痛でしかなかったわ。


【今週のツッコミ】

・主役夫婦の夫はもうちょっと若い設定にした方がいいんじゃ?
 48歳とか言っていたけど、今の時代で言えば等に60歳は超えてますぜ^^;

・ジーナ・ローランズこのとき実年齢38歳なのだが
 劇中では23歳~28歳の設定らしい。女の魅力全開でした(笑)

・終盤まで延々と酔っ払いのバカ騒ぎのお付き合いをさせられている感覚に
 マジで劇場を出ようと思ったくらい。
 あの終盤の展開があったからこそ、ギリ★が二つに。
 もしそれがなかったら-(マイナス)表示させようと思ったのだった(爆) 
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監督:ジョン・カサヴェテス
脚本:ジョン・カサヴェテス
音楽:ジャック・アッカーマン
出演:ジョン・マーリー/ジーナ・ローランズ/シーモア・カッセル/リン・カーリン/

『フェイシズ』




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