評価:★★★☆【3,5点】
主人公と一緒にエクソシスト養成の研修に参加してきた感覚かな。
4月に入ってから、これといった映画が公開されることもなく
月間を通じて“観に行きたい!”と思わせる作品がほとんどない。
公開延期などの影響を受けたこともありますが
それでも、これだけ食指が動かないというのは
ひょっとしてワタシ自身の問題なのか?!(←知らんがな)
ということで、
本作も端から“とり敢えず”的想いで劇場に向かった次第でございます。
◇
神学校の卒業を目前にしながらも
司祭の道に進むつもりのない神学生マイケルだったが、
恩師の神父からバチカンで行われている
エクソシスト養成講座の受講を勧められ、ローマへとやって来る。
講座に出ても懐疑的な態度に終始するマイケルは、
やがて異端だが一流のエクソシストと讃えられるルーカス神父を紹介される。
さっそくルーカス神父のもとを訪れたマイケルは、
16歳の少女の悪魔払いの儀式に立ち会うことに。
少女の異変を目の当たりにしながらも、
最初は精神的な病気として解釈できると考えていたマイケルだったが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、意外と興味深かった!
面白かったとか面白くなかったという娯楽性とはちょっと違い
これはほとんど、「エクソシスト」の教職者用教材動画として見ることで
そういう風に観れば、これはなかなかタメになる作品ではないでしょうか。
実話がベースになっている事から、知識を付ける意味で捉えるなら
こういうのを知っておくのも悪くないのかもしれない。
また、鑑賞する前は“宗教モノ”がワタシの中でネックになると危惧してたのですが
割合に、分り易く入って行けるので、その心配はまったくありませんでした。
アメリカ・イリノイ州で実家が葬儀屋の主人公マイケルは
将来的に家業を継ぐ意思がなく、そうかといって
目指しているものがあるわけでもなく、
ある意味、現代的な若者を代表するような人物であった。
ある時、ひょんなことから自分の道筋が引かれてしまい
そこから、あれよあれよという間に事が進んで行き
まさか自分がエクソシストになるとはまったく思っていなかった青年の話。
この主人公も悪魔祓い以前の悪魔の存在を信じてはいなかった。
そこから始まっているので、ほとんどワタシ目線と同じ感覚だったので
物語に入り易かったんだと思う。
最初に行われるルーカス神父(A・ホプキンス)の悪魔祓いに立ち会うマイケル。
16歳の少女に憑依した悪霊と戦う姿は、まさに、映画『エクソシスト』と同じ。
今や、VFX全盛期の映画産業ですが、この映画はどこかアナログ的で
観客に対しむやみに怖がらせる大袈裟な演出はしてません。
なので、『エクソシスト』のリーガン少女を予想してると肩透かしを食らいます。
でも、そこが逆に信憑性があってワタシは好感を持ちました。
悪魔に取り付かれた16歳の少女は臨月の状態です。
子の父親を明かしませんが、それが哀しい出来ごとの結果と言うのは分ります。
にしても、多いですね。外国は。
この少女ロザリア(マルタ・ガスティーニ)の体の内部から徐々に
悪魔が現れる演技はかなり見応えがあり本作で唯一怖かったシーンですかね。
首が180度回転とか、ミドリ色のゲロを吐くわけではありませんが
演じる女優さんに魅力を感じていたから、その時の豹変ぶりに
ショックを受けたのかもしれない。
VFXを使ってないから身体を捩じったりする角度には限界があります。
しかし、この女優さんのその時の迫真の演技は、もはや『キャッツ』のよう(←おい)
お気に入りの新人女優・マルタ・ガスティーニ。
おまけ)
・なにはともあれ、エクソシスト(悪魔祓い)自体が
イタリアだけでも年間50万件も行われているという。
・ルーカス神父の司祭館中庭に置いてあった半解体バイクって、
もしかして、マンロースペシャルじゃないよね(笑)
・司祭になることへのネックは、ずばり禁欲を遂行しないといけないことか。
・少女ロザリアが途中から『フラッシュダンス』のジェニファー・ビールスに見えた。
・アリシー・プラガのアンジェリーナという役名に反応してしまった。
もしも、これアンジー姐さんが出ていたらホラーアクションになってたかも(爆)
---------------------------------------------------------------------------
監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マイケル・ペトローニ
撮影:ベン・デイヴィス
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演:アンソニー・ホプキンス/コリン・オドナヒュー/アリシー・ブラガ/
キアラン・ハインズ/トビー・ジョーンズ/ルトガー・ハウアー/マルタ・ガスティーニ/
『ザ・ライト -エクソシストの真実-』
主人公と一緒にエクソシスト養成の研修に参加してきた感覚かな。
4月に入ってから、これといった映画が公開されることもなく
月間を通じて“観に行きたい!”と思わせる作品がほとんどない。
公開延期などの影響を受けたこともありますが
それでも、これだけ食指が動かないというのは
ひょっとしてワタシ自身の問題なのか?!(←知らんがな)
ということで、
本作も端から“とり敢えず”的想いで劇場に向かった次第でございます。
◇
神学校の卒業を目前にしながらも
司祭の道に進むつもりのない神学生マイケルだったが、
恩師の神父からバチカンで行われている
エクソシスト養成講座の受講を勧められ、ローマへとやって来る。
講座に出ても懐疑的な態度に終始するマイケルは、
やがて異端だが一流のエクソシストと讃えられるルーカス神父を紹介される。
さっそくルーカス神父のもとを訪れたマイケルは、
16歳の少女の悪魔払いの儀式に立ち会うことに。
少女の異変を目の当たりにしながらも、
最初は精神的な病気として解釈できると考えていたマイケルだったが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、意外と興味深かった!
面白かったとか面白くなかったという娯楽性とはちょっと違い
これはほとんど、「エクソシスト」の教職者用教材動画として見ることで
そういう風に観れば、これはなかなかタメになる作品ではないでしょうか。
実話がベースになっている事から、知識を付ける意味で捉えるなら
こういうのを知っておくのも悪くないのかもしれない。
また、鑑賞する前は“宗教モノ”がワタシの中でネックになると危惧してたのですが
割合に、分り易く入って行けるので、その心配はまったくありませんでした。
アメリカ・イリノイ州で実家が葬儀屋の主人公マイケルは
将来的に家業を継ぐ意思がなく、そうかといって
目指しているものがあるわけでもなく、
ある意味、現代的な若者を代表するような人物であった。
ある時、ひょんなことから自分の道筋が引かれてしまい
そこから、あれよあれよという間に事が進んで行き
まさか自分がエクソシストになるとはまったく思っていなかった青年の話。
この主人公も悪魔祓い以前の悪魔の存在を信じてはいなかった。
そこから始まっているので、ほとんどワタシ目線と同じ感覚だったので
物語に入り易かったんだと思う。
最初に行われるルーカス神父(A・ホプキンス)の悪魔祓いに立ち会うマイケル。
16歳の少女に憑依した悪霊と戦う姿は、まさに、映画『エクソシスト』と同じ。
今や、VFX全盛期の映画産業ですが、この映画はどこかアナログ的で
観客に対しむやみに怖がらせる大袈裟な演出はしてません。
なので、『エクソシスト』のリーガン少女を予想してると肩透かしを食らいます。
でも、そこが逆に信憑性があってワタシは好感を持ちました。
悪魔に取り付かれた16歳の少女は臨月の状態です。
子の父親を明かしませんが、それが哀しい出来ごとの結果と言うのは分ります。
にしても、多いですね。外国は。
この少女ロザリア(マルタ・ガスティーニ)の体の内部から徐々に
悪魔が現れる演技はかなり見応えがあり本作で唯一怖かったシーンですかね。
首が180度回転とか、ミドリ色のゲロを吐くわけではありませんが
演じる女優さんに魅力を感じていたから、その時の豹変ぶりに
ショックを受けたのかもしれない。
VFXを使ってないから身体を捩じったりする角度には限界があります。
しかし、この女優さんのその時の迫真の演技は、もはや『キャッツ』のよう(←おい)
お気に入りの新人女優・マルタ・ガスティーニ。
おまけ)
・なにはともあれ、エクソシスト(悪魔祓い)自体が
イタリアだけでも年間50万件も行われているという。
・ルーカス神父の司祭館中庭に置いてあった半解体バイクって、
もしかして、マンロースペシャルじゃないよね(笑)
・司祭になることへのネックは、ずばり禁欲を遂行しないといけないことか。
・少女ロザリアが途中から『フラッシュダンス』のジェニファー・ビールスに見えた。
・アリシー・プラガのアンジェリーナという役名に反応してしまった。
もしも、これアンジー姐さんが出ていたらホラーアクションになってたかも(爆)
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監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マイケル・ペトローニ
撮影:ベン・デイヴィス
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演:アンソニー・ホプキンス/コリン・オドナヒュー/アリシー・ブラガ/
キアラン・ハインズ/トビー・ジョーンズ/ルトガー・ハウアー/マルタ・ガスティーニ/
『ザ・ライト -エクソシストの真実-』
取り敢えず、こちら(高松)でも公開予定ではあります・・
(初めてポスターを観た時は、てっきりドクター・レクターの最新作かな、と思いました(=^_^=))
今月は例の侵略モノが流れてしまって
月間メインとなる映画がないのが辛いです^^;
本作は割合に真面目に作られているので面白みに欠けますが
エクソシストにまつわる諸々が学べて勉強になりました。
神父、牧師、修道士の違いとか調べる気にさせてくれますよ(笑)
次は、バトル5人娘でも行こうと思っています^^
作品自体は4点ぐらいでしたね(=^_^=)
にしても、マルタちゃん・・メッチャきゃわゆいですね~
思わづ「悪魔の子種」を授けたくもなってしまいました(←おいおい)(←薄いくせに)(=^_^=)
ルトガー・ハウアー父さんの退場を巡る辺りの描写が
現実と妄想が妙にこんがらがってて、何だかワケ分かんなくて残念でした(×_×)
プロフィール画像を検索したくなる衝動に駆られたのは同じでしたね^^
この子は下手なメイクをしない方が可愛いと思います。
少女ロザリアを連れてきた母の方も実は気になってました(爆)
>ルトガー・ハウアー父さんの退場を巡る辺りの描写が
>現実と妄想が妙にこんがらがってて、
そうなんですよ!
後で思えば、あそこは分りにくかったですよね。
疑問を残しつつも、アンソニー爺さんの迫真の演技によって、
ルトガー父さんの件は、いつのまにか消えてましたよ^^;
なんて恐ろしい(苦笑)。
でも、変なホラーよりずっとおもしろかったです。なぜか家族3人で観ました。
フラッシュダンス!言われて初めて気が付きましたが、たしかにそっくりです。
今度こそ大丈夫か?
書き上げたのに、一気に脱力感きますよね^^;
ワタシも数回ありましたが、結構辛いもんです。
>でも、変なホラーよりずっとおもしろかったです。なぜか家族3人で観ました。
元祖『エクソシスト』のようなエンタメ系じゃないところが
逆にリアルで好感持てましたよ。
家族で並んでご覧になったのですね(←って、あたりまえ、縦に座ってどうするっての)^^
ジェニファー・ビールスにも見えたし
今度の若き日のプロフェッサーXを演じるジェームズ・マカヴォイくんにも見えるし^^
>今度こそ大丈夫か?
今度は大丈夫!メモ帳にコピペしてからだね(笑)