評価:★★★【3点】
巷の高評価に釣られ、スルーのままでいけない映画と判断。
まずは自分の目で確かめよう!ってことで行ってきた。
◇
1944年(昭和19年)2月。
絵を描くことが好きな18歳のすずは、急に縁談話が持ち上がり、
あれよあれよという間に広島市から海軍の街・呉に嫁にやってくる。
彼女を待っていた夫・北條周作は海軍で働く文官で、
幼い頃に出会ったすずのことが忘れられずにいたという一途で
優しい人だった。
こうして北條家に温かく迎えられたすずは、
見知らぬ土地での生活に戸惑いつつも、
健気に嫁としての仕事をこなしていく。
戦況が悪化し、配給物資が次第に減っていく中でも、
すずは様々な工夫を凝らして北條家の暮らしを懸命に守っていく。
そんなある日、道に迷っていたところを助けられたのがきっかけで、
遊女のリンと仲良くなっていくすずだったが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、こんなものかという印象。
大方、いや大半、いやいやすべての方が大絶賛されてる中で
こういう評価を表にさらすのもなかなか勇気がいる|д゚)
最初に目に飛び込んでくる独特のやわらかい画風。
これは、主人公すずが持つ素朴で可愛いくのんびり屋の
そのなんとも言えない魅力がアナログ風な画にマッチしている。
ただ、この作画を個人的好みからいえば、あまり好きではない。
こういう作画タッチはどう見方を変えようとしても
動く絵本という個人的感覚からか劇中の登場人物に感情移入できない。
できれば、リアルな実写映像で表現してくれた方が嬉しい。
そして、本作の絵本を彷彿させる意味からすれば
ここはモノクロで押し通し、例の原爆投下のキノコ雲のところから
徐々にカラーに移行していくのも面白いかもしれない。
またはその逆とか。
物語は、戦中戦後の動乱期にたくましく生きた主人公と
その周りの人々との関わりなど庶民の目線で描かれるからこそ
胸を打ち砕くのだろう。
【今週のツッコミ】
・2011年に実写テレビドラマがあったそうでヒロインに北川景子ですか。
ワタシがキャスティングするなら迷いなく綾瀬はるか。
いや、声を担当した“のん”こと能年玲奈ご本人でいいかも。
・一夜の宿を求め港から近い北條家を訪れる幼なじみの水平こと水原哲。
すずが彼への淡い恋心をここで告白するシーンにドキドキ。
いや、ハラハラしたのかも。
夫は玄関戸のカーテンを閉めながら拳が震えていたことだろう。
・予期しない状態で爆弾に被曝する瞬間って、きっとあんな風かも。
あの表現はアニメだからこそだな。上手いと思った。
-----------------------------------------------------------
監督:片渕須直
脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
声の出演:のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ/岩井七世/
『この世界の片隅に』
巷の高評価に釣られ、スルーのままでいけない映画と判断。
まずは自分の目で確かめよう!ってことで行ってきた。
◇
1944年(昭和19年)2月。
絵を描くことが好きな18歳のすずは、急に縁談話が持ち上がり、
あれよあれよという間に広島市から海軍の街・呉に嫁にやってくる。
彼女を待っていた夫・北條周作は海軍で働く文官で、
幼い頃に出会ったすずのことが忘れられずにいたという一途で
優しい人だった。
こうして北條家に温かく迎えられたすずは、
見知らぬ土地での生活に戸惑いつつも、
健気に嫁としての仕事をこなしていく。
戦況が悪化し、配給物資が次第に減っていく中でも、
すずは様々な工夫を凝らして北條家の暮らしを懸命に守っていく。
そんなある日、道に迷っていたところを助けられたのがきっかけで、
遊女のリンと仲良くなっていくすずだったが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、こんなものかという印象。
大方、いや大半、いやいやすべての方が大絶賛されてる中で
こういう評価を表にさらすのもなかなか勇気がいる|д゚)
最初に目に飛び込んでくる独特のやわらかい画風。
これは、主人公すずが持つ素朴で可愛いくのんびり屋の
そのなんとも言えない魅力がアナログ風な画にマッチしている。
ただ、この作画を個人的好みからいえば、あまり好きではない。
こういう作画タッチはどう見方を変えようとしても
動く絵本という個人的感覚からか劇中の登場人物に感情移入できない。
できれば、リアルな実写映像で表現してくれた方が嬉しい。
そして、本作の絵本を彷彿させる意味からすれば
ここはモノクロで押し通し、例の原爆投下のキノコ雲のところから
徐々にカラーに移行していくのも面白いかもしれない。
またはその逆とか。
物語は、戦中戦後の動乱期にたくましく生きた主人公と
その周りの人々との関わりなど庶民の目線で描かれるからこそ
胸を打ち砕くのだろう。
【今週のツッコミ】
・2011年に実写テレビドラマがあったそうでヒロインに北川景子ですか。
ワタシがキャスティングするなら迷いなく綾瀬はるか。
いや、声を担当した“のん”こと能年玲奈ご本人でいいかも。
・一夜の宿を求め港から近い北條家を訪れる幼なじみの水平こと水原哲。
すずが彼への淡い恋心をここで告白するシーンにドキドキ。
いや、ハラハラしたのかも。
夫は玄関戸のカーテンを閉めながら拳が震えていたことだろう。
・予期しない状態で爆弾に被曝する瞬間って、きっとあんな風かも。
あの表現はアニメだからこそだな。上手いと思った。
-----------------------------------------------------------
監督:片渕須直
脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
声の出演:のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ/岩井七世/
『この世界の片隅に』
どちらも2回目でも沁みました。
今やっと入れることに気づきました^^;
お~再見されたのですね。
「君の名は」の方は冬休みにもう一回行こうか考えたのですが
結局行かず^^;
しかし、未だに新作映画並みの上映回数には驚きです。
さすが興行収入200億突破のモンスター映画ですね。
夏休みに必ずTVで放映される「蛍の~」ですが、
来年からこちらになるといいなぁと思います。
君の名はには、らしいアニメとしか思えなかったのですが(決して君の名はを悪いと言ってない、普通にいいアニメだと思っています)、こちらは、なんていうか、良かったです。
アニメだから表現できることのような気がしました。
戦争時代の田舎の生活を感じました。
そうそう、母は疎開をしたそうですが、空襲は知らないとのことでした。島根の話ですから。
呉と言う田舎は、やはり普通の田舎生活ではなかったのですよね。
そうそう!夏休み恒例の『火垂るの墓』ですけど
ワタシ、反戦映画の中でもっとも苦手なアニメなんですよね^^;
なので、言われるように、こちらになるとホントいいですよね(笑)
>こちらは、なんていうか、良かったです。
主人公の声とキャラが絶妙でしたよね!
でも、あの作画タッチはどうにも、、、すみません
ワタシの父は大木の影からB29を見上げていたと言ってましたが
同じく空襲を経験したことはなかったみたいです。
モンペってあんな風に着物を改良していたとは知りませんでした。