評価:★★☆【2,5点】
その造形をなんとか・・・
禁断の実験で生まれた“美しき新生命体”──
人類はその進化に後悔する。
製作費のほとんどをクリチャーのデジタル造形に費やしたという。
デジタルと言ってもリアルな人間にホンの少し手を加え
それによる効果は完全なるデジタル処理のものより
遥かにショッキングなものへとなっている感じだった。
こういう映画は好きなんですね~。
ある種、フランケンシュタイン映画のような期待感を持って
観てきました。
◇
禁断の遺伝子操作で新種の生命を創り出してしまった科学者夫婦を
待ち受ける衝撃の運命を描くSFスリラー。
科学者夫婦のクライヴとエルサは、人間と動物のDNAを掛け合わせて
未知の生命体を創り出す禁断の実験に魅せられてしまい、
やがて現実にひとつの生命が誕生してしまう。
2人はその生き物を“ドレン”と名付け、極秘に育て始める。
するとドレンは驚くべき速さで成長し、
あっという間に美しい女性の姿へと変貌を遂げるのだったが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレあります】
どうみてもモスラからゴジラの息子(ミニラ)を経て
尼さん風になったと言うのは失礼ですかね^^;
でも、幼女から女性に変わってからのその横顔だけは
なかなかの美人に見えましたが・・・。
演じているのはデルフィーヌ・シャネアックというフランスの女優さん。
本人の顔を見る限り、デジタル処理をしたのは、そのお目目。
もちろん膝から下のものは言うに及ばずですが^^;
実は序盤の10分程度ではありますが寝てしまいました(爆)
なので彼女は人間と何を掛け合わせたのかを知らないのです^^;
サイトを覗くとネズミとか言ってますけどそうなんでしょうか。
それにしては・・・というよりも
いつも思うんですが、なんで羽根を追加するんでしょう?
過去映画を見てもこういうタイプのクリーチャーは
挙って羽根付きというパターンが多いのです。
ワタシが求めているのは、せっかく最低限のデジタル処理なので
もっとリアルな造形にしてもらいたかった。
自称・造作クリーチャー愛好家のワタシにとっては
羽根は完全なる異物という認識しかありませんでしたから。
さて、物語の方では
ベースとなっているのが不治の病の新治療薬開発。
ところがこの化学者夫婦には子供が居ない。
妻の幼少期に母親から受けた虐待がもとで子を作れないでいた。
そんな彼女が取った行動が、まさにこの映画のいう
禁断の実験で生まれた新生命体ということです。
急速に成長していく新生命体のドレンを
密かに育てていき、次第に手に負えなくなったときに
物語は加速していくのですが、これがなんともチープな世界。
なんともこじんまりとした小さな事件としか見られない。
これだけのものを造作しておきながら秘密裏とはいえ
世間の様子をまったく描いてないので完全B級映画に成り下がっている。
そしてトドメはドレンが○○に成長変化したところでしょうか。
ココから本作のお楽しみを奪い取られた感じで残念でならない。
追記)
・池に沈んでいたあのひとのことをもう少し触れて欲しかった。
・ドレンが自我に目覚める過程こそ最大の見せ場か?
・結局、ドレン自体は妊娠しなかったってことですね(爆)
・ラストのサラ・ポーリーの後ろ姿で予想はついていた。
-----------------------------------------------------------
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ/アントワネット・テリー・ブライアント/
撮影:テツオ・ナガタ
音楽:シリル・オフォール
出演:エイドリアン・ブロディ/サラ・ポーリー/デルフィーヌ・シャネアック/
『スプライス』
その造形をなんとか・・・
禁断の実験で生まれた“美しき新生命体”──
人類はその進化に後悔する。
製作費のほとんどをクリチャーのデジタル造形に費やしたという。
デジタルと言ってもリアルな人間にホンの少し手を加え
それによる効果は完全なるデジタル処理のものより
遥かにショッキングなものへとなっている感じだった。
こういう映画は好きなんですね~。
ある種、フランケンシュタイン映画のような期待感を持って
観てきました。
◇
禁断の遺伝子操作で新種の生命を創り出してしまった科学者夫婦を
待ち受ける衝撃の運命を描くSFスリラー。
科学者夫婦のクライヴとエルサは、人間と動物のDNAを掛け合わせて
未知の生命体を創り出す禁断の実験に魅せられてしまい、
やがて現実にひとつの生命が誕生してしまう。
2人はその生き物を“ドレン”と名付け、極秘に育て始める。
するとドレンは驚くべき速さで成長し、
あっという間に美しい女性の姿へと変貌を遂げるのだったが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレあります】
どうみてもモスラからゴジラの息子(ミニラ)を経て
尼さん風になったと言うのは失礼ですかね^^;
でも、幼女から女性に変わってからのその横顔だけは
なかなかの美人に見えましたが・・・。
演じているのはデルフィーヌ・シャネアックというフランスの女優さん。
本人の顔を見る限り、デジタル処理をしたのは、そのお目目。
もちろん膝から下のものは言うに及ばずですが^^;
実は序盤の10分程度ではありますが寝てしまいました(爆)
なので彼女は人間と何を掛け合わせたのかを知らないのです^^;
サイトを覗くとネズミとか言ってますけどそうなんでしょうか。
それにしては・・・というよりも
いつも思うんですが、なんで羽根を追加するんでしょう?
過去映画を見てもこういうタイプのクリーチャーは
挙って羽根付きというパターンが多いのです。
ワタシが求めているのは、せっかく最低限のデジタル処理なので
もっとリアルな造形にしてもらいたかった。
自称・造作クリーチャー愛好家のワタシにとっては
羽根は完全なる異物という認識しかありませんでしたから。
さて、物語の方では
ベースとなっているのが不治の病の新治療薬開発。
ところがこの化学者夫婦には子供が居ない。
妻の幼少期に母親から受けた虐待がもとで子を作れないでいた。
そんな彼女が取った行動が、まさにこの映画のいう
禁断の実験で生まれた新生命体ということです。
急速に成長していく新生命体のドレンを
密かに育てていき、次第に手に負えなくなったときに
物語は加速していくのですが、これがなんともチープな世界。
なんともこじんまりとした小さな事件としか見られない。
これだけのものを造作しておきながら秘密裏とはいえ
世間の様子をまったく描いてないので完全B級映画に成り下がっている。
そしてトドメはドレンが○○に成長変化したところでしょうか。
ココから本作のお楽しみを奪い取られた感じで残念でならない。
追記)
・池に沈んでいたあのひとのことをもう少し触れて欲しかった。
・ドレンが自我に目覚める過程こそ最大の見せ場か?
・結局、ドレン自体は妊娠しなかったってことですね(爆)
・ラストのサラ・ポーリーの後ろ姿で予想はついていた。
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監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ/アントワネット・テリー・ブライアント/
撮影:テツオ・ナガタ
音楽:シリル・オフォール
出演:エイドリアン・ブロディ/サラ・ポーリー/デルフィーヌ・シャネアック/
『スプライス』
タイトルは「結合」って意味とか。
ワタシの好きな言葉かも、知れません(おい)
掲載画像の、何とも言えない(色の)トーンがイイですね。
何となく『ソラリス』を連想してしまいました。
(ソダーバーグのリメイクのヤツね)
“禁断の実験による新生命体”
ワタクシ、こういうキャッチコピーにかなり弱いです^^
そこに出てくる造形がどんなものかというところに興味津々となります。
>掲載画像の、何とも言えない(色の)トーンがイイですね。
>何となく『ソラリス』を連想してしまいました。
キャメロン製作、クルーニー主演のやつですよね。
これは未見なんですよ(笑)
ワタシとしてはそっちの方が面白そうって感じです。
本作、色のトーンは監督がかなり拘ったそうですよ。
影の部分に艶を与えたとか言ってますけど
なんかイメージしにくいですよね^^;