評価:★★★☆【3,5点】
重厚な時代劇に渡辺謙はピッタリ合うね。
腕は立つがそれをひた隠しにし最後に思いっきりお披露目する。
こういう作風はどんなジャンルに於いても大好きです。
◇
1880年、北海道。
かつて幕府軍最下層の兵士として幕末の志士を斬りまくり、
“人斬り十兵衛”と恐れられた男、釜田十兵衛。
彼は、落ち延びたこの地で一人の女性と出会い、所帯を持つ。
その妻は3年前に他界し、今は残された2人の子どもと共に
つましく静かな生活を送っていた。
しかし、最北の地での暮らしは過酷を極め、
食べるものにも事欠く有様。
そんな時、かつて幕府軍として一緒に戦った仲間、
馬場金吾が現われ、賞金首の話を持ちかける。
“一緒に来てくれるだけでいい”と言う金吾に対し、
もう人殺しはしないという亡き妻との約束を理由に、
一度はこの申し出を断る十兵衛だったが…。
<allcinema>
◇
オリジナルの映画も思いっきり暗くどんよりしてましたが
このリメイクもそれに負けないくらい暗かった。
台詞の少なさもオリジナルとほとんど同じ。
ただし今回は沢田五郎という新キャラ?追加により
物語に幅が出来た感じで、ワタシ的には五郎のお陰で
面白く観られました。
っていうか、オリジナルの細かいところ忘れてるので
もしかしたら先住民の若者が出ていたかもしれません^^;
【今週のツッコミ】
・五郎に菊千代キャラ(七人の侍の三船敏郎)を追加した?
見た目の山猿、おっちょこちょい、腕っ節は若干劣るも
なぜかコルトの取り扱いは馴れている。
・先立たれた妻が空から見張ってる!
普通ココまで言わないでしょうけど、真人間過ぎて
まったく面白みに欠けるというキャラもいいものだ。
・あんな下手な似顔絵で手配書配られてもな~^^;
・あいつか?たぶんあいつだ、このアヤフヤな会話で
成立するのも怖い気がする。
・女郎の中でいちばん綺麗なのを!って“なつめ&お梶”くらいしか^^;
・『アウトレイジ』から國村隼氏がお気に入りに(笑)
今回もいい味出してました。
・クリント・イーストウッド≒渡辺謙←問題なし同等
モーガン・フリーマン≒柄本明←問題なし同等
ジーン・ハックマン>佐藤浩市←もうひとつ魅力がない。
・錆びた剣太刀は鞘から抜けないらしい(笑)
・北大路に返した無残な剣太刀はどうやって細工したの?
どんな焼入れ仕様だったのか気になるところ。
・鞘の仕掛けは隠し杭でロックしてあったのか(笑)
・五郎がトイレの手配犯と対峙したとき躊躇した瞬間が
なかなか絶妙だった。
致命傷となった脇腹へのひと突きはボクシングのレバー攻撃のよう^^
------------------------------------------------------------
監督:李相日
脚本:李相日
撮影:笠松則通
音楽:岩代太郎
出演:渡辺謙/柄本明/佐藤浩市/柳楽優弥/忽那汐里/國村隼/小池栄子
『許されざる者』
重厚な時代劇に渡辺謙はピッタリ合うね。
腕は立つがそれをひた隠しにし最後に思いっきりお披露目する。
こういう作風はどんなジャンルに於いても大好きです。
◇
1880年、北海道。
かつて幕府軍最下層の兵士として幕末の志士を斬りまくり、
“人斬り十兵衛”と恐れられた男、釜田十兵衛。
彼は、落ち延びたこの地で一人の女性と出会い、所帯を持つ。
その妻は3年前に他界し、今は残された2人の子どもと共に
つましく静かな生活を送っていた。
しかし、最北の地での暮らしは過酷を極め、
食べるものにも事欠く有様。
そんな時、かつて幕府軍として一緒に戦った仲間、
馬場金吾が現われ、賞金首の話を持ちかける。
“一緒に来てくれるだけでいい”と言う金吾に対し、
もう人殺しはしないという亡き妻との約束を理由に、
一度はこの申し出を断る十兵衛だったが…。
<allcinema>
◇
オリジナルの映画も思いっきり暗くどんよりしてましたが
このリメイクもそれに負けないくらい暗かった。
台詞の少なさもオリジナルとほとんど同じ。
ただし今回は沢田五郎という新キャラ?追加により
物語に幅が出来た感じで、ワタシ的には五郎のお陰で
面白く観られました。
っていうか、オリジナルの細かいところ忘れてるので
もしかしたら先住民の若者が出ていたかもしれません^^;
【今週のツッコミ】
・五郎に菊千代キャラ(七人の侍の三船敏郎)を追加した?
見た目の山猿、おっちょこちょい、腕っ節は若干劣るも
なぜかコルトの取り扱いは馴れている。
・先立たれた妻が空から見張ってる!
普通ココまで言わないでしょうけど、真人間過ぎて
まったく面白みに欠けるというキャラもいいものだ。
・あんな下手な似顔絵で手配書配られてもな~^^;
・あいつか?たぶんあいつだ、このアヤフヤな会話で
成立するのも怖い気がする。
・女郎の中でいちばん綺麗なのを!って“なつめ&お梶”くらいしか^^;
・『アウトレイジ』から國村隼氏がお気に入りに(笑)
今回もいい味出してました。
・クリント・イーストウッド≒渡辺謙←問題なし同等
モーガン・フリーマン≒柄本明←問題なし同等
ジーン・ハックマン>佐藤浩市←もうひとつ魅力がない。
・錆びた剣太刀は鞘から抜けないらしい(笑)
・北大路に返した無残な剣太刀はどうやって細工したの?
どんな焼入れ仕様だったのか気になるところ。
・鞘の仕掛けは隠し杭でロックしてあったのか(笑)
・五郎がトイレの手配犯と対峙したとき躊躇した瞬間が
なかなか絶妙だった。
致命傷となった脇腹へのひと突きはボクシングのレバー攻撃のよう^^
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監督:李相日
脚本:李相日
撮影:笠松則通
音楽:岩代太郎
出演:渡辺謙/柄本明/佐藤浩市/柳楽優弥/忽那汐里/國村隼/小池栄子
『許されざる者』
オリジナルでは単に賞金稼ぎだけの人じゃなかったらしいですが、観てないのでわかんない。観ないとなあ。。
>9月公開の『クロニクル』は首都圏限定?
2週間限定、千円で観賞できるとか何とか映画館に書いてありましたけど、ほんとなんですかね?よくわかりません。
國村さんの少し抑えた台詞回しが彼の凶暴性を逆に煽っているようで(笑)
しかも最後にかならずボコボコ状態にされるってパターンに笑ってしまいます。
できれば、佐藤氏の大石を彼に演じてもらいたかったな~^^
そうそう、クロニクル!期待値マックスだったからショックが大きいです(爆)
ただ、もう少し「剣の戦い」が観たかったように思いました。
冒頭の「追っ手をやっつけるシーン」が、ちょっとジョン・ランボー入ってましたね(=^_^=)
お!期待通りでしたか~^^
そうなんですよね。冒頭のシーンといい、クライマックスとか“人切り伝説”のすごいところ見たかったのに
そこんところがチョット消化不良でした^^;
設定も50代ということで体力の衰えみたいなことを忠実に再現してたのでしょうかね~。
ランボーのように団体さんをやっつける場合は最後尾から静かにやってしまえみたいな(笑)
あの枝ってひとを突きさすくらいの強度あったのかチョット微妙でしたよ(笑)
五郎は絶対三船敏郎を意識してますよね。(お髭ガシガシのとこなんか)
キャストはとても良かったと思うのですが、佐藤浩市だけはジーン・ハックマンの絶対権力者振りに比べるとちょっと弱かったですね。
たった今、録画しておいたオリジナル版見終えました(笑)
マニーを誘いに来たのは近眼坊やだったのね。
リメイクがあーだったから、てっきりモーガンが来るのかと思ってましたよ。
五郎は三船を真似て、しかも『七人の侍』の菊千代キャラまんまでしたね(笑)
でも、似合ってたから作品の中でいちばん輝いてました。
そうそう佐藤さんとハックマンではライト級とヘビー級くらいの格差がありました(笑)
あと、門松のように置かれてた彼、雪をかぶりどこかミケランジェロの彫刻のようでしたよね(爆)
そうなんですよね。
もっとも十兵衛が見ず知らずの若造の誘いを簡単に受けるとは思えないので
こちらの方が自然だとは思いますが。
柳楽くんが一番輝いていたというのは同感です。
そして佐藤浩市のキャラは、あれでは「地獄で待ってる」の台詞は言わせられないよなぁ、と思いました^^;
何度でも全然OKですよ~(爆)
逆に嬉しいです(笑)
十兵衛の家にあの五郎が誘いに来たら、、、
いやいや、全く想像できません(笑)
たぶん、馬糞投げられるのがオチですよね^^;
>佐藤浩市のキャラは、あれでは「地獄で待ってる」の台詞は言わせられないよなぁ
おそらく、柄本さんが生きていたなら十兵衛の陰に隠れながら失笑してますよね(笑)
ちなみに、ワタクシ佐藤浩市さんの演技ってイマイチ苦手なんですよ。
本作の輝き度からいえば柳楽>國村>柄本>渡辺>小池の順でしょうか(笑)