映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

16ブロック (フリーパス11本目)

2006年10月15日 09時46分16秒 | 映画 英数行
評価:★★★★

アルコール依存症で、人生を捨てたニューヨーク(NYPD)のひとりの刑事ジャック・モーズリー。彼は夜間の職務を終え、疲れきった身体で署に戻ると、上司からいきなり残業要請(笑)最初は断るが、しつこく言われ渋々OK。

この刑事のキャラクターには唖然である。デスクの引き出しには酒、裁判所に証人を護送中に酒を買い飲酒運転するわで、どうしようもないダメ刑事だ。今回は役作りのために、メイクアップで浮き出た毛細血管や荒れた肌を作っています。彼が老けたように見えたのは、このメイクアップによるもの。ここ最近では珍しくスキンヘッドでなくウィッグを着用していました(逆に本当の彼の毛髪状態が気になってしまった)

10年前なら、この刑事キャラのはまり役といえば「蜘蛛女」に出てた『ゲイリー・オールドマン』だったりします(笑)

この映画はスケールを小さくした「ダイハード」のようだ。2時間で16ブロック先の目的地まで証人を護送するという、普通に考えればものすごく単純で簡単な仕事。最初はNYPDの車で護送するのだが、最初の襲撃を受け車は大破。そこから徒歩による護送になる辺りから非常にスリリングな展開になっていく。自らも命の危険を晒しながら、証人の安全を第一に護送をするという非常に頼もしいブルース・ウィルスになる。





路上で一発で仕留めるカットは最高!まるで「ダイハード」のマクレーン刑事の復活だ。ストーリーはシンプルで判り易くて、現実に起こりうるような等身大なところが良い。ラストは意外にもホロリとさせられる。



証人役を演じたモス・デフの台詞回しは独特のものがあった。あの舌足らずは妙に印象に残り、少しかわいそうな人物設定にしてあったところがミソかな。



個人的には執拗に証人を消そうと、ふたりを追い掛け回していたフランク刑事(デヴィッド・モース)がお気に入りでしたね。



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監督:リチャード・ドナー
脚本:リチャード・ウェンク
撮影:グレン・マクファーソン
音楽:クラウス・バデルト

出演:ブルース・ウィルス/デス・モフ/デヴィッド・モース/ジェナ・スターン

『16ブロック』オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/16blocks/

ロッキー・ザ・ファイナル 2007.4.20(FRI) ROADSHOW


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2 コメント

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ブルース・ウィルス (rika)
2006-10-22 22:45:17
ブルース・ウィルスふけて見えましたね

そういうメークをしていたんですかーー。

ラストの場面の顔を見てそんなにふけてないじゃん

と思っていたんですが、そういうメイクとは知りませんでした。



犯人が最初に襲ってきて、死にそうな飲んだくれ男が

敏捷な野生動物に変身するような躍動感があって

なかなか好きでした。もう一度くらい見てもいいかも
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豹変! (ituka)
2006-10-23 10:07:02
遠目から銃をチラつかせた怪しい男を見て、フラフラしていたモーズリーが、一瞬でマクレーンに豹変(笑)

あの時のカメラが回って360度からモーズリーを映したカットは・・・そうですね鳥肌が立ちましたよ(笑)



期待以上の作品で大満足しました(笑)
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