評価:★★★★☆【4,5点】
人間ドラマは弱いけど、市街戦のリアルさに圧倒される。
序盤のニュース映像なんて
まるで実際に起こっているかのような臨場感。
現実にもしもこんなことが起きたとしたらレポーターの中継や
アナリストによる分析など、おそらくこんな感じかもな~。
そういう意味では過去の未曾有のニュースなんかと比べてみると
案外巧い演出だったと思います。
いかにも本物らしく!
これぞフェイクドキュメンタリーの決定版と認めたい!
◇
ある日、大量の隕石が地球に降り注ぐ。
しかしそれは単なる隕石ではなかった。
数時間後、世界中の都市は未知の敵による大規模かつ
容赦のない攻撃によって次々と陥落していく。
そしてロサンゼルスも、もはや壊滅寸前に。
そんな中、ロサンゼルス西警察署に逃げ遅れた民間人5人が
取り残されていた。
彼らを救出すべく、退役間近のベテラン兵士ナンツ軍曹をはじめ
10人からなる海兵隊2-5小隊が、
瓦礫の山と化した市街地へと進入していくのだが…。
<allcinema>
◇
いいね!
結論から言えば、主人公となるナンツ軍曹の過去のトラウマを
今回の戦争を通し自分なりに決着を付ける内容です。
ということでそこら辺りが唯一のドラマとなる部分ですが
冒頭の侵略者による攻撃があって、一個小隊の任務にスポットを当て
物語は進行していきます。
小隊の若者の個別の紹介が早過ぎて最初は付いて行けません(笑)
しかしながら、ここで置いてけぼりを食ったらいけないと思い
自分なりにそれぞれのキャラの特徴を必死に見つけなければならない。
そんな苦労はありましたが、観終わってみれば大した問題ではなかった(爆)
アーロン・エッカート演じる退役間近の軍曹の寡黙なキャラは
賛否が分かれてしまう微妙な感じではないだろうか。
ワタシ的にはアウトローっぽいキャラが似合うマイケル・マドセンが
主人公であった方がもっとエンタメ性があったと思うし
そっちのキャラにした方が人間ドラマに深みが増す予感があったりして。。。
未知の侵略者の総攻撃をよくよく考えれば
現段階での人類とそんなに大差ない武器を使用してたのが興味深かった。
おそらく『第9地区』でのエイリアンと似たような知能なのかな~と。
見た目こそ異様な造形をしてたものの人類の200年後の英知レベルと
勝手に判断してました。
本作を高評価にした判断基準は、なんといっても
リアル感に尽きますね。
海兵隊の普段の陽気な会話から、いざ出陣となったときの
相手の情報がまったくないという不安と海兵魂の意地が交錯し
最前線に近づくにつれ士気を高めるための行為などをみると
普段訓練を積んだ海兵隊といえども、やっぱり人の子なんだと。。。
米軍の最新の機材、銃器が溢れんばかりに出てくるので
そこを楽しむのもまた楽しいし、ミリタリー好きにはたまりません。
今回の映画って『スカイライン征服』の続編っぽい雰囲気。
それともあの時の別のところで起こっていたドラマを見ていると
勝手に想像してみるのもまた話のネタになりそうですね。
おまけ)
・銃と身体が一体になっていると聞いたときは少々不安になったけど
一匹のエイリアン解体ショーでメカっぽくなかったので安心しました。
・『トランスフォーマー』で海兵隊が持っていた照準レーザーって
ポケットサイズだったけど、今回は家庭用プリンターくらい大きかった。
・今の若き海兵隊はジョン・ウェインを知らないらしい。
っていうか、そこでジョン・ウェインを出す時点でスベってた気がしたが。
・なんであそこで最後のミサイルと分ったのか謎です。
・スピルバーグの『宇宙戦争』のときのように人知を遥かに超えてはいなかった。
その証拠に宇宙船には最大の防御となるバリアがなかったし(笑)
・ブリジット・モイナハンが相変わらず魅力的な獣医さんを好演。
・ミシェル・ロドリゲスの女性戦士は今回は少々大人し目だったが
「口に粘液が入った!」発言に萌えてしまった(おい)
・マイケル・ペーニャと息子の最後のシーンのダメさ加減はなんとかして!
せめて消防士役くらいにしてくれないと感情移入できません。
・民間人5人のなかの少女ふたりがやたら可愛かったけど、アレって誰?
・手榴弾を投げ込む投球フォームこそスローイングが大事。
・士官学校出のエリート少尉とナンツ軍曹の確執を
もうちょっと描き込んでくれたら、もっと見どころ満載になったのに!
・効果音楽の使い方が単調でイマイチ盛り上がりに欠けていた。
この辺りはテレビドラマのような安っぽさがあったように感じた。
でも、効果音はものすごくリアルでそれは評価します。
・なんだかんだ言っても、こういうフェイク・ドキュメンタリー映画って
ワタシは大好きなジャンルなんですよ^^
---------------------------------------------------------------------------
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:クリストファー・バートリニー
撮影:ルーカス・エトリン
音楽:ブライアン・タイラー
出演:アーロン・エッカート/ミシェル・ロドリゲス/ラモン・ロドリゲス/
ブリジット・ モイナハン/マイケル・ペーニャ/
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』
人間ドラマは弱いけど、市街戦のリアルさに圧倒される。
序盤のニュース映像なんて
まるで実際に起こっているかのような臨場感。
現実にもしもこんなことが起きたとしたらレポーターの中継や
アナリストによる分析など、おそらくこんな感じかもな~。
そういう意味では過去の未曾有のニュースなんかと比べてみると
案外巧い演出だったと思います。
いかにも本物らしく!
これぞフェイクドキュメンタリーの決定版と認めたい!
◇
ある日、大量の隕石が地球に降り注ぐ。
しかしそれは単なる隕石ではなかった。
数時間後、世界中の都市は未知の敵による大規模かつ
容赦のない攻撃によって次々と陥落していく。
そしてロサンゼルスも、もはや壊滅寸前に。
そんな中、ロサンゼルス西警察署に逃げ遅れた民間人5人が
取り残されていた。
彼らを救出すべく、退役間近のベテラン兵士ナンツ軍曹をはじめ
10人からなる海兵隊2-5小隊が、
瓦礫の山と化した市街地へと進入していくのだが…。
<allcinema>
◇
いいね!
結論から言えば、主人公となるナンツ軍曹の過去のトラウマを
今回の戦争を通し自分なりに決着を付ける内容です。
ということでそこら辺りが唯一のドラマとなる部分ですが
冒頭の侵略者による攻撃があって、一個小隊の任務にスポットを当て
物語は進行していきます。
小隊の若者の個別の紹介が早過ぎて最初は付いて行けません(笑)
しかしながら、ここで置いてけぼりを食ったらいけないと思い
自分なりにそれぞれのキャラの特徴を必死に見つけなければならない。
そんな苦労はありましたが、観終わってみれば大した問題ではなかった(爆)
アーロン・エッカート演じる退役間近の軍曹の寡黙なキャラは
賛否が分かれてしまう微妙な感じではないだろうか。
ワタシ的にはアウトローっぽいキャラが似合うマイケル・マドセンが
主人公であった方がもっとエンタメ性があったと思うし
そっちのキャラにした方が人間ドラマに深みが増す予感があったりして。。。
未知の侵略者の総攻撃をよくよく考えれば
現段階での人類とそんなに大差ない武器を使用してたのが興味深かった。
おそらく『第9地区』でのエイリアンと似たような知能なのかな~と。
見た目こそ異様な造形をしてたものの人類の200年後の英知レベルと
勝手に判断してました。
本作を高評価にした判断基準は、なんといっても
リアル感に尽きますね。
海兵隊の普段の陽気な会話から、いざ出陣となったときの
相手の情報がまったくないという不安と海兵魂の意地が交錯し
最前線に近づくにつれ士気を高めるための行為などをみると
普段訓練を積んだ海兵隊といえども、やっぱり人の子なんだと。。。
米軍の最新の機材、銃器が溢れんばかりに出てくるので
そこを楽しむのもまた楽しいし、ミリタリー好きにはたまりません。
今回の映画って『スカイライン征服』の続編っぽい雰囲気。
それともあの時の別のところで起こっていたドラマを見ていると
勝手に想像してみるのもまた話のネタになりそうですね。
おまけ)
・銃と身体が一体になっていると聞いたときは少々不安になったけど
一匹のエイリアン解体ショーでメカっぽくなかったので安心しました。
・『トランスフォーマー』で海兵隊が持っていた照準レーザーって
ポケットサイズだったけど、今回は家庭用プリンターくらい大きかった。
・今の若き海兵隊はジョン・ウェインを知らないらしい。
っていうか、そこでジョン・ウェインを出す時点でスベってた気がしたが。
・なんであそこで最後のミサイルと分ったのか謎です。
・スピルバーグの『宇宙戦争』のときのように人知を遥かに超えてはいなかった。
その証拠に宇宙船には最大の防御となるバリアがなかったし(笑)
・ブリジット・モイナハンが相変わらず魅力的な獣医さんを好演。
・ミシェル・ロドリゲスの女性戦士は今回は少々大人し目だったが
「口に粘液が入った!」発言に萌えてしまった(おい)
・マイケル・ペーニャと息子の最後のシーンのダメさ加減はなんとかして!
せめて消防士役くらいにしてくれないと感情移入できません。
・民間人5人のなかの少女ふたりがやたら可愛かったけど、アレって誰?
・手榴弾を投げ込む投球フォームこそスローイングが大事。
・士官学校出のエリート少尉とナンツ軍曹の確執を
もうちょっと描き込んでくれたら、もっと見どころ満載になったのに!
・効果音楽の使い方が単調でイマイチ盛り上がりに欠けていた。
この辺りはテレビドラマのような安っぽさがあったように感じた。
でも、効果音はものすごくリアルでそれは評価します。
・なんだかんだ言っても、こういうフェイク・ドキュメンタリー映画って
ワタシは大好きなジャンルなんですよ^^
---------------------------------------------------------------------------
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:クリストファー・バートリニー
撮影:ルーカス・エトリン
音楽:ブライアン・タイラー
出演:アーロン・エッカート/ミシェル・ロドリゲス/ラモン・ロドリゲス/
ブリジット・ モイナハン/マイケル・ペーニャ/
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』
前半のヘリを巡る展開は「如何にも、離陸した瞬間にアレやろな~」と予想がつきました(=^_^=)
また、あのパパの戦場適応能力の高さには、驚かされました。
絶対に“戦場で人を撃った事あるやろ!”と思いましたもん。
まったくその通りですね!
大統領自ら戦闘機を操縦する突っ込みなんか大したことではないです(笑)
あそこのヘリの展開は、まんま『スカイライン』じゃん!って感じでしたよ。
>また、あのパパの戦場適応能力の高さには、驚かされました。
さすがマイケル・ペーニャ!
あの動きは民間人じゃないですよね(笑)
また、誰でも簡単に撃てる機関銃っていうのも
ある意味、興味深かったです^^
映像には終始おぉとなりましたが、ドラマ部分に感情移入できなくって、長すぎる戦闘シーンに睡魔が…(絶対そこで死ぬ>爆)
おっしゃるように、リアルなつくりでした。、宇宙船の司令船にバリアーがなかったのは、本物ぽかったです。バリアーがあるなら、あんなふうに隠さないでしょうし。
>大統領自ら戦闘機を操縦
ぷぷぷですよね
でも、ID4くらいの楽しさがあればなぁ~~(笑)
自らを世界警察と豪語するアメリカの軍事力ココにあり!っていう映画です(そうなの)
映像は良かったですよね!
最前線に集結したときの小隊の頭上にすでに戦闘が始まっている画が生々しかったです。
もしもこんな侵略があったならこの映画を観てシミュレーションしてね!
っていうメッセージを言いたかった監督だと勝手に解釈してました(笑)
『ID4』のようなエンタメ性は余りなかったですね。
でもアメリカ海兵隊の実情があんなものっていうことが分っただけで収穫かな~(笑)
たまに覗かせて、頂いても、中々、itukaさんと鑑賞映画が、被らなくって(^^;
やっと、被りました(笑)
>フェイクドキュメンタリーの決定版
上手い!確かに\(^O^)/
私は、寡黙で真面目なアーロン良かったと思いますが、確かに、マイケル・マドセンのアウトロー的な主人公も面白かったかもしれませんね(^_-)-☆(ジョニーの「フェイク」のイメージ強いです^^)
ジョン・ウェインって(^^;この作品を観た若いかたに、わかるんでしょうかね(ーー;)
考えたら、局所的な一小隊のエイリアンとの
戦いで、こじんまりしたお話なんですが、
臨場感溢れる映像、泣かされる人間ドラマと
エンタメな作品にもなっていて、私も楽しめました♪
真面目なアーロンは良かったです!^^
真面目で誠実で部下を想いやり、なんて素晴らしい軍曹なんでしょう。
でも、もう少し明るかったらいうことなかったんですけどね^^;
アウトローだと、また違った作品になったかもしれないですしね。
ジョン・ウェインって、あの兵士のように若い方は知らないと思います。
多分、あそこのシーンのやり取りは意味不明ですよ^^
>考えたら、局所的な一小隊のエイリアンとの
>戦いで、こじんまりしたお話なんですが、
地球規模の話だったはずなのに、その後の他国の状況って説明あったのかな?
ナンツ2等軍曹による急所探しは世界を救いましたね。
続編は概ね表彰式から始まるんでしょうか~(って、もうないって)(笑)